華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

モンペ登場

2013年12月24日 19時26分37秒 | Weblog
今日も午前シフト。
出勤してみたら婦長やリーダーたちがすでに何かの話題で盛り上がっている。何事かと思って荷物を降ろすと急いでナースステーションに向かった。

「もうほんっとに腹が立つ!」

普段はニコニコしている婦長がなにやらブリブリ怒っている。話をよく聞いてみると、どうやら昨夜入れ歯をなくしたおばあさんが、午後から大変だったらしい。婦長が話をしにいったところ、入れ歯紛失に関して病院に責任がないことは不承不承ながら“理解”したらしい。しかしだからといってそれを受け入れるのは別らしく、相変わらず弁償しろと言いつづけているそうだ。
さらに。
そもそも入院の理由が左肩痛ということなんだけど、私が担当した昨日の朝までの数日間、痛みに関してはまったく不平不満を述べなかった。私がいる間に専門医の回診があったけど、そのときも何も言わず、一日2回の強い鎮痛剤で痛みはコントロールされていた。ところが、私が帰った後、午後シフトになってからいきなり痛みを訴え続けたらしい。痛みの緩和は看護師にとって一番大切な処置のひとつ。患者さんが痛みを訴えると、私たちは十中八九適切な鎮痛剤を投与する。なのでこの患者さんの訴えが無視されていたはずはないのだけど、患者さんいわく「腕の痛みを訴えたのに、誰も何もしてくれなかった」。そしてひいては「訴える」とまで言い始めているらしい。

モンスターペイシェントかよ。

こういっては何やけど、80歳をいくつか過ぎた、しかも初期認知症を患っているおばあさんが、このような発想を持つとは思いがたい。どうやら患者さんの娘さんがいろいろと入れ知恵をしている様子。
この40歳前後と思われる娘さんは看護師。実は正看になるための実習で昨年うちの病院に来ていたのだけど、正看になるにはまだ力不足ということで合格しなかったらしい(この人が通っていたコースでは監督官が一緒について来るわけではなく、婦長やリーダーの判断で合格か不合格かが決まる)。その際、怒りなのか何なのか、廊下を大声でわめきながら歩き回り、婦長がなだめるという事件があったんだそうだ(なぜ私はこの話を知らないんだろう?)。ところがその後ほかの病院での実習では合格したらしく、母親である患者さんを訪ねてくるときはユニフォームで着ていた(婦長いわく「マジか!?」。そう言いたくなるぐらい怪しいレベルだったらしい)。
もとい。
この看護師である娘さんがいろいろと患者さんに言わせており、元々気の強い患者さんはそれに乗っているという感じ。「訴える」と言い出されたら病院が及び腰になるのもわかっていての行動。

むっちゃ腹立つ~

私は昨日軽く言い合いになっているので、婦長が今日の担当からは外してくれ、顔も見ないで済む病棟の反対側の担当にしてくれた。なので後から話を聞くばかり。全然痛みを訴えなかったくせに、今日はしつこいぐらいにナースコール。そして今まで何とも言わずに飲んでいた強い鎮痛剤を「効かないから」と言って拒否。そしてモルヒネばかりをリクエスト。モルヒネなんて知ってたんかい!? ついこの間まで強い鎮痛剤(オキシコンチン)が何かも知らんかったくせに。
私もかなり腹が立っていたので、今日担当になっても絶対優しくなれなかったと思う。なので離してもらって正解やったけど、時折届く話を聞くだけで十分イライラ。婦長も相当腹に据えかねたようで、今後の対策をスタッフと練っていた。ただ、クリスマスという時期も重なってすぐに行動を移すのは難しく、しばらくはウチの病院にいることになるらしい。
私は明日も勤務予定だったけど、人手が余っているとのことで急きょ休みになった。なので明日から3連休。それ間に退院してくれてるといいけど。

というわけで、今日は担当4名。これぞクリスマス!という担当患者数。大きなドラマもなく、粛々と作業をこなした。上記のことを除けばいい一日やった。やれやれ。

先にも書いたように、明日から3連休。明日の仕事終わりでシドニーに行く予定をしていたので、祝日出勤手当てがもらえないのは残念やけど、休みなら休みで早く出発し、D友達宅でのランチパーティーに参加する予定。
Dは今、帰りの電車の中。どうせ明日も同じところに泊めてもらうのだから今夜も泊まれば?と提案してみたけど、何がなんでも帰ってきたかったみたい。Dはお腹が空いてないというので、私は先ほど一人でチキンを食べた。物寂しいクリスマスイブの夕食になったけど、この後帰ってくる人がいるという安心感があるので、そこまで悲壮感はない。D帰宅後、ワインを一緒に飲む予定。チーズと野菜でも切るかな。
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一人の夜に物思う

