2月 6日

2013-02-06 00:34:52 | Weblog
           ( 小綬鶏 )


今ごろの散策の楽しみに野鳥との出会いがあります。人間の勝手で季語になって
しまっていますが、眼白(夏)翡翠(夏)頬白(春)鶺鴒(秋)鵯(秋)四十雀(夏)等など・・・
今の季節でも見かけ、その声も楽しませてくれます。
平日の植物園は人も少なく、野鳥を楽しむには最高です。
時たま草むらからシャシャと掃くような音がします,眼を凝らしてみると小綬鶏が
草の中を嘴で掻き分け、虫や木の実を漁っています。最初は雉鳩だろうと思って
いましたが,よく見ると小綬鶏でした。 俳句をするようになって野鳥への感心も
深まりこれも俳句のまわりを楽しむことなのでしょうね。


小綬鶏に呼び起こされし寮泊まり         栗田やすし


小綬鶏の妻恋ひ節のちよつと来い          沢木欣一


小綬鶏に呼ばれどほしや昼の酒           矢島渚男


小綬鶏や朝日うつろふ旅の膳            下村ひろし


はけの径小綬鶏の声せはしかり           佐久間俊子



伊吹嶺の俳句 (ムーさんの俳句歳時記、伊吹嶺歳時記から転載させて頂いています)  
http://m6towers.kuronowish.com/saijiki/saijiki_top.html




小綬鶏の声つつぬけや絵付小屋          澤田正子


小綬鶏や黒き砂噴く富士の水            平松公代

 
小綬鶏の鋭声響けり政子の井           栗田せつ子




    伊吹嶺HP http://www.ibukinet.jp    
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