華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

棚から牡丹餅

2013年10月25日 20時06分42秒 | Weblog
昨日も書いたとおり、今日は研修。うちの病院から3人の看護師が行くことになっており、1人の車に相乗りして小一時間ドライブ。もうそれだけで十分疲れた。

研修のテーマは傷口のケア。会場に着いて、コーヒーをすすりながら、まずはいくつかの企業が提供しているガーゼや包帯のサンプルを見てまわる。とか言いつつ目的はもらえるペンとサンプル。看護師はペンがいくらあっても足りないので、頂けるものは頂いておく。サンプルはクリームなど実用的なもの。
それから着席して講義開始。キズと一口に言っても、手術で出来たキズ、バクテリアに感染して出来た傷などさまざまなタイプがあり、それに伴い手当ての仕方も違ってくる。今日はその傷口処置の話。医療系組織のえらいさん、大学教授、専門看護師、医者等が入れ替わり立ち代り講義。

長い。そして眠い。

休憩2回、計1時間を挟むとは言え、座りっぱなしで8時間。さすがに疲れる。しかもずっと英語やから(当たり前やけど)、少し集中してなかったら何について話してるのかすぐわからなくなる。働き始めてから英語力は少々上がったと思っていたけど、専門的なことになると現役大学生の頃の英語力とさほど変わりがないことを実感。ヒヤリングも専門用語もまだまだやのう。
講義の内容はそれなりに興味深かったけど、期待していたのとは少し違った。講義の内容は傷口の種類が主で、それにともなう具体的な手当ての仕方に関する情報はビビたるもの。しかし現場にいる人間としてはキズタイプ別でもっとも良いガーゼや包帯のことに関してもっと聞きたかった。とは言え、なんだかんだで最後までちゃんといた。途中で帰った人は多かったし、ひどい人は最初の一時間で帰っていった。無料じゃないのにねぇ(私たちの受講料はウチの病院が払ってくれた。おそらく大半の人も勤め先が払ってくれているはず)。
最後までいたご褒美(?)なのか、今日の主催者側からサプライズのプレゼント。抽選で金券が当たるという。50ドルからスタート。順番に名前が呼ばれても、残念ながら帰ってしまった人が多数。みながワーッと拍手をしても当選者なしが何度かあった。そして100ドルに金額が引き上げられたとき

「Yoshimi!」

あらやだ、当たっちゃったー

当選者がいるとわかった瞬間の会場の人たちの態度は冷ややかなもの。拍手は聞こえてきたものの「ちっ、いたのか」的な雰囲気がヒシヒシと伝わってきた。でも不思議なことに当たるっていう確信みたいなものがあったのよねー。なんでやろう? 第六感?
頂いたのはデパートの商品券。高いので贈り物を買うとき以外は足を踏み入れないところ。何を買ったらええのやろ? ちょっといいお鍋、オシャレなベッドリネンもいいな。ちなみにDにはまだ内緒。別に言ってもいいけど、なんとなくまだ。全額を自分の好きに使い切ることをもう少し夢見てから話すとしよう。

さて。
明日明後日は午前シフト。また早起き。今日は講義を聴いただけなのにすごーく疲れていて、先ほどから何度も寝そうになっている。あと2日働いたら手術、そして2週間のオフ(病欠)。よし、頑張って働こう。
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