「学校で学んだことを一切忘れてしまった時になお残っているもの、それこそ教育だ。」
アインシュタインが残したと言われるこの言葉。
先日、3年生を対象に通い合宿「冬スペ」を実施しましたが、私が設定した目標は、この言葉そのものでした。
塾内でイベントを行うときには、私は表と裏の2つの目標を設定しています。
今回の冬スペならば、表の目標は「受験に向けて過去問を仕上げる」「苦手な単元を克服する」などです。
一方で、運営をする側としての目標、すなわち裏の目標というのも設定していて、今回の裏目標は、先ほどのアインシュタインの言葉そのものでした。
↑冬スぺの授業の様子
目の前にいる子どもたちは、もうすぐここを卒業していきます。
それと同時に、ここで学んだ内容は忘れていくかもしれません。
でも、ここで友達とここで一緒に頑張ったこと、それだけは忘れてほしくない、そんな思いで今回の冬スペの時間割を組んでいきました。
公立組、私立組に分かれての学習となりましたので、全員が一同に会する時間はあまりありませんでしたが、
最後に撮った写真ではみんなが笑顔で写ってくれたことが、とても印象的でした。
↑最後のみんなで記念撮影
受験の日までは学んだ内容を忘れては欲しくありませんが、その日をすぎれば、いつかは忘れていくかもしれません。
でも、ここで15歳の1年間を過ごした友達がいたということ、
ともに学び、共に成長した友達がいたということ、
いつか大変なことがあったときは、この日のことを思い出して、
「自分には仲間がいた。あのとき自分は頑張れた」
そのことを自信に、前へと進んでいってもらえたらと思います。
↑差し入れをいただきました。ありがとうございます。
受験勉強は避けて通れないものだとするならば、それをどのように皆さんの人生における糧にするか、
私はそんなことも考えながらイベントの裏目標をこれからも設定しています。
これからのイベントにおいても、成績向上や進路情報の提供といった、直接的な目的の他に、
皆さんの貴重な15歳の一年間のためにできることを考えて、それをしっかりと形にしていきたいと思います。
↑塾からは湯島天神の合格鉛筆を皆さんにお渡ししました。
↑皆さん、お疲れ様でした。