あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

機能美

2011-04-10 22:42:22 | 前に進む

朝の散歩の帰り道、美しい橋を見かけ、渡った。

「ハートアイランド」という名前は聞いたことがあったものの、それがどこにあるのかを知らなかった。あの鉄塔から見える高層住宅がその場所だった。

無機的な建物の中にどのようにして生活感を醸成するのだろうか。いわゆる「ニュータウン」という場所でそれに成功した場所というのを聞いたことがないが、今もこうした大規模開発は続いており、間違いはないということにしているのだろう。

王子方面に向かう道にその橋はかかっていた。名は「新豊橋」というらしい。柔らかい曲線で構成されたフォルムは、落ち着きと新しさを併せ持たせることに成功させている。欄干の微妙な傾斜がいい。

橋の袂に近づくと、何やら碑が建てられていた。「田中賞」って、数ヶ月前タモリ倶楽部で紹介されていたな。


美しさは機能を持ち、機能は美しさを作る。

街と街、そして人と人という橋の役割に、「渡りたくなる美しさを持つ」という一項を加えたい。異論はあるだろうか。いや、あってもぜんぜん構わない。そこから話し始めればいいのだから。


信じる

2011-04-10 08:37:25 | 前に進む
重い腰を上げ、家を出た。テレビを見たり新聞を読んだりしているうち、予定より2時間も遅くなったが、止めないだけいい。

北に向かううち、あの鉄塔が見たくなった。それほど遠くないのに、まっすぐ歩いていないためか、遠く感じた。

時に誰かにもたれ掛かりたくなるが、立ち続けなければならない。もたれ掛かれる相手がいないこともあるが、それよりも、なるべく人に頼らないことを信条としてきたことが大きい。その前に、人を信じて裏切られることも何度か経験して、その積み重ねに今がある。

だが、それでも人は人を信じていくべきではないかと、今だから思える。その思いをどうすればいいのか…