2013年12月23日 22時27分55秒 | Weblog
本日午前シフト。
久々の早起き。眠い~。でも今朝は少々涼しかったおかげでダルさも少なく、比較的スッと起きることができた。

今日はアシスタントさん付きで7名。うち退院2名含む。数名が要介助やったけど、手の早いアシスタントさんが投薬の間にすばやくベッドや清拭等を済ませてくれていたので、先の3日間と比べるとかなり楽だった。

退院患者の1人は件の認知症を患っている98歳のおばあさん。お迎えに来たのは姪御さんだった。この人が、こう言ってはなんやけど、かなりいやな感じの人。態度や言葉の端々に「仕方ないからやってるの」という雰囲気がプンプン。
何時に迎えに来るのか知らず、姪御さんが現れたときは持って帰ってもらうための薬がまだ出来上がっていなかった。「あと1時間ほど待ってもらうことになる」と言ったら「そんなに待つわけないでしょ。ほかに方法はないの? なんとかして」と吐き捨てるように言い放つ(これはなんとかすぐに解決できたので結果オーライ)。ほかにも「クリスマスの2日前なんて道が混むから早く出たいんだけど」とイライラ・ウロウロ。顔は笑っているし、「面倒くさい家族でごめんね」とか口では言っているけど、本当はそんなこと全然思ってないよね?と突っ込みたくなるような態度。ウチの病院から隣町にある老人ホームに連れて行くために来ていたのだけど、一分たりともお見舞いとしての時間を過ごすつもりはない感じ。実際一度もお見舞いには来たことないし。
おばあさんは認知症とは言っても完全にボケてしまっているわけではなく、こちらの言っていることは理解するし、多少の会話は成り立つ(ただ覚えられないだけ)。なのにその横で「前よりひどくなってるやん」だの「あ~ぁ、もう本当にヤダ」だとのつぶやく。おばあさんの家族構成は知らないけど、こんな人しか引き取りに来る家族・親戚がいないなんて気の毒だった。
おばあさんを見送るときに「向こうでも元気でね」と声をかけると「あんたは私にずっと優しかった。ありがとうね」と言われて、思わず目頭が熱くなってしまった。次に行く老人ホームで良いスタッフに囲まれて適切なケアが受けられるといいなぁと望まずにはいられなかった。

ほかにももうひとつドラマ。入れ歯をなくしてしまい、それを病院の責任だ!というおばあさん。個人の持ち物の紛失に関しては病院は関与しないと言っているのに、誰からか何かを入れ知恵されたようでしつこく食い下がる。初期認知症もあって言うことにも一貫性がなく、かつ私が説明しているその上から被って話し出すので会話が成立せず、かつお互いの主張はまったく相容れないので軽く言い合いになってしまった。私ではどうしようもないので婦長に出てきてもらうということで、その後どうなったかはわからない。明日もおそらく担当だと思うと気が重い。

さて。
今夜はおうちで一人ぼっち。D友達のお父さんが先日亡くなり、明日のお葬式に参列するために前のりで夕方からシドニーへ出かけていったため。彼を駅まで送っていった帰りにスーパーで出来合いのお惣菜を買って、一人でモソモソ。2人でもよく買うお惣菜で「おいしいねー」と言いながら食べるのが常なんだけど、今夜は一人だったせいか何の感動もなく、ただ消化しただけだった。せっかく開けた白ワインもあまり楽しめずにグラスに一杯で終了。おひとり様は決して嫌いじゃないし、たまにはこういう時間もいいと思うけど、2人でいるだけで楽しいってこともあるんやなーと感じた夜だった。

明日も午前シフト。10時就寝の予定がもう11時。そろそろ寝よう。ベッドを独り占めできるのはおひとり様のいいことのひとつかも。
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もしかして憧れの…?

