先日のNPO埼玉教育ネットの研修会で、本年度の埼玉公立高校の入試平均点の話が出ました。正式な発表は5月以降になるとのことですが、5教科でおよそ250点から255点ぐらいではないかということです。
一昨年が230点後半ですので、20点前後は平均が上昇したことになります。これは問題が易しくなったともいえますが、反面、取れる人と取れない人の差が大きくなってきたともいえるように感じます。
当塾でも卒業した生徒にお願いして当日の試験の点数を回収いたしましたが、英語で満点が取れる人がいたり、理科や国語などで90点以上という点数を修めて人もいる反面、30点台などの点数でかなり苦戦している人も見受けられました。
また、理科・社会・国語の勉強は遅れがちになり差が大きくなる教科です。実際、英語・数学よりも上下差が大きいので、理科・社会が得意は上位校でも下位校でも有利になります。特に上位校を狙う人は、理社国に対して早めに対策をしておくことも大切だと思います。
考えてみれば、もともと埼玉の入試は、「出来る人と出来ない人の差が出やすいような問題」という傾向が顕著になってきているので、上記のような結果になってくるのは当然といえますし、今後もこの傾向は続くものと思います。
いつから本気で取り組み点数を取っていくのかによって当日取れる点数の差は大きくなってきます。内申点と共に1学期はこのあたりを意識して勉強できるかがポイントになりそうです。