9月 10日

2016-09-10 17:58:29 | Weblog
蕊散つて棒立ちとなる曼珠沙華        栗田やすし


行く水のまがね光りや曼珠沙華        沢木欣一


寂光といふあらば見せよ曼珠沙華        細見綾子


日向路の咲けば列なす曼珠沙華         鷹羽狩行


つきぬけて天上の紺曼珠沙華          山口誓子


遊行者一遍倒れ伏す曼珠沙華          黒田杏子



http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/dd/30bd1a3e1ef8d5c568cd098d5fde0809.jpg?random=47cf7d1a71f49e7e654c2487899dd8d8


陶窯の火色より濃き彼岸花           下阪淑峰


怖い夜や見えなくならぬ彼岸花         池田澄子


彼岸花鎮守の森の昏きより           中川宋淵


原爆の地より噴き出す彼岸花          朝倉和江



*曼珠沙華、彼岸花 どちらで詠むにしても文字そのものに詩情があるような
 気がする  だから類想も多くなるのだろうか
 やはり 写生に徹しなければ自分の句にならない




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9月 9日

2016-09-09 18:06:56 | Weblog

暗がりに子規の小机萩咲けり         栗田やすし


驟雨来て瑠璃岩盤に萩散りぬ         沢木欣一


虻が来て萩が静かに賑はひぬ          細見綾子


撒水す萩のしづくのたのしさに         及川 貞


浅草に舟宿のあり萩月夜            黒木千代子


駄菓子屋の木箱に萩の咲きそめし        三枝正子




* 東京のTV放送ならTBS 木曜日 PM7時からの 「プレバト」
  夏井いつきさんの指導が興味深い
  ほとんど未経験の出演者から俳句を引き出している
  ふつう句会に初参加しても、何が何やら分からないうちに終るのが当たり前
  やはり、じかに指導者が誉めて伸びるのなのだろうなあ、と変な納得している
  黒田杏子さんのお弟子さんであり、いまや俳句甲子園をここまでして
  夏井さんの説明は初心者にも分かりやすい
  番組中 夏井さんの添削の前に自分なりに添削をしてみることがある
  家族の前で「こうだ・・」と
  ほとんど一緒であることにホッとする
  「伊吹嶺」で指導を受けたことが間違い無いことを実感する
コメント (3)
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