あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

自分らしく

2008-11-24 22:14:49 | つれづれ
今朝、出掛ける前にテレビをつけたら、『きらっといきる』という番組が放送されていた。そこでは、体の力が入りにくくなる難病にかかった女性が紹介されていた。24時間介護を受けなければならないという彼女は、あえて施設を出て一人暮らしをされているそうだ。そして、福祉の充実した札幌から、憧れていた函館に引っ越してきたという。

札幌と函館を天秤にかけたとき、生きるということを合理的に考えれば函館に移り住むという選択肢は考えられない。それでも彼女は「住みたい街」を選んだという。その選択は、「自分らしさ」に正直に向き合って出された答えなのだろう。

大人になるにつれ、可能性の幅は小さくなる。さまざまな能力が身について行くのにである。でもそれは、可能性の幅が小さくなるというよりも、始める前から「無理」だと諦めてしまうからなのだろう。

人には、合理的に考えて生きていくというのは難しいと思う。だから、「自分らしく生きる」ことにもっと積極的になるべきだ。

頑なさ

2008-11-24 08:11:10 | つれづれ
訳あって北へと向かうが、白河の関を越すまではいかない。
ところで、東北新幹線の始発駅が東京になった後も、鉄道に限って言えば「北への玄関口」は上野であるが、果たしてその「常識」はどの世代までに共有されているのだろう。

さて、行きがけに済ませたかった用事が出来ず、30分も早く上野駅に着いてしまった。ホームで待っていても寒いだけなので、改札を出て上野公園の入口付近で空を眺めていた。漂う雲は、「遅くなって雨」という天気予報が外れない証明にも見えたが、今は美しい模様として映る。

雲が流れていくように、人の心も移ろう。「自分らしさ」を守るための頑なさは、自分らしく変わっていくことを阻害しているのかもしれない。そんな事を思いながら、もう一度空を見上げてみた。