「サヨナラダケガ人生ダ」という言葉を聞いたことはあるものの、それがどこから出てきたのかは知らなかったし、知ろうとも思わなかった。仲間から借りた井伏鱒二さんの詩集を読み、彼による漢詩の訳文であることを知った。その自由な訳に氏の人生を感じた。
東京駅のホームを歩いていたら、「0」の表示が目に入った。ここが日本の鉄道の中心であることを改めて感じた。
ふらふらと心が揺れ続ける僕の人生の「0」地点はどこだったのか。それは、普段意識しないと忘れてしまうものなのか。もともとそんなところはなかったのか。「サヨナラダケガ人生ダ」というなら、それは寂しい…と感じるのは、僕がまだ若いと思っているからなのだろうか。
少し目を閉じると、「明日はあしたの風が吹く」と、心が囁いた。
東京駅のホームを歩いていたら、「0」の表示が目に入った。ここが日本の鉄道の中心であることを改めて感じた。
ふらふらと心が揺れ続ける僕の人生の「0」地点はどこだったのか。それは、普段意識しないと忘れてしまうものなのか。もともとそんなところはなかったのか。「サヨナラダケガ人生ダ」というなら、それは寂しい…と感じるのは、僕がまだ若いと思っているからなのだろうか。
少し目を閉じると、「明日はあしたの風が吹く」と、心が囁いた。