2013年12月22日 20時53分16秒 | Weblog
今日もオフ。
ゆっくり眠ったはずなのにだるい体。なかなかベッドから出られず、結構長い間ゴロゴロしていた。
それでもベッドを抜け出してからはジムへ直行。筋トレとウォーキングで汗。そろそろ走行スピードや筋トレの重さを上げていかないとと思いつつ、ダルさのせいで今日も現状維持。

帰宅してからはぼちぼち大掃除を始めていかねば、とキッチンの拭き掃除。といってもコンロの周りと棚を拭いたぐらい。まだまだできることはあるけど、暑くて暑くてやってられなかった。

今日は全然風がなかった。窓を開け放していてもこもる熱気。何もしていなくてもしっとりと汗ばむ肌。ダルさも加わって本当にダルダルダルビッシュ。しかし夕方になっても引かない暑さとダルさのあまりだんだんイライラしてきて、Dともすぐに口論になってしまうので、これでは精神的に不健康だと思い涼しいところへ逃避することにした。こういうときのDと私の行動はすばやい。向かった先はホテルのカフェ。

涼しー。

昨日の食べすぎは体重計にきっちり反映されていて、今日はこのときまで春雨サラダで過ごしていた。切れた決壊はまだ修復していないようでコーヒーのついでにこんなものまで。


うまし。

前にこのカフェでケーキを食べたときは正直言ってハズレだったけど、これはおいしかった。ストロベリーシェイクを頼んだDはケーキはいらないというので一人で食べきってしまった。罪悪感と幸福感の間で葛藤。でも食べてしまったものはしかたないので、また明日から頑張ろう(ダイエッターのお決まりのセリフやなぁ)。

ところでカフェで涼んでいるときにふと何でこんなに疲れてるのか考えていた。そしてふと頭をよぎったその答え。

もしかして夏バテ?

さっそくネット検索で夏バテ度チェック。その結果は“危険です!”。

あらやだ。

これまで基本的にいつでもどこでも絵に描いたような健康体。このことには健康に生んでくれた両親には本当に本当に感謝しているけれど、その一方で夏が来るたびに「夏になると体重が落ちて…」とアンニュイなムードを漂わせる友人・知人を見て、若干うらやましいとすら思っていた。“夏バテ=きゃしゃ”というイメージを勝手に作り上げ、そのイメージからは程遠いおのれの肥満体を恨む若き日々。今でこそそんなことを考えなくなったけど、若い頃は夏バテに憧れすら抱いていた。どうやらその夏バテらしい。夏バテしたことがある人から「しんどいからならん方がええで~」と言われていたけど、バテてみてからやっとわかるその言葉の意味。
とはいえ、本当に夏バテなのかはわからない。だって仕事忙しかったし、食事もちょっと抑え気味にしてるし。バテる要素はたっぷり。いうなれば“自主的夏バテデビュー”。こんなことでグダグダ悩めるなんて幸せなことや。

明日からまた3連勤。しかも午前シフトばかり。この週末にたくさんの人が退院してますように。
午前シフトの前日は10時に寝るように努めているけど、今はすでに11時半。テレビ放映の「ラブ・アクチュアリー」を観ていた。コリン・ファースが好きなので。初めて観たけど心温まるいい映画やった。このところ(空腹のせいで?)Dに小言をいいがち。今手元にあるものを当たり前と思わず、感謝を忘れないようにせんとなぁ。

よし、寝よう
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ガマン決壊

2013年12月21日 22時18分08秒 | Weblog
本日オフ。
昨夜ブログを書き終えてベッドへ向かったら、一瞬で眠りに落ちていた。朝起きてもどんよりと重い体、そして痛む足。ほんまにしんどかったなーと起きてからもボンヤリ考えるほど、ショッキングな3連勤やった。

