瀬尾まいこさんの本に登場する食事のシーンは、美味しさが伝わってくると人気が高い。そして、僕自身もそう感じる。
昨日購入した『おしまいのデート』を読み切った。短編5作品は、2003年から2005年に文芸誌に掲載された作品だ。書き下ろしではないが、それでも魅力的だ。
昼休み、食事を終えて読んでいたのが、2編目の『ランクアップ丼』という作品だったのだが、読み始めてからすぐに涙が浮かび上がり、読み終える頃にはグズグズになってしまっていた。さすがに職場でこれはないだろうと思いつつ、隠しきれなかったかな。
体調がすぐれず、早めに職場を後にし、カフェに寄って本を読んでいた。お母さんと一緒に来ていた小さな男の子を脇目で追っていたら、なんだかとても楽しかった。
そう、舞台『テンペスト』のチケットが気になり、チケットショップに行ったら、かなりいい席が取れた。一人でいることのメリットだと思う。