花見・桜狩・花衣・花筵・花人・花疲れ
墨堤の桜を見むと傘さして 細身綾子
寮泊りして夜桜を独占す 栗田やすし
花疲れ黄金いろなす茶を啜る 河原地英武
花疲れ柱に凭れ足袋を脱ぐ 矢野孝子
新聞紙拡げ二人の花見席 岸本典子
寄つてけと呼ばれて坐る花筵 斉藤眞人
似合はしや豆の粉飯に桜狩り 松尾芭蕉
けふは花見まじ未来がおそろしき 小林一茶
一群の芸妓に出逢ふ花見哉 政岡子規
花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ 杉田久女
ともしびのつけば色町桜狩 山口青邨
主義主張異なつてよき花見かな 宇多喜代子
打ちに打つ花見太鼓や韓の唄 大石悦子
花人のおかる勘平をどるかな 久保田万太郎
かばかりの水にも浮力さくら狩 正木ゆう子
☆ ちょっと嬉しいご報告
昨日在住の板橋区俳句連盟の句会に参加してきました、2月には投稿しておいた拙句が
一等賞を頂きました 特別選者の現在NHK俳句の選者堀田季何さんにも「天」で採って
頂きました こつこつ楽しみながら続けていることに花が咲きました
みちのくや墓を真中に大青田 ころころ