朝は病院の日本人理学療法士さんとブランチへ。久しぶりの日本語トーク。おしゃべりも好きだけど、かつそれが日本語となると倍楽しい。とても聞き上手な人で、仕事の話からオーストラリアでの生活についてなど脈絡のない話をたくさん聞いてもらった。私ばっかりしゃべってしまって申し訳なかったなぁ。でも楽しかった。
お昼前に帰宅したら、お腹を空かせたDが「お買い物にいこー」と尻尾を振っている。待望のお給料日のおかげで家計の財布も潤っていたため「いっちょいったりますかー」というわけで再度外出。
基本はダイエット中なので野菜・果物が中心、のはず。しかし、過去2週間の貧相な食生活を送ったことと、ストレス満載の3日間を送ったせいで、緊張の糸が切れてしまって今日はドーンとお買い物。禁断の炭水化物、揚げ物に手を出してしまった。かつ、お給料日の後一度ぐらいはお肉を食べようよということでステーキ肉も購入(お給料日は2週間に一度)。それにいつもは「そんなにたくさんダメ!」というソフトドリンクの購入も、4本もしてしまった。
お腹を空かせていたDは帰宅後すぐにサンドイッチを作り始めた。朝ごはんをしっかり食べているので残りの2食は軽めにすべきなのに、「あとでジムに行くからいいや!」と思って私もサンドイッチをモグモグ。ところが時計を見たらすでに3時。まだ1時過ぎぐらいだと思っていた。週末は4時に閉まってしまうのでジムには間に合わず。どうしよう…としばらく考えた末に、満腹を抱えて寝るという暴挙を選択。
さらに起きたら、「今夜はお肉を焼くんだよねっ」とワクワクしているDに「明日にしよ」とは言えず「そうやね」。D「お酒も飲むよね♪」「う、うん(もうどうにでもなれ)」。というわけで酒屋まで車を走らせ夜は小さな酒盛り。その結果、お腹一杯になるまで食べてしまった。こうやってまたダイエットがうやむやになっていくのかしら…。明日の体重計が怖いよー。

こんな感じで今日はゆったりオフ。Dは料理をしてくれた上に、ダメ元でお願いしたところ洗濯を干してもくれた。この頃少しずつやけど家事を手伝ってくれるようになっているD。結婚して2年強。少しずつ“Yoshism”が浸透してるのかなぁと小さく感動した瞬間やった。

明日もお休み。特に用事はないけど、ジムには絶対行く。後は真面目に掃除をしよう。実は3日前にDに掃除機を頼んでおいた。掃除機は収納庫から取り出され、リビングの床に置いてある。コンセントを差してスイッチを押すだけ。料理も洗濯もしてくれたDやけど、掃除機にはどうも手が出ないらしい。根競べ!と思って手を出さずにおいたけど、さすがに3日も何もしないとややほこりっぽくこれ以上はガマンできないので、明日私がやることになるやろう。いずれは掃除機かけもやってほしいけど、今日いろいろと頑張ってくれたのでこのぐらいはヨシとしよう。

ところで話は全然変わるけど、先週ブログでも書いた腎不全末期の患者さん。私が最後にお世話をした日の夕方に亡くなっていた。午前シフトを終える前に様子を見に行った際、下顎呼吸になっているような気がした。下顎(かがく)呼吸とは体の機能が落ち始め、体内に十分酸素を取り込めなくなったときに取る呼吸のスタイルで、これが始まるともうかなりヤバい。ドクターに「まもなくかも」という連絡だけして帰ったけど、まさかそんなにすぐとは思わなかった。
人の死を見ることには慣れつつある。ただ残された家族のことを思うと胸が痛い。実は先日、D友達のお父さんも亡くなった。クリスマスまであと4日。みんな少しでも落ち着いて穏やかな時間を過ごせるといいなぁ。
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Bloody Hell

2013年12月20日 23時05分24秒 | Weblog
昨夜、忙しい夜を過ごしたためかすぐに寝付けず、ネットで動画等を見ながら夜中の2時まで起きていた。そして今朝、グッスリ寝入っていたら7時過ぎに病院から電話。
「早く来られるー?」。
9時半からの出勤となった。8時間で帰ってもいいし、午後シフト終了まで残業してもいいよ、と言われて残業を選んだ私。12時間シフトになった。

病院に到着してさっそく作業開始。午前シフトは投薬、シャワー、ベッドメイクが集中する最初の3時間が一番忙しい。1時間半遅れての出社はもっとも忙しいときに作業を始めることになり、誰がどんな病気で何が必要なのかを把握する間がない。そんな状態の私を待っていたのはカオス。鉄分点滴、輸血、ベッドレスト2名、そして新規入院ではないけど部屋の割り振りの都合でほかの部屋から私の受け持つエリアにやってきた移ってきた患者さん2名。そして投薬を済ませてくれていた先輩看護師の超適当な申し渡し。

