゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

混植栽培米浸透の兆し

2007-12-03 20:30:00 | ほっかいどう関連情報

複数品種一緒に作付け                                                     上川中部 味向上、病害虫に強く

100_0393 複数品種の種もみを混ぜて植えた「混植栽培                            米」が静かな人気だ。「おいしい」と消費者の評                           価が高いうえ、「病害虫に強い」と栽培農家も歓                           迎する。品種を交ぜた栽培は「異品種混入」と                            みなされ、農協には出荷できないが、直売や米                           穀店独自ブレンド米としてファンをじわりと広げている。コメは「き                  らら397」「ほしのゆめ」など単品で売られることが多いが、味や食                           感、粘りなど特徴の異なる品種を交ぜるとおいしくなることが知られ                           ており、コメを独自に交ぜて「ブレンド米」として販売している米穀店                            も多い。ホクレンも「ななつぼし」と粘りの強い「あやひめ」を九対一で                           交ぜた独自ブレンド米「げんきぼし」を販売し、すし店などから好評を                           得ている。「混植栽培米」はコメを交ぜるのではなく、種もみの段階                            から交ぜて栽培する。上川管内東神楽町の米穀店「柳沼」は、契約                           農家が2004年から「ほしのゆめ」や「あやひめ」など四品種を交ぜ                           て植えた混植栽培米を「北斗米ゆきのつや」(宅配料込みで10㌔                            三千五百円)として同年から販売している。当初は同町や旭川市、                           同管内東川町の契約農家七戸が計7へクタ-ルに四品種を交ぜて                            作付けしたが、年々規模が拡大し、今年は十六戸が「おぼろづき」も                           加えた五品種を四十二へクタルに作付けし、約二百四十㌧を収穫した。                         柳沼雅彦社長は「冷めても粘りがありおいしいと口コミで広がり、今で                          は販売量の三割が混植栽培米」と話す。減農薬米を販売する同社が、                         「より農薬を減らしたい」と情報収集する中で混植栽培を知った。契約                          農家が混植栽培を行う中で病害虫に強い傾向も分かり、同社の混植                          栽培米の農薬使用回数は、道の減農薬、減化学肥料の認証基準の                          半分ほどの4~6回に抑えている。旭川市東旭川町の市田敏行さん                          (56)は、20年ほど前から混植栽培に取り組む。「ブレンド米はおいし                           いが、コメを交ぜるとむらが出る。種もみの段階で交ぜてみよう」と思                           いついたという。農協などは扱わないため直売用として作付け。健在                          は十三へクタルのうち七へクタルが混植栽培米だ。市田さんは混植栽培                          米に農薬をほとんど使わないが、病害虫の被害はめったにないという。                         「人間もいろいろな人がいる環境でもまれて強くなる。コメも複数品種                          の方が強くなるのでは」と笑う。北大農学部の幸田泰則教授(植物生                          理学)は「野生の植物が雑多な種の中で育ち、強いのと同様、コメも                           品種を交ぜると病害虫に強くなることは考え得る」としている。

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教育「組合の主張」 ⑧

2007-12-03 15:54:00 | 受験・学校

希望を求めて-再生へこう考える                                               子供と向き合う時間を

100_0399 -北教組は労働運動とともに、戦後の教育現                            場で子供の「学ぶ意欲」を引き出す授業の研究、                           実践を重視してきました。                                       「授業は最優先の仕事で、授業の技量を磨き子                           供たちとともに成長するのがわれわれの理想で                           す。そのために、授業の工夫やアイデアを発表し、教育研究集会                 (教研集会)を続けています。しかし、最近は忙しさが増し、教研集会                          に参加したくてもできない教職員がいます。事務作業や授業に無関                           係な校務を軽減し、子供たちと向き合う時間を確保するためにも組合                          が大切です」

「序列化」に反対

-授業の技量を重視する一方で、全国学力テストに反対する理由                            は何ですか。                                                           「学習到達度を調べることに反対なのではありません。テストによる                           子供たちの序列化に反対なのです。全国一斉で受けさせ、結果を公                          表する狙いは地域、学校、子供たちを点数で序列化し、教育に弱肉                           強食の競争原理を持ち込むことにほかなりません。本当に大切な学                          力、社会で生きていく働く力は、点数競争とは別な勉強で身につきま                         す」                                                                「全国学力テストは、学校での査定昇級の動きとつながり、『管理職                           に評価されるために学力テストの点数を上げなくては』という発想すら                           生まれかねない。勉強の不得意な子供はどうなってしまいますか?                           一部の学者が指摘するように、抽出方式のテストを、結果を非公表に                          して行えば十分です」                                                      -しかし、全国学力テストで北教組は当初の「非協力姿勢」を道教委                          に押し切られる形で撤回し、結果は完全実施となりました。                                「われわれの主張を道民に理解してもらうための時間がなかった。来                          年の第二回全国学力テストは、保護者をはじめ多くの人たちの理解                           を得て実施を阻みたい。全国学力テストに先立ち、昨年12月の道教                          委のいじめアンケ-トに反対したことでも『北教組はけしからん』と批                           判を浴びましたが、もっと丁寧に道民に伝え、理解を得る必要を感じ                           ています」

