幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

格差入試到来?!

2020年11月19日 17時39分07秒 | 日記・エッセイ・コラム
先日、埼玉県の公立高校の倍率が発表されました。この調査では公立高校を希望する割合は過去最低水準となりました。
これをこのまま鵜呑みにできるかというと、私はそうではないとは思いますが、
公立高校離れが進んでしまったという点では、一つの事実かなと思います。





今年は入試に関する情報が本当にない年でした。
埼玉県の高校入試事情は特殊で、生徒・保護者のみなさんが自ら動かないと情報が集まらないという事情があります。
その情報収集の場として行われているのが、彩の国進学フェアなどの合同相談会です。
ところが今年は、こういった合同相談会がコロナの影響でことごとく中止となり、
生徒・保護者のみなさんが情報を集めようにも集められないという事態が発生していました。

また、例年は1学期から活発に行われる各学校ごとの説明会や個別相談会も
コロナの影響で中止に追い込まれました。
学校ごとの説明会や相談会は夏すぎから動き出したものの、3蜜を避けるために予約制となり、予約が取れない人が続出し、
例年ならば、一通り志望校について情報を得て、選定の作業に入り始めるはずの10月になっても、
志望校の比較どころか、ほとんど情報を得られていないという人が多くいたように思います。

そのような中でおこなれた志望校調査ですので、この数字は変わる可能性があると私は思っています。
ただ、大まかな流れとして、私立単願の傾向が強いことも事実だと思います。
(これにつてはまた、別に記事を改めて書きたいと思います)

今年の入試はいろんな意味で格差が大きい入試だと思います。
それは学習における格差だけではなく、志望校に対する情報を得られたかどうかとという点でも格差が大きかったと思います。

コロナ禍は私達の学習面でなく、情報収集力などについても、多くの示唆を残していったように思います。

塾も例年と同じように進路関係の行事を行うことはできませんでしたが、
今までにお世話になった方々からいただく情報や人脈を通じて、少なからずみなさんへの情報提供はできたように思います。

コロナ禍は、人と人とのつながりについても知らしめたように感じます。