何が起こっているのかわかりません。

輸血は朝早くから始まっており、私がすべきことは一時間に一回のヴァイタルサインチェックという状態。なので鉄分点滴からスタート。この患者さんが認知症で、何回言っても点滴が刺さっていることを覚えられず、そして何度も何度もトイレに行きたいという。「さっき行ったところやん!」と言っても「行きたい」としか言わない。朝だけで何回トイレに連れて行ったことか。
鉄分点滴に集中している間にドクターの回診があって、多くの患者さんにいろんなオーダーがくだされていた。クリスマス前ということもあって、今のうちに各種検査を済ませてしまおうということらしく、そりゃもうオニのような数。そして信じられないことにもう一件の輸血。宿直のドクター(前述のドクターとは違うドクター)に連絡して点滴針の挿入と意思確認書の記入をしてもらうかたわら、輸血に必要なものを準備。そしていざスタート!と思ったら、さっきまで順調に生理食塩水を送り込んでいた点滴マシーンがビービー鳴り続ける。どうやら患者さんが点滴針を動かすか何かしたらしい。というわけでまたドクターに連絡、再挿入。書くと簡単だけど、ドクターは病院にいるすべての患者さんの面倒を見ているのですぐにきてくれるわけではない。待っている間に先輩がし残していた仕事を片付けたり、ほかの患者さんのナースコールに応えていたらあっという間に過ぎていく時間。
やっとの思いで輸血を開始し、ヴァイタルサインのチェックが落ち着く頃に午後シフトが始まった。2名で11名。ある患者さんの傷口の手当がやっかいで、ペアの看護師がそれに1時間半取られた。その間私はコンスタントになり続けるナースコールに答え、認知症の患者さんの相手をし、輸血患者の面倒を見た。この間に、アルツハイマーが始まっている患者さんが点滴が必要なのに、2回も点滴針をダメにしていた。そのたびに流血し、大騒ぎ。なだめすかして落ち着かせ、三度目の正直の点滴針挿入。結果を先に書くと、3度目の針は夜9時まで持ちこたえたけど、針が刺さっていることが覚えられないのかシフトが終わる直前に抜けてしまった。
夕方にもう一件輸血、と言われたけど、患者さんが食事中だったこともあり「もう無理です」と言って明日へ持ち越し。
細かく書いたらもっともっと書くことはある。キリがないので書かない。普段は患者さんにフレンドリーに接していると思うけど、今日はストレスが満載で、優しくなれない場面が何度か。イライラを抑えたつもりでいたけど、顔には出てしまってたやろうなぁ。でももう本当に本当に忙しい一日やった。残業を選んだことを何度も後悔した。

3連勤で3日間とも忙しかったので、今はもう足が痛くて仕方がない。今日は強圧ソックスを履いていったけどあまり意味がなかったぁ。
今も頭の中で聞こえるはずのない点滴マシーンの音が聞こえる。職業病? 昨夜は5時間ほどしか寝てないせいもあってかもう眠い。昨夜みたいに寝るタイミングを逃すと後で疲れるのでもうベッドに向かうとする。しっかり眠れますように。
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What a crap night

2013年12月19日 22時56分05秒 | Weblog
今日も午後シフト。
一応ダイエット中の私。でもここ5日間まったく体重が変わらない。今回は真面目にやっていて、食事の量も控えている。でも痩せないってことは、新陳代謝が落ちてるんやなぁ、と加齢を実感。というわけで朝もジムへ行って、ウォーキングと筋トレに精を出した。このところヘビロで聞いているアダム・ランバートで、ノリノリで歩いた。久しぶりにミーハー気分を堪能中。来年のクィーンのツアーで再びボーカルを務めるかもしれないとのこと。ライブ観たいなぁ。アメリカやから無理やけど。

さて。
頑張って気分を盛り返そうと努力したけど、実は昨夜からずーっとローテンション。昨日の落ち込みをずっと引きずっていた。仕事に行きたくない病やったけど、そういうわけにもいかないので午後から出勤。仕事を始める前に、DPUのトレーニングシフトに応募したことも含めて、少し婦長と話をした。昨夜は私に限らずみんな忙しく、かつ術後患者5名のお世話は簡単なことではないので気にするなと言われた。これでちょっと肩の荷が下りた。もちろん忙しかったら仕事ができなくてもいいというわけではない。もっと勉強頑張らないと。

