華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

キレイにしたど~

2011年12月24日 09時47分11秒 | Weblog
昨日、Dの友達がシドニーから来るとのことだったけど、彼はニュージーランド・クライストチャーチでも仕事を持っている人で、昨日発生した地震のせいで来訪がキャンセルになった。今回、あまり詳しい報道がされないけど、何もないことを祈るばかり。

キャンセルの連絡が入った時点ですでに大掃除を開始していた。お客様が来ないとわかってももう止められなかった。
オーストラリア人全員が汚部屋ってことはもちろんないけど、日本人と比べるのその存在率は高いと思う。あと、家屋内土足の家も多いので、汚れは当然目立つ。Dは残念ながら汚部屋オッケーで、家も土足可(私は玄関で靴を脱ぎ、スリッパを着用している)。このアパートに5年ぐらい住んでいるようだけど、おそらく簡単な掃除機をかけたことがあるぐらいで、掃除らしい掃除はしたことがなかったと思う。先日、父が来豪した際に、母が“めちゃくちゃ汚れが落ちるスポンジ”と“めちゃくちゃ汚れが落ちる布巾”を荷物の中に入れてくれていた。そのスポンジ、軽くこするだけで汚れが浮くので後は拭き取るだけでオッケー。布巾も洗剤要らずの優れもの。しかし、それらをもってしてもD宅の掃除は大変だった。D宅のリビングは板間で、狭いのに2つもソファがある。それらをパズルのように動かしながら掃除機をかけ、隅っこに溜まったホコリを取り除き、床を拭いた。本当に何度雑巾とスポンジを洗ったことか。

寝室は先ごろ自分の荷物を片付けた際に掃除をしたので今回はスルー。キッチンは普段からきれいにしている(つもりな)ので、冷蔵庫や食器棚を拭くだけに留まった。

続いてはユニットバス。ここの床は白いタイル。ここも土足で入ることがあるので、せっかくの白が薄汚れているし、またタイルの隙間の黒が洗面所を余計に汚く見せている。こちらは“床を拭く”という概念があまりないのかもしれない。きれいにするとしてもモップが主ではないかと思う。以前住んでいたところで、雑巾で床を拭いていたら「何やってんの?」と聞かれたことがあるし。しかし、細かいところはやっぱり手手作業に限る。特に隅っこにホコリが溜まっている場合、モップではどうにもならないし。というわけで、床にうずくまって、拭いて拭いて拭きまくった。併せてシャワースペースとシンク、トイレも掃除した。完璧な白とはいかないけどだいぶキレイになった。

少しキレイにしただけで、部屋は明るくなり、心なしか広く見えるようになった。以前一度片付けた数日後、あっという間にDに汚されたので「もう友達も呼べない…」と悲しくなったけど、今は私がうるさく言うのでDもだいぶん散らかさないようになってきた(希望的観測)。ここが日本ならまだ友達を呼ぶには恥ずかしいけど、オーストラリアなら私の面目が保てるレベルにはなったと思う(妻=家事担当という概念はもう古いだろうけど)。

ちなみにDはゴミを一度ほかしたぐらいでまったく何もしない。彼の頭の中には「掃除」というものがないらしい。文句を言われながら手伝われるのもイヤだし、また思い通りにいかないのもイヤなので、そこに関しては不満がない。しかし、仕上がりの後「見ろ!」と誇らしげに言ったら「キレイになったね」と一言。「もっと他に言うことないんかい!?」と言ったら「僕は男だし、そういう細かいこと気づけない」「第一元々キレイだったのになんで掃除したの?」ときた。“片付いている”=“キレイ”ではないんだよ、と話すと「そっかー」とのこと。Dと私の間には“家をキレイに保つ”ことに関して大きな隔たりがあると実感。徐々に埋めていかないと。

写真は少しきれいになったD宅のリビングルーム。右奥の真っ白な部分はドアで、外出と雨降り以外はほぼ常に開いている。この外側に猫の額のようなベランダがある。
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