暑さが起こす物語

本日午前シフト。
学生さんも交えて、3人で9名担当。正看は私だけだった上、チョコチョコとドラマがあったのでバタバタしたけど、相対的に悪い日ではなかった。何度も書くけど、いわゆる“ヘヴィー”な患者さんが少ないので助かった。

※ここからちょっと汚い話なので、気が向かない人は飛ばしてください。
ドラマと言えば、たまたま先輩看護師が担当する患者さんの部屋の前にいたとき病室内で異変。「手が要るから来て!」と叫んでいる。なんやなんやと思って部屋に入ったら、意識を失いかけの患者さんが2人のスタッフに抱えられ、イスに座らされようとしているところ。そして次の瞬間「ウェェェェェェ」。

滝のようなゲロ。

絵に描いたようなもどし方で、不謹慎なのは重々承知で書くけど、シンガポールのマーライオンみたいだった。気の毒な先輩二人はモロにそれを被ってしまい、あとで制服を着替えていた。
幸い患者さんに大事はなし。今日は暑かったのに部屋のエアコンは点いていない上、フランネル生地のシャツを着てベッドの中にいたそうだ。術後で体が本調子でないところでむやみに体が温められたため、体が驚いたんだろうとのこと。涼しい部屋で薄いパジャマに着替えた後は意識も戻って大丈夫そうだった。良かった良かった。

それにしても。私が担当看護師やったらどうやったやろう?　先輩はすぐに患者さんに酸素マスクをつけ、同時に口の中に残っている吐しゃ物を吸引していた。私やったらおそらくパニックを起こして、助けを呼んで終わりやろうなぁ。気の回る看護師になれる日が私にくるんやろか。

こんな感じのシフトを過ごして帰宅。案の定眠気に襲われている。しかし今日はなぜかDが元気で「ジムに行こう」。たまのやる気を盛り下げたくはないし、今日もこの時点ですでにベジデーではなかったので行くことにした（朝にはパンを食べていた。でもお昼は梨とキウイ2個）。私はジムでウォーキング。テレビでちょうどたまに観ているクイズ番組をやっていたので、それを観ながら40分、まじめに歩いた。いい汗かいた。Dはというと、言いだしっぺのくせにサウナだけ。全然運動違うやん。どうやら暑かったのでプールで涼を摂りたかっただけのよう。
しかし健康志向は続くのか、ジムを終えて帰宅したら「今夜はボクがゴハン作るね!」。今夜は鶏料理界のエース投入を考えていたのだけど、Dがそういうのであれば、と見送り。シャワーを終えて食卓につくと、調理されたものと冷たいままのものが混ぜてあり、一口の中に温度差がある不思議なサラダが出てきた。味は決して悪くないけど、やはり繊細さには欠ける。作ってくれただけでもヨシとするか、という一品。

今はコーヒータイムも終わり、そろそろベッドタイム。今夜は風がとても強く、窓を開けておいたらいろんなものが飛んでいく。
今夜ニューサウスウェールズ州では、広範囲に渡り暑さによる自然発生の山火事が起こっており、それが延焼して多くの家屋が焼け、たくさんの人が避難を余儀なくされている。火は今なお続いている様子。この強風じゃ大変やろうなぁ。夕方からニュースはずっと火事のこと。早く鎮火することを祈るばかり。
明日は午後シフト。手術がいくつかあるから大変かもな。明日が終わると2連休。頑張って働こう。