手賀沼アララギ短歌会

千葉県我孫子市で開催している短歌会のブログです。一緒に短歌を楽しみませんか。

会員の作品(2020年1月)

2020年02月15日 | 講師の作品

三谷和夫:強き野分うなり過ぐれば晴れてまた暑さにうだる日とはなりたり(新アララギ2020.1)

佐々木フミ子:暗証番号の数字に慣れてチマチマと引き出す金のあはれ温とし(新アララギ2020.1) 

千葉照子:文中に「令」「和」は離れて使はれて歌にもあらぬと先生は説く(歌会2020.1)

今野英山:パパが来て爺ぢ要らぬと言ひはなつ忖度するなき幼の本音(新アララギ2020.1)

高橋毬枝:口内炎に味見の出来ぬ吾が料理濃し甘し辛しと児はいつぱしに言ふ(新アララギ2020.1)

岸野トモヱ:*餅つき会に集いし友の半分はガン経験者なり皆はつらつと(歌会2020.1)

大倉康幸:*適任者見つけ出すのも大切な仕事のうちぞうまく回せよ(新アララギ2020.1)

相川盈子:*髪を結いりりしき曽祖母かねばあちゃん火鉢の前に餅焼きくれし(新アララギ2020.1)

宮本通代:十三夜のすすきに添へし小枝より栗の実一つ転がり出でぬ(新アララギ2020.1)

葛岡昭男:*半世紀働き続けた大腸に感謝を込めてカメラが入る(新アララギ2020.1)

丸山さち子:*昨夜の風なきかの如く静まりて今朝の筑波嶺青深く立つ(新アララギ2020.1)

戸田邦行:*四六時中チビ助我の傍らに今日からそこは空白となる(新アララギ2020.1)

鈴木英一:この宇宙始まりはビッグバーンと言ふけれどたった一つととても思へぬ(歌会2020.1)

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