先日の記事で、生徒さんの成長した点について書いてみましたが、今回はその2回目。
↑小学生の生徒さんが単語を覚えるために何度もなぞり書きをしていました
今回私が気づいた成長点は、
「書くという動作が増えた」
ということです。
勉強の基本は、覚えるということにあります。
英語の単語、漢字、理社の用語を始め、多岐にわたって、覚えることが必要です。
だからこそ、まずは覚えることが大切になってくるのですが、
意外とその覚えるための手段を持っていないという人が多くいるように思います。
勉強が苦手、あるいはやっても伸びないという人を見ていると、
「覚えなきゃ」という意識はあるのですが、そのための手段を知らない、
もしくは知っていても実行していない、
そんな人が多いように思います。
私は覚えるためには「書く」ようにと言っています。
それは、テストで求められるときには「書いて」解答することが多いからです。
もちろんテストによっては他の方法で解答することもあるかもしれませんが、
いま行われているテストのほとんどは書いて解答するわけですから、
書いて解答できるようにすることが必要なんだろうと思います。
だからこそ、「書いて覚える」をおすすめしているのですが、
苦手だったり、やってもイマイチという皆さんを見ていると、
ノートやまとめを「見ているだけ」だったりします。
見ていれば頭には入るのかもしれませんが、手と連動していないので、いざ書いてみようとすると手が動かない、
そんなこともあるように思います。
求められる解答方式が「書く」ですから、
「書いて覚える」を実践してほしいなあと思います。
当塾の生徒さんでも、見て覚えて「覚えた」と言っている生徒さんがいますが、
書かせてみると意外とかけなかったりします。
そこで上記のようなお話をさせていただくのですが、
人ってなかなか習慣を変えるのは難しいもの、
頭ではわかっていても、今までの学習方法からすぐに変えられる人は少ないのが実態です。
↑小学生の生徒さんが単語を覚えるために何度もなぞり書きをしていました
でもそこは粘るしかないですよね。
テストなども含めて上手く行かなかったときに、私も含め、講師陣が生徒の皆さんと話しをしていったり、
実際にやってみてその効果を実践してもらったりと、様々工夫を重ねて、生徒さんに実感してもらえるように、
私達も努力をしていかなくてはならないかなと思います。
そんなふうにして「書いて覚えよう」という話をしていく中で、
最近は書いて覚えるという行動をし始めている生徒さんが増えてきたように思います。
そういった生徒さんたちの結果を見てみると、100%とはいかないものの、少しずつその効果は出てきているように感じます。
とは言ってもまだまだ「書いて覚える」が全員ができているわけではありません。
今後も粘り強く取り組んでいきたい、そんなふうに思います。