フルール・ダンテルディ

管理人の日常から萌えまで、風の吹くまま気の向くまま

友人と旅行の打ち合わせ

2009年09月21日 | オタクな日々

 今日は11月に東北へ旅行をするので、友人の家に打ち合わせに行って来た。そもそもこの旅行は、友人が「11月に仙台でアルフィーのコンサートがあるから、ついでに仙台旅行しない?」と誘ってきたものだ。彼女はアル中(アルフィーの熱心なファン)なので、「仙台までおっかけするのか・・・」と呆れつつ、つきあうことにしたのが始まりだった。しかし、日程が連休にあたっていたため、飛行機代がどうにも高く、「往復だけで4万はかかるぜ・・・」と頭を悩ませていたら、「じゃあ、日程ずらしてもいい」・・・何だとー?!
「ちょっと、アルフィーのコンサートが第一目的なんでしょーが?」
「ううん。石巻に行きたいけど、それならついでにアルフィーのコンサートも行こうかなって思っただけだから、いいよ~」
「石巻?なにがあるの?」
「石ノ○章太郎の記念館(正確には石ノ○萬画館)」
 忘れていた・・・。彼女はサイ○ーグ009の熱狂的ファンだった・・・。
 というわけで、日程をずらして無事バーゲンチケットを予約できたので、今度は宿とルートを決めるため、これは電話じゃ決められない、と彼女の家に行ったわけだ。
「で、なんで今、わざわざ行きたくなったわけ?」
「今年は2009年だから」
「2009年だとなんかあるっけ?・・・あ、009だからか」
 そんなこと009マニアでもない私が意識するわけないっつーの。
「009好きだけどさー、私にとってあの作品はあの場面がすべてなの」
 私が腐りきった腐女子であることを知っている彼女は、呆れ顔を見せた。
「あー、『どこに落ちたい?』ってヤツね」
「あのセリフで、それまで読んできたストーリーは全部吹っ飛んだわ・・・」
 フランソワーズがジョーの恋人だったことなんぞ、あの場面で忘れきりましたともさ!全国100万人(てきとー)の腐女子が、「ジェット×ジョーなのか・・・!」と衝撃を受けたに違いない名場面だ。
「その場面、マグカップとかTシャツのグッズになってるよ」
 彼女はネットで実物の写真を見せてくれた。
「うわー、ホントだ。こんな恥ずかしい場面のTシャツを着る勇気は私はないぞ」
「私もだけどさ」
 彼女はちょっといろいろとマニアックだが、全く腐っていない。その彼女にまで言われてしまうとは・・・
 そんなわけで、1日目は普通の観光と彼女の趣味追求とで忙しい。
「2日目の『石ノ○章太郎ふるさと記念館』までは運転責任持つけど、あとは任せるわ」
「何?!私は昼飯時も酒を飲みたいんだ!午後は運転してくれないと困る!」
 アル中なワタクシ。この場合はアルコール中毒の方だけど!
「まあいいけど・・・。私はそれほど飲みたいわけじゃないから」
「あと、塩釜神社も行きたいんだよねー。確かでっかい釜があったはず」
「釜・・・?そんなのあったかなあ」
 ネットで調べるが、そんな写真も記述も見当たらない。おかしいな。本屋でガイドブック立ち読みしたときは写真が載ってたのに。
「おかしいなあ・・・。釜が2、3個あるはずなんだよ」
「でも、ウィキでもホームページでもそんなこと書いてないし写真もないよ。岡山の方の勘違いじゃないの」
「鳴釜神社?違うもん。ガイドブックで見たばっかだもん。でも、釜がないならいーや、行かなくても」
 鳴釜神社も機会があれば是非行きたい・・・が、今回は東北ですから!ガイドブックで見て以来、ものすごく見たくてたまらんのだが。
「なんでそんなに釜に執着してるわけ・・・?」
「(聞いてない→)塩釜じゃなくて、末社とかかもしれん。御釜で検索してみよう・・・」
 そうしたら、あったのだ!御釜神社に、塩作り神事の釜が!
「あった!塩釜神社は行かなくていいから、こっちに行きたい!」
 ・・・塩釜神社は、宮城の一の宮なんだが・・・有名な神社なんだが・・・。我ながら、それでいいのか?という気がしないでもない。
 友人は呆れて言った。
「友人に言ってもいい?腐女子の友達が、やたらオカマに執着してたって・・・」
 オカマじゃない!御釜だ!!

 ・・・アル中で009オタクと、アル中で腐女子のアラフォー2人のドライブ旅行、はたして無事に済むのだろうか?すでに今から前途に暗雲がたちこめているような気がする・・・


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