今月・・・つーか今週買った本。今月買うのはジャ○プ・コミックスがメインだろーと思われるので、あとの本は姉が注文するのにまかせた!(この写真が姉への「これ買ったよー」という報告代わりでもある・・・)
「BLEACH 45」 久保帯人
じじいが表紙なので隠してみました・・・。もう45巻か!早く終わってくれないと、テ○プリみたいに私が飽きて買うのをやめちまうぞー。つーか今やほぼ惰性で買ってるだけ・・・。いくら戦闘や、よりすごい技(「お前の力はそんなものか」「ふっ・・・今のオレは50%の力しか出していない」「そうか。ならたいしたことはないな。実はオレはまだ30%の力しか見せていない」「実はオレは10%」「オレの方こそ1%だ!」とゆーくだらないこどものケンカに見えてきちゃうんですけどー)で少年読者を引きつけるったって、限度があるっつーの(少女&元少女はそんなもんはどーでもいいし)。藍染様が裏切った理由とかちゃんと明らかにして(その理由が納得できなかったらがっかりだぞ。高校生くらいの男子は理由なんかどうでもいいだろうけど、中学生以上の女子は相当の理由でないと納得しねーぞ)連載終了していただきたい。尻すぼみな幽白の二の舞はカンベンしてほしい・・・。
長くて飽き飽きっつーのはコナンも同じだなあ。いい加減黒の組織と決着つけてくれないと、コミックスは先輩から借りるからいいとして、アニメまでは見る気なくなったっつーの。(でも萌えそーな映画のときは観る・・・。今年の映画は空中に放り出されたコナンを、キッドが飛び下りて助けるところで萌え~~)でも「はじめの一歩」は80巻過ぎてもしつこく買い続けてるんだよなあ・・・。私の好みの問題なのか、展開の方向性の違いなのか。
「D.Gray-man 20」 星野桂
うわあ、絵柄が完全に少年マンガだ!しかしそれでも一時期よりはまだいいや。これで落ちついてくれ・・・。神田の再生能力の秘密と「あの人」とは誰なのか判明。これで神アレ・アレ神は苦しくなったなあ・・・って大きなお世話。じゃあ神ラビはどうよ?!(幸田はラビ受けならなんでも受けて立つ!)と思ったら・・・あ、別に全然OKだったわー。それ(原作)はそれ、これ(妄想)はこれ。
ラビはどこで何をしているのやら出番全くなし。死んでないことを祈る。いっそ出てこない方が死なないで済むかも・・・。(←ひど)
「テガミバチ 10」 浅田弘幸
しーえー!飛行船事故当時のサンダーランドJr.が若くて驚いた!(しかも美少年。リバー・フェ○ックスに似てないか?)せいぜい20歳くらい(それ以下でも通用するよ)にしか見えない。「医師」って言われているからには10代ってことはないだろうけど・・・いや、ないと言ってくれ~そもそも現在のJr.もこの頃、初登場のときより明らかに若く描かれてるよね?頼むよ~。ワタクシ「年齢差萌え」だからさー!(お前の妄想の都合は聞いてない・・・)
それに館長の年齢がますますわからなくなった。ゴーシュ失踪時すでに館長?すっごい若くして館長になってるってこと?(だってエレナ死亡時、エレナとそれほど年齢離れてない感じだったよね?)館長も若い人がなって短期間で引退しちゃうもんなの??それに持病って何??そのせいで情報屋兼怪しい薬屋(?)と親しいのかねー。
あとですね、人工太陽の胎児の姿がね、何かこういう話どこかで読んだなーと考えてたんだけど、思い出せたのが、例によって栗本薫作品だったという・・・しょーがねーよな、今までの人生で読んだ小説で一番多いのは栗本さんの作品なんだもん。(つーかこれほど多作の作家はいないっつーの)
栗本さんの初期のSF小説で、主人公が遊びで抱いた女が妊娠して、中絶させたら処置が悪かったせいで死んでしまったのだけど、その胎児は実はミュータント(おお!今や死語に近いぜ)で、残留思念である胎児の姿が空一杯に浮かぶというシーンがあるのだ・・・。ちょっと引用させてもらいます。
