帰宅してテレビをつけた時、日本シリーズ第4戦は8回裏のジャイアンツの反撃途中だった。電車の中でワンセグを開いた時は圧勝だと思ったが、いつの間にか3点取られ、なおもピンチが続いていた。だが、そこを何とか打ち取り、最終回もピンチがあったものの、ファイターズが勝利した。
梨田監督のインタビューを楽しみにしていたが、未だ巨人軍報道局なのだろう、プツッと中継が終わってしまった。唖然としつつ、逆だとしても同じだったかもと思いつつ、その判断をした人に憐れみを感じた。
情報の多様化は、巨人しか見えなかった人々を解放した。僕の贔屓チームが消えた一連の騒動も、結果としてその流れを加速させた。東京ドームでのファイターズの応援が力強く感じられたのは、元の本拠地ということを割り引いても、時代が変わったことの十分な証明になっている。未だに「巨人、巨人」と叫ぶ人は、純粋なファンもいるだろうが、ただ視野が狭い人も少なくないだろう。まあ、多様性の観点からそれは許容範囲だろうか。僕のように未だに「近鉄バファローズ」の残像を追い求める者もいるので…と、このことはいずれまた書きたいと思う。
さて、これでとりあえず札幌へと帰ることができるが、できるなら今日、そして土曜日に連勝して、梨田さんを日本一の監督として胴上げして欲しい。