2月 27日

2011-02-27 07:43:52 | Weblog

          ( 雛・古雛・雛飾る )

 

習はしは母とのよすが雛飾る                藤井寿江子

 

俳諧に虚の恋ばかり雛飾る                 品川鈴子

 

古雛の唇と笛とのあはひかな                 奥坂まや

 

仕る手に笛もなし古雛                                             松本たかし

 

    独り言 
 昨日は伊吹嶺・山ゆり句会でした。なかなか参加できない環境が続いていたので、反省会
 でも少しはしゃぎすぎたかな・・それをまた反省
 投句5句の内、名乗れたのは2句のみ。こう云うときは選句の調子が悪いのだろうと
 みなそのせいにすることにしている 全く・・作品については誰でも自信がないと言うが
 作品が生まれた瞬間は「自信作」 選句されずに没となる句があってもそれは駄目句じゃ
 ない。高点句が秀句であるということもない。 句会に参加して名乗れた句も、そうでは無い
 句も句会の講評によって他者の意見を聞くことができる。自分が気持ちを込めた措辞を
 講評でも誉められれば、学びに間違いがなかった事が自信となる やはり推敲不足のままの
 句は句会でも指摘をもらえる。やはり句会に出なければ。 
 昨日の名乗りの句は先日行った称名寺の句
 
 釈迦堂の空をはなれず春の鳶
 水ぬるむ鷺が狩場の浄土池

 選句は
 春寒の厩舎に古りし温度計
 春浅し仁王の臍の一文字
 大津絵のぎょろ目の鬼や冴返る
 紅梅を見上げし空の青さかな
 長旅の上野のパンダ春の風
 退院の父を囲めり春炬燵
 春光や新車の並ぶ自転車屋
 冷たさや階段多き斜陽館 





 

 

コメント (4)
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