フルール・ダンテルディ

管理人の日常から萌えまで、風の吹くまま気の向くまま

沖縄へ行ってきました②

2008年04月27日 | お出かけ

 2日目、朝7時に起床。「パンが食いたい・・・」という私の主張によって、朝食は洋食のバイキングへ。習慣で山盛りにヨーグルトを食べる。橘はオムレツを焼いてもらって満足げだ。一口食べさせてもらう。
 今日は私たちにしてはとてもアクティブな予定を組んでいた。ホテルは1日1本、ミネラルウォーターをサービスしてくれるので、それを持って8時半に出発した。今日のドライバーは私。天気は曇り。ちょっと肌寒い。
 まずは慶佐次川河口へ向かう。カヌチャベイは一番メインのリゾート地恩納村より北にあり(向こうは西側、こっちは東側だしな)、ここより北にある大規模リゾートホテルはJALプライベートリゾートオクマくらい。はっきり言って、離れ小島だ。ここまで来るとさすがに車は少なく、見かける車も地元車ばかり。坂のくねくねした道を70キロ前後で走る。・・・40キロ制限なんだけどな・・・。途中に何度も出てくる「ダチョウ牧場 ダチョウステーキ」「ダチョウ牧場 ダチョウ乗り体験」の看板が気になる・・・。乗った挙句に喰っちまうのか・・・。
 だんだんと太陽がのぼってきて、暑くなってきた。青空は見えないけど、海岸に出ると海がきれー!と叫ぶ私たち。「あー、人いねー。どこの海岸も貸切で泳げるよー」「やだよ。道路から丸見えじゃん。注目の的になるよ」ま、ね・・・。
 30分ほどで川に到着。
       
 慶佐次川の河口はヒルギ林が繁り、カヌーでヒルギ林の中の水路を探検するツアーが盛ん。しかし時間も体力もない私たちは、整えられた観察用通路を軽く散歩だ。どこかの小学生だか中学生だかが集団で、ガイドのお兄さんに連れられて、干潟の観察などしていた。ハゼとカニがいっぱいいるので「ここにエサつけて糸垂らすと、釣れそーだわ」などと話しつつ、通路を歩き終え、次の目的地へ。
 私たちがいたのは島の東海岸。ここから島を横断して西海岸に出た。途中コンビニでおにぎりなど購入し、比地キャンプ場に着いたのは11時くらい。キャンプ場入口から比地大滝まで徒歩40分くらい、と書いてあるが、すっかり体がなまりまくっている私たち。果たしてどうなることやら・・・。
 亜熱帯の森の中は、なにやら甘い匂いが漂っている・・・。匂いはすれども花の姿は見当たらず。「こいつか・・・?」とやっとそれらしい花を見つけたが、鼻を近づけて嗅いでみると、あまり匂いがしない・・・ので、違うかも。
  