いじめで報告書

-道教委のいじめアンケ-トに反対した理由は。                                     「あのアンケ-トは、いじめ解決に役立ちません。深刻ないじめ事件                           が相次ぐ中で、道教委が形だけの対策を示すアリバイ作りでした。                            むしろアンケ-トを行うことで子供同士に不信感が生まれ、『アン                             ケ-トに自分が書いた内容が漏れたらどうしよう』という不安をもたら                           した」                                                                「クラス内の微妙な関係にアンテナを張り、真剣にいじめに立ち向                             っている教師に、迷惑です。いじめの解決は現場の努力にかかって                           いる。あのアンケ-トが現実の対策で役立つたという話は聞きま                             せん」                                                                -若手を中心に北教祖に加入しない「組合離れ」が進んでいます。                           「組織率の低下は確かに問題です。若い教職員に組合の理念を分か                          ってもらわなくては-。北教祖はじめ問題でも、道教委のアンケ-トに                          反対しただけではありません。組合員による『いじめ解決の実践報告                         集』を今年6月に作成し、一般市民にも配布しました。こうした活動は                          保護者にも知らされておらず、やはり情報発信の必要を痛感していま                         す」                                                                 -仕事に熱意のない組合員がいるとの批判も一部で聞かれます。                           「教育の専門職としてしっかり仕事をすることが本来の組合活動の前                          提です。まじめな教職員の多くが『もっと子供にかかわりたい』と望ん                          でいる。そのために『ゆとり』を確保することは大切ですが、楽をするた                          めの組合ではありません。教職員が子供たちとともに育つ教育を進め                          たい」

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教育「行政の課題」 ⑦

2007-12-03 13:07:00 | 受験・学校

希望を求めて-再生へこう考える                                              「子供のため」最優先

100_0302 -文部科学省が43年ぶりに行った全国学力テ                           ストの完全実施に向け強い姿勢を見てましたね。                           「子供の現状を把握するために学力調査は大切                           です。やるからには全市町村すべての学校で調                           査の趣旨を踏まえ、きちっと行わないと意味が                            薄れてしまう。形だけでなく、担任の先生たちがそろって一斉にやる                ことが『テストの結果をみんなで前向きに生かそう』という力にもなる                           と考えました」「北教組は当初『非協力方針』を示しましたが、これに                           は道教委が非協力の教師に対する処分も辞さない構えで実施を求                           めました。結果として『道教委は本気だ』というメッセ-ジを市町村教                          委、学校に発信することになり、スム-ズな完全実施につながりま                            した」

低学力放置せず

-結果は北海道の平均正答率が小中学校とも全国の下位でしたが。                          「北海道が下から何番目、だから北海道の教育はダメといった議論で                          問題は解決しません。『応用力が足りない』という全国的な傾向に着                          目し、学力を幅広くとらえて子供たちを伸ばす手だてを講じたい」                             「一方で、道立高の校長先生から『掛け算、割り算ができない生徒が                          いる』という話を聞かされることもあります。『幅広い学力』とは別問題                           として、基礎的な計算力や英語のスペルなどが身についてない低学                           力を放置しては、教育の責任を果たしたことになりません。このため                           道教委は現在、小中学校の各段階で『全員が必ず身につけなくては                          いけない基礎学力』を独自にコアアビリテイ(中核的能力)と位置づけ、                         子供たち全員に指導を徹底するための方策を3年計画で立案中です」

身内の論理排除

-滝川市で起きた小学生のいじめ自殺では、道教委内部で遺書の                           コピ-が紛失したことなど゛が批判を受けました。その後の組織改                            革は。                                                               「遺書紛失は私の就任半年後に発覚し、道教委全体の意識改革が                           必要と痛感しました。『身内に都合の良い役所の論理』がなかった                            かを自問自答し、『子供たちのため』をすべてに優先して考える。当                            たり前のことですが、これを徹底することが私の責任です」                                「今年6月の機構改革で部制を廃止し次長のもとで情報を一元管理                           する体制にしたのも、課題を共有し機敏に対処する目的です。まだ                            満点ではありませんが、道教委は前向きに変わりつつあります」                             -北広島市では同級生へのいじめを訴えた中学生が逆に孤立して                           転校を強いられたことが発覚し、最近校長が処分を受けましたが。                           「北広島の問題では、学校当局、管理職に『子供を守る』という強い                           意思があったのか。疑問を抱かざるを得ません。生徒にトラブル、問                           題が及んでいるのに迅速に行動せず静観することは『手をこまねい                           ていた』と同じです。これからは、道教委の組織も学校現場も『何もし                           ないでいる』こと自体が、責任を問われることになります。学校現場で                          このことを徹底したい。大多数の先生が一生懸命にやっていることは、                         十分に理解しています」                                                     -教師を目指す若者が減っていますが。                                          「先日、小樽水産高校の実習船の出発を見送り、胸が熱くなりまし                           た。道教委の教員はペ-パ-テストの成績順で採用するわけでは                            なく、面接などで教育への志とエネルギ-を重視します。専門知識や                           経験を生かしてもらうため、教員免許を持たない人の採用も本年度か                          ら枠を拡大しました。情熱のある若者に、教育という素晴らしいプロ                            ジェクトにぜひ参加してほしい」

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