3月 5日

2021-03-05 05:43:32 | Weblog
                      啓 蟄


          二十四節気の第3。太陽黄径345度雨水から数えて15日目頃。
          今日3月5日から春分まで(2021年は3月5日(金)〜3月19日(金)です)
          啓は「ひらく」、蟄(ちつ)は「土中で冬ごもりしている虫」の意味で、
          大地が暖まり冬眠していた虫が、春の訪れを感じ、穴から出てくる頃。
          菰(こも)はずし を啓蟄の恒例行事にしているところが多いですね。



     啓蟄や天使の声のひきがへる           沢木欣一


     啓蟄や土塊指間よりこぼる            栗田やすし


     啓蟄や野菜サラダを山盛に            河原地英武


     調教の鞭啓蟄の地を打てる            矢野孝子


     籠を編むひご啓蟄の地に撓ふ           都合ナルミ


     啓蟄や妻還暦のクラス会             佐藤とみお


     啓蟄の土靴底に郵便夫              奥山ひろ子


     啓蟄や重機蠢く丸の内              武藤光晴


     啓蟄の地べたに広げ蚤の市            橋本紀子


     啓蟄の朝ねんごろに地を掃けり          福田邦子


     啓蟄の寺にポン菓子爆ずる音           長谷川郁代


     啓蟄の池の底より泡ひとつ            ころころ



          



     啓蟄やわが恋の句を子に読まれ          安住 敦


     道に出て啓蟄のごと婆がをり           森 澄雄


     啓蟄や指輪廻せば魔女のごと           鍵和田釉子


     海女小屋に啓蟄の日の荒莚            角川春樹


     啓蟄の雉子が地を翔つ土煙り           飯田龍太


     啓蟄の花屋から水流れけり            大島雄作


     啓蟄や怒りて折りしペンの先           福永耕二



          

           三密を忘れなく 密閉、密集、密接を避けましょう
        そして手洗い、うがい、マスクの着用で自分と大切な人を守りましょう

        非常事態宣言が3月21日まで延長されそうです

コメント (2)
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