あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

瞬間

2008-06-10 19:02:51 | つれづれ
乗り換え駅で空を見上げると、暮れゆく青の中にふわっと漂う雲があった。
うっすらとしたその雲をしばし眺めていたが、少し目を離してまた見上げたら、もうどこかへ消えてしまっていた。

永遠などないと、ふと思う。そして、あの雲があった場所にもう一度視線を合わせてみる。空の色は、ゆっくりと深まっていた。
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夕陽

2008-06-10 18:34:22 | つれづれ
背中に感じた光が心地よかった。その光は、向かいに止まる銀色の電車をオレンジ色に染めていた。

夕陽をまともに見つめたのは久しぶりだった。薄く霞がかったその先にぼんやりと浮かぶオレンジ色の太陽は、目にも優しかった。

この光を浴びている人のうち何人が、果たしてそんなことを考えているだろうか…
同じ思いでなくても、心を温められた人は多いだろう。だから…ほんの少しおすそ分けを…
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目を逸らす

2008-06-10 07:00:38 | つれづれ
彼から希望を奪ったのは、僕かもしれない…
犯人の人物像が見えてくると共に、その思いが強まる。彼の置かれた境遇が、他者の命を奪うことを正当化する理由には決してならないが、彼の罪を背負うのは、彼自身だけではないような気がする。

労働力が企業の調整弁の一つとなって久しい。労働力の流動性を謳う人々に胡散臭さを感じつつ、そのメリットを直接、間接に享受してきた。「あしたはきっといい日」と思うことのできない人がいることから目を逸らしながら…

それでもやはり、「あしたはきっといい日」になってほしいから、書き続ける。それが、僕が出来ることだと思うから。
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