手賀沼アララギを指導していただいている吉村睦人先生が、2019年度の「島木赤彦文学賞」の受賞が決定しました。
受賞作は歌集『蠟梅の花』(不識書院)です。
表彰式は、8月25日(日)PM1時より 下諏訪町立島木赤彦記念館にて
吉村先生は日本有数の短歌結社「新アララギ」の編集委員(前代表)であるとともに、開成高校教頭・青稜高校校長を歴任するなど教育者としても知られています。
・何もせず過ぎてゆきたる今日の日もわれの一生の中の一日
・生徒よりコンピューターに向かひゐる時間の多き教員のをり
・蠟梅の花のかをりの中にして悲しみはさらに深まりてゆく
・一位宇野二位わが母三位尾崎士郎大正九年の懸賞小説
・俵万智は土屋文明の歌採らずその厳しさに堪へ難からむ
・ホームレスになりたき思ひしきりなり耐へつつわれは家路に向ふ
・浮かびくることを絶たむとしばしだに休まずわれは仕事つづくる
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