幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

みんなで見る夢

2010年06月01日 18時07分00秒 | 日記・エッセイ・コラム

先日、来春開校する開智未来高校の学校説明会に行ってきました。来春新しく開校する学校とはいっても、母体が現在岩槻にある開智高校だけに期待も大きいのか、説明会の会場が一杯になるほどの参加者でした。

その説明会の中で、なぜわざわざ新しい高校をつくるのか、その理由について『既存の学校には伝統があり、それを善くも悪くも変えていくのは難しいから』とお話しされていました。だからと言って新しい学校を作るのは並大抵ではありません。それは大変な努力を必要とするのだと思いますが、そこまでしてでも新しい学校を作っていきたい、新しい試みをしていきたい、そんな熱意を感じました。

その説明会の中で、開智未来高校で校長に就任される予定の関根均先生が、こんな言葉を紹介してくれました。

『一人で見る夢は夢でしかない。しかし、誰かと見る夢は現実だ』

関根先生は、今までにご自身の中で理想とされる教育の形を作って来られたのだと思います。ただ、それは今までは『一人で見る夢』でしかなかった。しかし、今、理想とする教育を実践できるチャンスが来た、『一人で見ていた夢』が『誰かと見る夢』に変わろうとしている、そんなふうに感じられました。

ただ人数が増えたから学校を増やします、というやり方では理念も理想もない気がしますが、決してそうではなく、『新しい教育を始めるんだ』という理念・理想があり、それが新しい学校をつくるという大変な作業を進めていく原動力になっている、そんな気がしました。また実際に『誰かと見る夢』を実現しようと、関根先生のもとには、新しいスタッフ・教員が集まりつつあります。関根先生の理念・理想に共鳴して集まってくる先生方と、どんな形で学校を作り上げていくのか、とても楽しみになりました。

翻って、塾のこともそんな視点から、いろいろと考えさせられることがたくさんありました。
この塾にも、やはり理念・理想があります。しかし、それは『一人で見る夢』であるだけではいけないな、と気付かされました。
生徒さんや保護者のかた、そして当塾のスタッフが『みんなで見る夢』にしていかなければならない、一人ひとりをしっかりと知り、一人ひとりに語りかけていく中で『誰かと見る夢』に変えていかなければならない、そう強く感じました。

今年度もはじまって早2ヶ月が過ぎました。今まで見てきた中で、新しい生徒さんや新しいスタッフの皆さんが、どんな人達なのか、少しずつ分かってきました。しかし、これからはただ分かっているだけでなく、『夢』についてもしっかりと話していき、その中で共に頑張りながらお互いの成長につなげていきたい、共に成長していきたい、そう強く感じました。

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