気を取り直して仕事に取り掛かった。ほかの正看と2人で13名。午後シフトなので数字だけ見たら悪くないけど、その内容は新規入院1名、輸血2名、鉄分点滴1名、抗生物質の点滴投与が数名、ベッドレスト(骨折等で寝たきり)が2名、そして認知症が1名。

重いよ~。

ペアで働いた正看はカジュアルといって、スタッフが足りないときにのみシフトに入る控えの看護師さん。久しぶりのシフトの上新人さんなので、ウチの病院のことも把握していないし、また点滴関係の知識がまだ十分でない。なので輸血、点滴関係は一手に引き受け、ほかの患者さんを担当してもらった。それでも「これはどうしたら…?」と聞きにくるため、それを助けるたびに私の時間割は狂っていく。
加えて輸血、鉄分点滴は普通の投薬とは違って、いくつもの確認事項等がある上、投与を始めたらしばらくそばにいてヴァイタルサインのチェックをする必要がある。モロモロを乗り越えて輸血&点滴スタート。すべてが落ち着く頃にはすっかり夕食の時間を過ぎていた。
なんとか交代で食事を摂って、夜の投薬開始。ところが運の悪いこと(!?)に13名中11名が危険ドラッグを服用している患者さん。危険ドラッグは2人の看護師で患者、用量、時間などなどをチェックしなくてはいけない。そしてどの薬を何時にどれだけ取り出したかもすべて専用にノートに書き込む必要がある。これにまぁ~~~~~~~時間を取られる。2名や3名程度ならまだしも11名はクレイジー。ヒーコラいいながら投薬を済ませ、寝る前にトイレを済ませたいという、ベッドレストを含む患者さんを手伝い、すべてが終わったときは申し渡しの時間が来ていた。
申し渡しを終えてから看護記録を書いたので、作業すべてが完了したのは終業時間を大きく過ぎてから。もう本当に忙しい夜だった。
ちなみにこの忙しさは、クリスマスだから患者が少ないと踏んでスタッフに休みを取るように言ったところ、予想外の入院がボコボコッとやってきて、その結果スタッフ不足になったという経緯のせいでもある。もう1組ペアで働いていた先輩たちもとっても忙しそうだった。先輩の1人は「予想外の入院が2人もあるなんて信じられへん! こんなんやってられるか!!」とモノに当り散らしていた。気持ちはわかるけど怖かったなぁ(苦笑)。

こんな感じで2日連続でヘトヘト。クリスマス直前でこんな夜ってアリ?っていう気分。明日は今年最後の大型外科手術が入っているのでまた忙しくなるんやろうなぁ。トホホ~。でも明日も頑張ろう。何があっても結局やるしかないもんな。

よく歩いたので足が棒。明日も午後シフト。午前中にジムに行く元気あるかなぁ?
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未熟を思い知る

2013年12月18日 23時37分46秒 | Weblog
本日午後シフト。
午前中、前回のブログを書いた後、掃除でもすっかぁとゴソゴソしていたら病院から電話。「早く出てこられるー?」。というわけで11時半から出勤。

今日は手術がどっさり入っていたこともあり、退院等で14名になっていた入院患者数が一気に29名へ。午後シフトの担当患者がわかるのは14時半なので、それまではほかのスタッフのヘルプ。鉄分点滴や新規入院の受付など。
午後になって担当患者さんを知らされた。先輩看護師と2人で、5名の術後患者さんを含む8名。キツイ。やることが山盛りで本当にあっという間に時間が過ぎていった。

ペアで働くのはいいことも多いけど、情報が分散するので何がどこまで行われているのか把握しにくいときがある。特に今日のように術後患者が5名もいたら、いつも何かがどこかで起こっているので余計に大変だったりする。そんなわけで申し渡しの時間が来て、夜勤看護師に内容を伝えようとしても把握しきれておらずグダグダ。たくさんのツッコミを食らっても答えられずかなり凹んだ。また今日担当したのは、今まであまりお世話をしたことがなかった泌尿器科系の患者さん。専門用語の意味がわかっていなくて、そこにもツッコミをくらって撃沈。調べることも先輩に聞くこともできないぐらい忙しかった、と言い訳したいけど、やっぱりこれじゃアカンのよなぁ。帰り道は「私、やっぱり看護師むいてないかも」とブルーな気持ちだった。
でも、実際問題、私はあまり術後患者さんの担当をさせてもらったことがない。このままではいつまでたっても成長せず、同じことの繰り返しなので、ちゃんと婦長に1~2名から始めさせてくれとお願いしよう。

