1月 3日

2013-01-03 02:07:22 | Weblog
             ( 正月三日・蝋梅 )


西行庵雪が浄めし三日なり        福永耕二


神官の妻の眉濃き三日かな        寺井谷子


三日はや暁闇洩るる杜氏の唄       小坂 灯村


誰も来ぬ三日や墨を磨り遊ぶ        殿村菟絲子




蝋梅や枝疎なる時雨空          芥川龍之介


蝋梅の香のほどけゐし天神社       濱野ユク


臘梅や水に入る巌うつくしき       長谷川櫂


臘梅や日をたつぷりと大藁屋       磯崎兼久







伊吹嶺の俳句 (ムーさんの俳句歳時記、伊吹嶺歳時記から転載させて頂いています)  
http://m6towers.kuronowish.com/saijiki/saijiki_top.html




臘梅の日差し明るき紙干場         武田稜子


臘梅を挿して床屋の大鏡          中村修一郎


三日はや金網に蛸のばし干す        国枝隆生


職引くも三日をはやと思ひけり        井上梟



     伊吹嶺HP http://www.ibukinet.jp    
コメント (2)
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