幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
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とりあえず、まずは前を向いてみよう

2024年04月24日 17時29分04秒 | 日記・エッセイ・コラム
新年度が始まって3週間が過ぎました。
このころになると、ポツポツと聞こえ始めるのが、新しい環境に対する”いろんな声”です。
進級や進学を楽しんでいる皆さんがいる反面、どうも新しい環境になじめずに戸惑っている、そんな皆さんも見られるのがこの時期だと思います。
今までと違う新しい環境に入った以上、何かしらの不都合な点が出てくるのは確かだと思います。
「こんなはずじゃなかった…」そんなふうに思っている皆さんも多いと思います。

学年が変わり新しいクラスになったことでも、いろいろな戸惑いがあるとは思いますが、高校に進学した皆さんは、特にこの戸惑いが大きいように思います。
転校などの大きな環境の変化があった場合は別ですが、基本的に小・中と幼いころからの知り合いに囲まれて生活をしてきたのに、
いきなり全く知らな人たちに囲まれて生活をスタートさせなくてはいけないのですから、その戸惑いが大きいのは容易に想像ができます。
もしかしたら、「そういうことになるとはわかってはいたけれど、予想以上だった」そういう皆さんも多いのではないかなと思います。



入学式が行われるちょうど1か月ぐらい前、いろんな高校の卒業式が行われていました。その中で見受けられた言葉には「この高校でよかった」「仲間と出会えて良かった」というものが多くあったように思います。
もちろん、全員が全員そうではないとしても、多くの卒業生たちは、それなりに高校生活を楽しんで卒業をしていったようでした。
ではこういう人達も、最初から高校生活をエンジョイできていたのか…
そう考えると、全員がYESということでもないように思います。

人には徐々にその環境に順応していく性質があると、どこかで聞いたことがあります。その速度は様々で、早くから環境に慣れ親しんでいく人もいれば、そうでない人もいると思います。
ただ、良かれ悪しかれ、だんだんと環境には順応していくのが人のようです。
入学式から3週間というこの期間が、順応していく期間として短いのか長いのかは人それぞれだと思いますが、まだまだ順応に時間がかかる、そんな皆さんも多いのではないかなと思います。

環境の変化に戸惑う皆さんが多い時期、もちろん無理は禁物です。
でもどこかで前を向いて歩き始めれば、道が見えてくる、そんな可能性もあるように思います。
その時までは、中学の友達でもいい、信頼できる大人でもいい、
皆さんが心を寄せることのできる人に心を寄せて、新しい環境になじんでいくまでのエネルギーをもらうのがよいのではないかなと思います。



人が元気になるのは、ある種のエネルギーの交換ができた時だと思います。
昔からの友人とは、長くいたからこそそれができていた。
でも新しい環境になって、まだエネルギーの交換ができない、
今はそんな状況だからこそ苦しいのだと思います。
もちろん目には見えないものですので、物理的に注入してあげることはできませんが、
「あの日といたら元気になれる!」そんな人を新しい環境の中で見つけるまで、昔の友人たちを頼ってみるのもいいのかもしれません。

もうすぐゴールデンウィークがやってきます。
新年度の緊張感から少しばかり解放されるこの時期、新しい環境に立ち向かうためのエネルギーである勇気をチャージできたらいいですね。

※この記事内の写真は、すべてイメージです。

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