「この子の残留思念が──生きたい、という気持ちが──こんなにもつよかったから、この子は、死んじまったこの子はそこにそうしてあらわれて──」
「ゆっくりと、ゆっくりと、その閉ざされたまぶたが開こうとしている。
そして──それは開き……それはまっすぐにぼくを見つめた。(略)冷たく、そして悪意にみちて」
「いまやこの子どもをひきとめることのできるものは誰ひとりいないのだ。残留思念を殺したり、あるいはその力を防ぐことのできる、一体どんな兵器がぼくたちにあるというのだろう」
──栗本薫『水の中の微笑』より
このあとはっきりは書かれていないけれど、この赤ん坊の残留思念はおそらくその力で父親を、のみならず世界をも滅ぼしてしまったのだろうという余韻をもって終わります。
なんとなくね、人工太陽を形作る、胎児の母親を求める強烈な欲求(こころ)というのは、子ども、とりわけ胎児や赤ん坊のように母親がいなくては自分は生存できないものにとって、世界=自分と母親であり、それ以外のものは存在しないというエゴイスティックな自我(こころ)から来ていると思うわけ。それと、この小説で書かれた胎児の、自分が抹殺された=自分がいないのに世界も存在するはずがない=世界よ滅びよ、という強烈な意志が、同じなように感じたの・・・。
だから人工太陽というのは、そういう胎児の貪欲さを利用して人々のこころや肉体までも奪わせて、それを光に転換する装置じゃないのかなあ??そしてそういう胎児の母体にされているのが「女帝さま」じゃないのかなあ、と想像するわけです。・・・あっ、また予想してしまった!ワタクシの予想は大抵外れるからするだけムダというものなのだが!
「ベル デアボリカ 1」坂田靖子
久しぶりに買いました、坂田さん。この方の作品では「マーガレットとご主人の底抜け珍道中」がいちばん好きです。東洋・西洋問わずファンタジーやおとぎ話や、ほのぼのしたホームドラマや人情話を描かれることが多いです。
で、この本も帯に「大長編シリアスファンタジー」なんて書いてあったり、出版元が朝○新聞社(笑・・・って、笑っちゃイカンだろ)だったりするのですが・・・この帯には更に、こう書いてあった。
「若き王と魔法使い、運命の二人が出会ったその時、・・・」
うんめーのであい!しかもどっちも男!
私の中の妖怪アンテナ・・・じゃない、やおいアンテナが反応した。
いや、これファンタジーだし、王様と魔法使いが男ってフツーだろ?!なのになぜ反応する!・・・と突っ込まれても仕方ないが、反応してしまったのもまた、仕方ないのだ。そういうわけで本屋で衝動買いした。
いやー、やっぱファンタジーで運命の出会いをするのは男女じゃなくて男男でなくっちゃ読む気しねーわ、とうそぶきながら読み始めたら、「・・・あれ?」「あれれ?」と引っかかるシーンがいくつかあって、しまいにゃ、いつの間にか、王様と魔法使いはそーゆー仲になっていた・・・
この世界では魔法使いは得体の知れない魔物扱いされており、主人公の王様も、捕えた魔法使いと接するときは恐怖感でいっぱい(でも攻)。魔法使いの方も簡単に人を殺すし、「うるさくしたらあなたでも容赦しない」と眉を逆立てて怒る(なのに受)。
・・・このごろイベント会場では好みの同人誌が見つからね~、私のやおい勘も衰えたなあ・・・と思っていたが、まだ健在でしたよ!
坂田さんはJ○NEで描かれていたこともあった(ほのぼのファンタジーだったけど)ので、嫌いじゃないだろーとは思ってましたし、作品内でちょっとほのめかすこともあった。けどはっきり描いたことはなかったはず(私が知っている限りは)。なのに、ひょえー、ちゃんとキスシーンが!(しかも誘い受・・・)驚いた・・・。まさに「新境地」!(写真の帯参照)ま、今後どう展開しようとこの先もせいぜいチューくらいしか描かないと思いますけどね。・・・しかし、本当にびっくりしたなあもう・・・
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