授業をしていると、生徒さんに「分かった!」と言われる。
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塾の先生としては、とても嬉しい循環です。
生徒さんにとっても、分かったことに喜びを感じる瞬間だと思います。
でも、実はここからが本番って知ってましたか?
私が入塾説明のときに良くする話として、
「分かるとできるは違うよ」
という話をしています。
学校の授業でも塾の授業でも、先生の説明を聞いているとら、しっかりと分かる。
でも、分かったからと言って問題が解けるかどうかは別。
そのことを意識していないと、授業を聞いて「分かった」で終わってしまいます。
結果、テストをするも意外にもとれない、そんなことが多々あるように思います。
大切なのは分かってからなんですよね。
分かったことを使って問題が解けるかどうか、そこを確かめないと、
分かったはずなのにできない!
という結果になってしまいます。
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教わることとは基本的には問題を解くために必要な、最低限のルールだったりスキルだったりします。
車の免許もそうですよね。
免許を取るために、最低限のルールとスキルは学びますが、
そこから上手くなるかどうかは、免許取得後にどれだけ運転して慣れていくかにかかっています。
勉強も全く同じで、授業で習うことは免許を取るようなもの。
上手くなりたかったら、できるようになりたかったら、実際にそれらを使って問題を解く、
それが必要になってきます。
結局、本当にできる人とは、どんな分野においても
自分で練習を積んだ人
なんだろうと思います。
野球もサッカーも車の運転も勉強も、
監督やコーチや教官や先生に、最低限のことを習ったら、
そのあとは自主練しないとうまくならないのは、みんな一緒。
勉強でいえば、家庭学習や自習の大切さはそこにあると言えると思います。
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テストが近づいてきましたが、皆さんの学習レベルはどのくらいでしょうか?
もしかして「分かった」だけで止まっていませんか?
だとするならば、「できる」ようになるための練習が、ここからは大切になってきますよ!
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※この記事中の写真はすべてイメージです
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