シニア ・ビアジャッチ 新津やすこ
最近、関東で各地の地ビ-ルを集めた飲食店 が次々と開店して人気を集め、「地ビ-ルブ- ム」が再び始まったと言われています。これは、 各地のビ-ル醸造所のおいしいビ-ル作りへ の努力だけではなく、食に敏感な2、30代の若い世代を中心に、 着実に地ビ-ルファンを広げてきたことが、理由の一つと言われてい ます。若い世代は、一般になじみ深いピルスナ-スタイル以外のビ- ル、たとえばイギリスやベルギ-のエ-ルやフル-ツや野菜を使った ユニ-クなど多様なビ-ルも、受け入れやすいのです。また、「ビ- ル」をテ-マにした各地のイベントで、さまざまなビ-ルが紹介され ていることも背景にあると考えます。日本地ビ-ル協会が1998年 から開催している「ジャパン・ピア・フェスティバル」は、今年は6月~ 9月に東京・大阪・横浜の3会場で述べ七日間にわたって開かれ、 計12、700人が入場するイベントになっています。今年はこのほか 大手メ-カ-五社が共同で「ピアフェス」を開催。さらに「スイ-ツビ- ル」や、ボジョレ・ヌ-ボ-解禁日に飲むビ-ルなど、新しい地ビ-ル の話題がマスコミに取り上げられる機会が多かった気がします。国内 の地ビ-ル醸造所数はピ-ク時よりも減少したものの、生産量は増え ています。この地ビ-ル再ブ-ムの波に、北海道の地ビ-ルは乗るこ とが出来るのでしょうか。