今日の『あまちゃん』は震災当日を描いていた。
ドラマが始まる前から、この日が来ることを意識していた。けれども、軽快なテンポで進んでいくうちにそのことを考えなくなっていた。いや、たぶん考えたくなくなっていたのだと思う。それくらい、あの楽しさにハマっていたということなんだな…
「その日」を描いたドラマは、新聞記者を主人公とした作品があったのではないかと思うけど、そこで震災や津波がどのように描かれたのか、そして、描かれたのかどうかも知らない。地震や津波に遭われた人々を再現ドラマで描くという方法もあるだろうが、このドラマには合わないし、被災された方々はもちろん、津波に飲まれていく街をテレビ越しに見ていた人たちにとって、それが再現ドラマであったとしても、恐怖を呼び起こすことになるかもしれない。
実は「その日」、僕は関西にいた。有休を取り奈良を旅していた。そして、震災に関する情報が得られないまま大阪のNHKに向かい、ちょうどその時に公開されていた『てっぱん』のセットを見つつ、大きなモニターに映し出された八戸港の様子を見ていた。ゆっくりと波が押し寄せる様子を見ながら、あれくらいならみんな逃げられたのではないかと思っていた。そして、原発のことなど頭をよぎることもなかった。次の日の朝、テレビに映る光景を見て唖然とした。その後、慌てて家に戻り、家や職場などで「大変だった」という話を聞くものの、ピンとこなかったというのが正直なところだった。なので、東京EDOシアターで地震に遭ったアキちゃんたちの姿を見て、あんな感じだったんだなと思った。
さて、今週担当の井上剛ディレクターは、『ハゲタカ』から『ちりとてちん』、『てっぱん』の朝ドラ、そして、阪神淡路大震災から15年後に神戸で出会った男女の一夜を描いた『その街のこども』などを手掛けられた方だ。『その街のこども』は、夜道を歩く若い男女の会話を通じ、震災を描いていた。森山末来さんと佐藤江梨子さんの演技、渡辺あやさんの脚本とともに、井上さんの演出もあの作品をあれだけの作品にしたのだと思う。そんな彼が演出した今日の『あまちゃん』は、これから先も語り継がれる回になったのではないだろうか。
明日はリアルタイムで見ることができず残念だけど、この先も見続けて行こうと思える。
ドラマが始まる前から、この日が来ることを意識していた。けれども、軽快なテンポで進んでいくうちにそのことを考えなくなっていた。いや、たぶん考えたくなくなっていたのだと思う。それくらい、あの楽しさにハマっていたということなんだな…
「その日」を描いたドラマは、新聞記者を主人公とした作品があったのではないかと思うけど、そこで震災や津波がどのように描かれたのか、そして、描かれたのかどうかも知らない。地震や津波に遭われた人々を再現ドラマで描くという方法もあるだろうが、このドラマには合わないし、被災された方々はもちろん、津波に飲まれていく街をテレビ越しに見ていた人たちにとって、それが再現ドラマであったとしても、恐怖を呼び起こすことになるかもしれない。
実は「その日」、僕は関西にいた。有休を取り奈良を旅していた。そして、震災に関する情報が得られないまま大阪のNHKに向かい、ちょうどその時に公開されていた『てっぱん』のセットを見つつ、大きなモニターに映し出された八戸港の様子を見ていた。ゆっくりと波が押し寄せる様子を見ながら、あれくらいならみんな逃げられたのではないかと思っていた。そして、原発のことなど頭をよぎることもなかった。次の日の朝、テレビに映る光景を見て唖然とした。その後、慌てて家に戻り、家や職場などで「大変だった」という話を聞くものの、ピンとこなかったというのが正直なところだった。なので、東京EDOシアターで地震に遭ったアキちゃんたちの姿を見て、あんな感じだったんだなと思った。
さて、今週担当の井上剛ディレクターは、『ハゲタカ』から『ちりとてちん』、『てっぱん』の朝ドラ、そして、阪神淡路大震災から15年後に神戸で出会った男女の一夜を描いた『その街のこども』などを手掛けられた方だ。『その街のこども』は、夜道を歩く若い男女の会話を通じ、震災を描いていた。森山末来さんと佐藤江梨子さんの演技、渡辺あやさんの脚本とともに、井上さんの演出もあの作品をあれだけの作品にしたのだと思う。そんな彼が演出した今日の『あまちゃん』は、これから先も語り継がれる回になったのではないだろうか。
明日はリアルタイムで見ることができず残念だけど、この先も見続けて行こうと思える。