あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

目的か、手段か、

2011-09-19 07:56:54 | 俯く
小さい頃はジャイアンツファンだった…と書くだけで嫌になるが、周囲もそうだったし、新聞やテレビもジャイアンツ中心に報道していた。今も土曜の朝の日テレに僅かに名残があるが、世の中が見えてくると、なんとも気色悪い光景だ。その後、広島や近鉄を応援するようになったのもその影響だったのだろうか。その後近鉄が渡辺某らの力で消滅させられたことも、ジャイアンツ、そしてその背後にある読売という組織に反感を抱く理由だ。まあ、グループ内の日テレにはそれほど反感を持っておらす、ナイター中継延長をやめた頃からは、それが現実的な判断だとわかっていつつ、嬉しく思ったものだ。中継延長がなくなった後の日テレドラマは、質が上がったとも思う。

余談が長くなってしまったが、今更ながら、この国がなぜにこう強引に原子力発電を推し進めるのかと、かなり前から疑問に思っていた。「石油ショックのトラウマ」や、その前段の「中東の混乱影響の回避」という考えがあったのかなという思いは、時系列と照らし合わせて検証すべきだったと、昨夜のETV特集を見て思った。

原子力に関する研究を再開したい学会、工業生産を拡大させたい企業の思惑は、納得はしないが理解はした。ただ、なぜ政治家が急進的に原発を推進したがったのか。そこはよくわからなかった。たぶん、「核武装を含む再軍備」か頭の上でチラチラしていたのだろうが、意図的にだろうか、その点には触れていなかったと思う。

政治家を動かすものとして、ある種の正義感がなかったわけではないだろう。ようやく復興を果たしたものの、電力不足で経済を失速させ、再び人々を貧しい暮らしに戻すのは忍びないという気持ちもあったのだろう。だが、それでもあの強引さは説明がつかないように感じる。

残るは、「利権」だろう。ズブズブな予算の付け方をはじめ、その臭いを感じさせられた。ただ、これを語るには裏付けが必要だろうし、その証人となる人物も多くが過去帳入りしているだろうから、かなり難しい。だか、想像するには易しい気がする。

新聞の販売部数を上げるためにメディアを駆使してジャイアンツ人気を庶民に刷り込んだ正力松太郎氏なら、たぶん…と想像するが、それが彼の目的だったのか、それとも手段だったのか、それが知りたい。

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