゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

お酒は太る?「當瀬規嗣解説」

2007-12-22 15:00:00 | 健康・病気

食欲増進こそご用心

忘年会シ-ズン真っただ中です。たくさんのごちそうに、たくさんの                            お酒。二日酔いも気になるところですが、体重の増加も気になる方                            も多いのではないかと思います。とくにメタポリックシンドロ-ムの                            兆候のある人は・・・・。通常、肥満の傾向のある方に、減量のため                             の食事指導をする際に、飲酒の制限、あるいは禁酒をお願いします。                          それでは、お酒は体重を増やすのでしょうか?実は食品のカロリ-                            を計算するときは、お酒、すなわちアルコ-ルを計算に入れる考え                            方と、計算に入れない考え方があります。カロリ-源として計算に                            入れる考え方は、アルコ-ルが体のエネルギ-源として利用される                            ことを重視しています。もし、たくさんお酒を飲んだとき、余分なカロ                            リ-摂取となるので、脂肪としてためられて太るというわけです。                             一方、カロリ-源として計算に入れない考え方は、お酒を飲んだとき                           の体の反応を重視しています。お酒を飲むと、心拍数は増え、血液                            循環がよくなります。これによりエネルギ-消費が増えます。また、熱                           の放散が増え、人によっては発汗も盛んになります。このため体温                            を維持するためにエネルギ-の消費はさらに多くなります。こうして、                           お酒で吸収されたエネルギ-はすぐに消費されて、ほとんど残らない                           という考えです。どちらの考えが真実かはまだ分かりません。ただ、                           お酒を飲むと陽気になり食欲が出て、たくさん食べてしまいがちで                           す。飲酒で太るという主な理由は、こちらにありそうです。ご用心-。                          (とうせ・のりつぐ=札医大医学部部長)

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こどものほん「福田洋子・こども富貴堂店長」

2007-12-22 14:03:00 | 本と雑誌

<幼児向き>

サンタクロースが二月にやってきた (えほんのもり) サンタクロースが二月にやってきた (えほんのもり)
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2007-11

このサンタさんも実に優しいサンタさん。しかも、気前がよくてトナカ                            イもそりも子供たちにプレゼントしてしまいます。仲間の待つ北の空                           へ歩いて帰らなければならないサンタさん。二月になってもまだ雪野                           原を歩いているという訳なのです。そのサンタさんが道草をしていて、                          動物園のライオン親子の部屋の天井から落っこちてしまいます。喜ん                          だのはライオンの坊やたち。「僕たちにもプレゼントを」とおねだりしま                          す。何も持ってないサンタさんが考えたプレゼントって、いったいなん                           だったのでしょう。あべさんの描くライオンファミリ-は本当にすてきで                          す。そして青い雪の世界に浮かび上がるサンタクロ-スの姿は、限り                          なくあたたかい。

サンタクロースとぎんのくま (世界傑作絵本シリーズ) サンタクロースとぎんのくま (世界傑作絵本シリーズ)
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2007-10

クリスマスにマルチはサンタクロ-スから「ぎんのくま」をもらいまし                            た。妹のモニカがもらったのは、「まり」でした。モニカはどうしてもぎ                           んのくまがほしくてたまりません。そこで、マルチはモニカのために、                           ぎんのくまを探しに出かけます。森の中で耳の冷たいリスに自分の                           手袋をプレゼントするマルチ。リスたちはオオカミが持っていってしま                           ったマルチのぎんのくまを取り返してくれます。やがてマルチはサン                           タクロ-スが住むゆきだるまの町に着きました。この絵本の作者ベ                            ロニカはハンガリ-の人。この国のサンタさんはトナカイに乗らずに、                           お供に小鬼を連れています。ゆきだるまもカラフルなお家に住んで                            いて、とても楽しそう。マルチとサンタさんの優しさがいっぱい伝わ                            ってきます。

<低・中学年向き>

初雪のふる日 初雪のふる日
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2007-11

懐かしくて不思議で、少し怖くて美しい安房直子の世界を、こんな                            にも切なく描いてくれたこみねゆらさんにありがとうを伝えたい。ど                             こまでも続く石けりの輪。女の子がひとりその輪を飛んでゆきます。                            ほほを赤く染めて。やがて雪が降り始めます。「もう帰ろうかな」と                            女の子がつぶやいたとき、後ろから真っ白いウサギが石けりをしな                            がら女の子の後をついてきます。雪を降らせる白うさぎたちでした。                            アンデルセンの「赤い靴」の主人公は踊り続けたのですが、この女                            の子は白うさぎたちと、とび続けなければなりませんでした。けれど、                          おばあちゃんの言葉がおまじないとなって女の子を救います。季節                           の巡りや自然の神秘をこんなお話に結晶させる安房直子ってやっ                            ぱりすごい。

ソルビム 2 (2) ソルビム 2 (2)
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2007-12

「ソルビム(1)」の女の子編がすばらしかったので、この男の子編                             が翻訳されるのを楽しみにしていました。今年6月、道内三ヵ所を                            回したアジアの絵本展、うちのギャラリ-でも開催しました。その中                           にこの絵本の原書もあったのです。男の子がお正月の晴れ着「ソル                           ビム」を独りで着る様子がいきいきと愛らしく描かれています。まず、                           ポソン(足袋)から。足先にかわいい花が刺しゅうされています。そし                           て健康と長寿を祝って「命」を意味する「寿」という字も。お母さんの                            縫ってくれた晴れ着はとにかく愛情いっぱいに、あふれんばかりで                           す。どうぞどうぞ、世界中の子供たちのもとへ、お正月も新しい年も                           「福」がいっぱい来ますようにこの男の子のように。

<高学年以上>

こやたちのひとりごと こやたちのひとりごと
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2007-11

先日、この絵本を上川管内剣淵町の小学校で読んできました。お父                            さんお母さんたちが聞いてくれました。PTA会長さんが「懐かしかった。                         僕も子供の時、田んぼのそばの小屋で、月明かりの下で稲刈りをす                           る父母の代わりに、小さい妹や弟の子守をしながら、いろんな話をし                           てやりました。まだランプをともしてくださった。少年のようにきれいな                           瞳を輝かせて語るお話に、みんな心がほっこり暖かくなりました。小                           屋って本当にいいです。私の住む東川にも小屋がいっぱいあります。                          オンボロ、おしゃれ、めんこい小屋たち。みんな物語りを抱いています。                         風景の中で、控えめに息しています。「ここにいるよ。いつだってここに                          いるよ」とひとりごちながら。

マーガレットとクリスマスのおくりもの マーガレットとクリスマスのおくりもの
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2007-11

「小公女」や「秘密の花園」そして今は「ニルスのふしぎな旅」と名作                           再読ブ-ムのこのごろの私でしたので、この絵本の表紙、白い鳥に                           乗った小さい女の子に心引きつけられました。「ニルスの女の子版か                           しら」。そうではありませんでした。サンタクロ-スになったマ-ガレッ                           トがクルミ割り人形ルデイに導かれて、森へ湖へプレゼントを届けに行                          く姿だったのです。ルデイも八羽の白い鳥たちもとても頼もしい。マ-                           ガレットとルデイの会話も愉快です。植田真の絵は「静謐」という言葉                          で表現されてきたけれど、この絵本はとてもチャ-ミング。物語と絵が                          溶け合い、奏で合いながら、いとおしい世界を作り上げています。白と                          黒のコントラストがこんなに美しかったなんて

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