 道は整備されているのだが、アップダウンが多くてけっこーきつい。最初着ていた上着を途中で脱ぎ、さらに暑くなってきたので首にタオルを巻いて汗を拭く・・・。しかし苦労した(というほどではない・・・)だけあって、滝に着いたときは「オレはやったぜ!」感が湧いたぞ!
 しばらく大岩の上で涼む。見下ろせば川の上、見上げれば梢にひらりひらりとたくさんの蝶が飛んでいた。あー、亜熱帯だなあ・・・としみじみ。
 帰路はさすがに行きより楽で、30分ほどでキャンプ場まで戻れた。駐車場においてある車のドアを開け放して、おにぎりなどを食べた。日差しは強いが風もあるので、さわやかな陽気だ。
 予想より早く予定が消化できたので、ここからホテルへ戻るのはやめて、さらに北を目指すことにした。せっかくここまで来たのだ、北の果てまで行ってみよう!
 少年は荒野を目指す・・・が、我々は辺戸岬を目指した。左手に海を見ながらの快適ドライブ。行き交う車は「わ」ナンバーばかり。飛ばすのはレンタカー、制限速度で走ってるのは地元車。わかりやすい・・・。
 辺戸岬にはそれなりに観光客(みんなレンタカー)がいた。来たぜ、沖縄北の端っこ!のこのこと端まで行って眺めると、水平線が丸かった。ガイドブックに載っていた謎の鳥の像もあった。(写真は私が一緒にばっちり映っているので、お見せできないのが残念です・・・。加工するのめんどい)「ヒバード・・・じゃねぇよな・・・」(←どこまでもあほ。ちなみにドライブ中のメインBGMは「REBORN!」主題歌集だ・・・)
 さー、もう行きたかったところはコンプリートしたぜ!と延々西海岸沿いの一本道を、ホテルへとひた走った。道の脇には「ヤンバルクイナ飛び出し注意」の標識。「ヤンバルクイナ、出てこないかなー」橘は朝からこればっか呟いている。「出てこられたら困る。轢いちゃうじゃん」「だって、見たいんだもん」「・・・保護センターとかなら(あるのかどうか知らん)いるんじゃないの」「出てこないかなー」「出ねぇっつの」
 休憩のため、これまたガイドブックに載っていた(この辺まで来ると、家すらまばらだ・・・もちろん喫茶店など見当たらないので、目に付いたところにふらりと入るなど不可能)カフェに寄ることにする。「ちょっと道入ったところだねー」と言いつつ、行き過ぎてしまい、戻る。「あ、看板出てら。さっき見逃したみたい」と横道に入った。「この先70メートルか・・・」しばらく行くが、全く見当たらない。「70メーターはもう走ったよね?」「だね」・・・ようやく着いたが、あれは70メートルではなく700メートルの間違いではなかろうか・・・という距離であった。
 公道から斜面の私道を登ったところにあるその店(「グラスアート藍」オーナーのガラス作品ショップ兼カフェ)は、海が一望できてとても眺めが良い。夏のシーズンに備えてだろう、ホシ○キ電機のサービスマンが、冷水器だかなんだかを運び入れていた。ちなみにホ○ザキ電機はうちの会社(生保なのさ)の契約団体だ・・・。こんなところで仕事思い出しちゃった
 お手洗いを借りてお茶して帰ろうとしたところ、オーナーらしき女性に「観光?」と訊かれ、そうだと答えると「あらまー、わざわざありがとう。(探さないと来れない場所だから、の意であろー・・・)残念ね、今日が月曜でなければ向こうの発電所(近くにやんばる揚水発電所があるのだ)が見学できたのに。月曜はお休みなの。海岸まで降りることができるのよ。無料で」「へー!ただで!(←そこに反応するな)それは見たかった!」と私たちは悔しがった。うーん、そこはチェックしてなかった。残念!
 ホテルに着いたのは3時半すぎ。カーブが多い道だったせいか、橘は「酔った・・・」とベッドにダウンした。私は諦めきれず、水着を持ってプライベートビーチまで下りていったが・・・昼間は日も射して泳げそうだったのに、日が傾き始めた途端、風は強く冷たくなってしまった。ビーチは子どもが水遊びしているだけで、誰も泳いでいない。昼間はいたのかもしれないが、この時間はさすがに寒いわ・・・こりゃ無理、と仕方ないので裸足になってジーンズを膝までまくりあげ、未練たらしく足だけ浸かってみる。・・・ちくしょ。この次は観光せずに、泳ぐため(つーか、私の場合シュノーケリング専門だ・・・)だけに来るぜ!とリベンジを誓う。・・・が、きっと今度は海外の南の島に行っちゃうんだろーな・・・。
 夕食はホテル内のレストランを予約した。それまで暇なので、復活した橘と土産物屋を見に行く。お酒専門の店があったので、「泡盛がほしい」と中に入った。他に客がいないので、遠慮なく試飲しまくる。橘はほぼ下戸なので、私だけだが。と、橘が叫んだ。「わ、君、すっごい酒の匂い!わ、しかも飲んだ酒で息の匂いまで変わる!」ちなみに飲んだのは1年もの25度、3年もの25度、5年もの35度を2種類。泡盛は古ければ古いほどうまい・・・。結局10年物の古酒を購入した。6300円也。
     
 予約した時間になったので、レストランへ。「苦手なものはありますか?」と訊かれ、橘は「ゴーヤが・・・」だと。沖縄に来といて言うことかよ、おめー・・・。「前菜にゴーヤのキッシュがありますが、別の物にしますね」というわけで、橘には代わりにえびのマリネが出された。しかし「せっかくですので、シェフが是非食べてみてほしいと・・・」と、それとは別にキッシュが出された!一口じゃなく、私のと同じ大きさだぜい・・・。だが橘は「苦い・・・」と一口しか食べなかったので、残りは当然私が食べた。はは、ラッキー?
 さらにメインの前にパンを食べ終わった橘は、「ここってパンおかわりできないのかなー」「できないでしょ」と言ったのに、皿を下げに来た人に「あのー、パンもう1ついただくことはできませんか?」と訊いた。給仕の人は困ったように「訊いて参ります」と言いつつ、パンの皿を持って行ってしまった。そしたら、新しい皿とバターとパンを持ってきた・・・私の分まで・・・。「あの皿にパンを置いてくれればよかったのになー」と橘は呟いていたが、おいおい、私はいらないんだけど。しかし無理やり頼んだみたいなものなのに断るのもなー、ともらっておいた。
 会計のとき、パンの分加算されてるかなーと思ったが・・・なんと、されていなかった。ありがとう!部屋のグレードアップといい、すばらしいよ、カヌチャベイホテル!
 明日にはチェックアウトなので、せっかくなのでジャグジーに入ってみた。夜景(といっても、多分海をはさんだ対岸の集落の光)をながめつつ、露天風呂気分・・・。静かだなー、他にも客いるはず(駐車場に車やカートがあるから)だけど、ぜーんぜん気配ない。聞こえてくるのはうちの部屋のテレビの音だけ。・・・もしかして、1フロアに1組か1グループしか泊めてないんかな・・・。ぜいたくじゃのー。(しかし、私の人生でいちばん贅沢だったのは、某国で、そのホテルの送迎用飛行機!で島にある某高級リゾートホテルに行ったら、ちょうどその夜は私たちしか宿泊客がいなかったときだな・・・。数十人のスタッフが、私ら3人のためだけに働いてるー!とびびった・・・。暇だったのか、わざわざホテルのマネージャーが挨拶に来るしさー・・・)
 橘に持ってきてもらった『REBORN!』19巻を、昨夜も読んだが今夜もベッドの中で読み返す・・・。相変わらず花粉症の症状はおさまらず。体内のアレルギー源が排出されてしまわないとだめかしらん・・・。というわけで、2日目終了。


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