日々授業をしていると、生徒さんの成長に気づくことがあります。
学習で成果を出すには、やはりやり方が大切です。
私達もその都度気づいたことをお話はしていきますが、人って今までの習慣を急に変えることは、なかなか難しいもの。
話は理解してくれていても、なかなか行動に移せなかったり、そんなこともあったりします。
でもふとした瞬間に、
「あ、この子、変わったな」
と思うときがあります。
今回は、最近発見して嬉しかった生徒さんの成長について、何回かに分けて書いてみようと思います。
◆その1◆
過去問をやる生徒さんが増えてきた
私がよく生徒さんに話すことの一つとして、
「未来を知るには過去を知ること」
という話をしています。
入試で置き換えてみれば、
これからどんな問題が出るかを知りたいならば、過去にどんな問題が出たかを見ればそれがわかる。
そんな意味合いになるかと思います。
生徒の皆さんは、これは頭では理解してくれているように思いますが、なかなか行動には移しづらいようです。
過去問となるとやはりハードルが高いからだと思います。
ただ最近はそれが少しずつ変わってきたように思います。
入試の過去問を今からやるということについては、まだハードルが高いようですが、
検定試験や定期テストなどでは、過去にどんな問題が出たかを知り、そのうえで学習をさらに進化・深化させていく、
そんな生徒さんが出てきたように思います。
過去にどんな問題が出たかを知ることで、
今取り組んでいるワークや問題集に取り組む意味が更にわかってくるのではないかなと思います。
そうすることで、ただやっているのではなく、
「この問題は過去に似たようなものが出ていたから、解けるようになりたい!」
に意識も変わってくるのではないかなと思います。
最終的には入試でそれができるようになれば良いのですが、そこまではまだもう少しかな。
ただ、こうやって過去問を解き、その成果を積み重ねていけば、
きっと「未来を知るには、過去を知ること」の意味がわかり、
過去問をやる意味を見出してくれるのではないかなと思います。
そしてこの考え方は、いわゆる勉強だけでなく、その後の人生に起こる様々な問題にも対応できるスキルにもなっていくように思います。
温故知新ということわざがあるように、過去を知ることはすなわち未来を知ることに繋がります。
過去にとらわれる必要はありませんが、過去から学ぶという姿勢を
学びを通して生徒さんには身につけてほしいなあと思っています。
その2へ続く