明日もあさっても仕事やけど、ちょっと落ち込みが激しくて病院に行きたくない気分。こういう時期を乗り越えなくては成長はしないとわかっていてもイヤなもんや。あ~ぁ。

話は変わるけど、今日、患者さんから「アナタ、こっちで生まれたの?」と聞かれた。めちゃくちゃブロークンな英語をしゃべっているのになんでそんな風に思うんやろう?と思ったら「アナタの態度がオージーみたいだから」ときた。いつも元気だと言いたかったらしい。私、普通の日本人やと思うねんけどなー。アジア人はみんなおとなしくて控えめやと思われてるんやろか? ちなみに仕事中は元気であることを心がけている。仮に疲れていても病気やケガを抱えた患者さんにしんどいところ見せるべきではないと思うので。

というわけなので、明日仕事に行くのがイヤでもやっぱり頑張るしかない。明日に備えてもう寝よう。
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カフェ・ガリレオ便り-ベリーNYチーズケーキ

2013年12月18日 09時22分56秒 | カフェ・ガリレオ便り
昨日、ダラダラしている間にまた調理実験。


ベリーチーズケーキ。

美味。

今まで何度かチーズケーキを焼いたけど、私としてはこれが一番おいしい。
レシピによるとベリーは何を入れてもいいみたいやけど、今回はブルーベリーとラズベリー(ともに冷凍)を使用。濃厚なんだけど甘すぎず、かつベリーの酸っぱさがうまく絡まって、なかなかよい感じに仕上がった。プレゼンテーションはさておき、久しぶりに快心の出来。
同僚からずっと「ブルーベリーチーズケーキを焼いて」と言われていて、先日チョコロールケーキを持っていったときも「まだぁ?」と催促。もちろん強制ではなく冗談まじりで。べりー系の果物は決して安くないのでずっと先送りにしていたんだけど、冷凍ベリーでも作れるレシピを見つけて、それなら家にあるからと挑戦した次第。

何を作ってもあまり興味を示さないDにも珍しく好評。彼と自分の分をとりわけ、残りは病院行き。喜ばれるといいなぁ。
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クリスマスは始まってます

2013年12月17日 20時36分21秒 | Weblog
今日もお休み。お天気も良かったので張り切って洗濯。よく乾いたわー。
よく寝たはずなのにずっと眠い。体もだるい。これはおそらくジム通いでエネルギーを使い、(一応)ダイエットでカロリー摂取量が低いことからくる疲れだと考える。

午前中は郵便局で最後のクリスマスプレゼント発送。無事にノルウェーに向けて旅立っていった。そういえば今朝、そのノルウェーのD親戚からプレゼントが届いた。先方はちゃんとしてくれてるのに。今日出したけど、クリスマスには間に合わないよなぁ。うう、怠け者Dのせいや。
相変わらず郵便局は大混雑。大きな荷物を抱えた人、たくさんのクリスマスカードを持っている人などさまざま。クリスマスにそこまで思い入れのない私やけど、みんながウキウキした様子で幸せを分け合っている姿を見るのはいいもんだ。お祭り騒ぎは大好きさ。
多分やけど、こちらには宅配サービスは郵便局しかない。仮にあっても、日本の宅配業者のように街のあちらこちらで簡単に見つけられるものではない。なので、プレゼントを買うと郵便局に持ち込まなければならない(ちなみにラッピングも自分たちでする)。たった今「宅配サービス事業を立ち上げたら儲かるんじゃないのかしら?」と考えたけど、オーストラリアは国が広いし、交通の便も日本と比べたら雲泥の差なのでやっぱり無理、と数秒の間で野望が消え去った。チャンチャン。

帰宅してランチはDパスタ。なんだかんだで(多分)久しぶりの炭水化物。うまし。アカンとは思いつつ腹10分目まで食べた。しゃーわせー。これでエネルギー補充完了!のはずなのに、なぜか続くダルさ。朝起きたときは「今日は水泳!」とか思っていたけど結局行かずじまいだった。あ~ぁ。でも、頭痛をともなっていたので仮眠をとることにした。ちゃんと「起こさないでよ!」とDに言ってから寝たので午睡を堪能。起きたらちょっとスッキリしていた。その後は少々片付けなど。でも怠け癖が出て掃除もそこそこに、主にダラダラして過ごした。夜ご飯は相変わらず“家にあるものから食べよう計画”を実行。牛乳と果物は補填したけど。明日が待望のお給料日。待ちきれん。

ところで。
クリスマスとともにD誕生日もやってくる(26日)。プレゼントは彼のリクエストでiPad mini retina。数週間前にすでに届いており、Dの目の届かないところに隠していた。プレゼントは通常25日の朝に開けるもの。しかし私はその日午前シフトなので、Dが目覚めたときには家にいない。加えてその日は仕事終わりでシドニーへ行き、D友達宅で1~2泊する予定。プレゼントは当然シドニーへ持って行きたいだろうけど、開けてすぐに使える代物ではないので、ふと「今日開けたい?」と聞いたところ、大きく「うんっ!」とうなずくD。というわけでDだけ一足早くプレゼント開封となった。


iPad2とiPad miniを並べて同時に使うD。

嬉しそう

すでによく似たものをいくつか持っているのに、なぜ新しいものが欲しいのかわからない。女性でいうところの靴やかばんと同じことなんだろうけど、あれらはもっと違いがハッキリしているし、用途によって使い分けもできる。タブレットの場合、違うのはサイズぐらいでしょ?と思うのだけど、筋金入りのオタク・Dにはまた別の喜び方があるらしい。今日の午後は(見えない)尻尾をフリフリさせながらご機嫌そうに遊んでいた。子供を黙らせるのにスマートフォンやタブレットを使う親の気持ちを理解した瞬間だった。

明日から3連勤。午後~午前~午後という嫌がらせ?と思うようなシフトやったけど、病院から電話があって3日間とも午後になった。あさっては午前シフトのスタッフの数が多すぎるそうだ。子供がいる人は午前シフトを好むので、子なしで旦那も在宅勤務の私は動かしやすいのだろう。まぁどんな理由にせよ、早起きしなくていいからうれしー。
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あるようでないメリハリ

2013年12月16日 22時17分36秒 | Weblog
本日オフ。
アラームの設定を午前シフト用にしたまま寝てしまっていて、せっかくの休みに5時半に起こされた。しかしそれもつかの間すぐに止めて、次に目覚めたのは9時。さすがにびっくりした。
午前中はD用事で外出。待っている間買い物したりすることもできたけど、待合室に雑誌があったのでそれを読んで過ごした。本は読んでも雑誌を読むこと自体は久しぶりやったなぁ。英語で書かれた記事でも読めるようになっていた自分に気づいて「おお!」とひとり感動していた。もうこちらに来て7年半ほど経つけど、自分が英語環境下で生活していることにいまだに驚くことがある。
D用事は思いの外長く、2時間もかかった。しかし実りのあるミーティングだったようで上機嫌のD。お腹が空いていたのでDおごりで外食。お給料日まで指折り数える日々やねんから食材を買えばいいのにねぇ。

一度帰宅して着替えてから今度はジムへ。食事の後で猛烈な眠気に襲われていたためプールで泳ごうかと思ったけど、筋トレを長くしてないことを思い出し、ウォーキング&筋トレ。久しぶりにやった前々回に比べて楽になってきたので、ボチボチ回数を増やすか重石を重さを上げていかんとなぁ。

帰ってきたのは5時前。そしてただいま10時半。この間、私はずっとソファに居座り、いろんな歌手の動画を見ていた。今日もっとも時間を割いたのはアダム・ランバート(Adam Lambart)。数年前のAmerican Idolで準優勝だった男の子。元々パワフルな歌い手さんが好きなんだけど、この人の声量・音域も半端ではない。かつ恐ろしいほど色気がある。同性愛者とのことやけど、女性からもモテるやろうなー。先日の郁弥の映像に引き続き、今日もポーッとなりながらアダムの映像を見ていた。

そんなことをしていたら、気づけば日付が変わる前。せっかくジムに行っても、家にいる間ジーっとしてるんじゃ意味ないなぁ。もっと動かねば。
明日もお休み。掃除に精を出さねば。お天気が良いといいな。体力があったら明日もジムへ行くぞー。
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