あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

複線

2008-12-25 22:33:04 | つれづれ
受診後、注文していた本を取りに書店に寄った。
注文していた2冊に加え、雑誌と文庫本それぞれ1冊づつを加えた。

それぞれの紹介は、感想を書くときにしよう。

さて、午後はまるまる空いてしまうので、10日ほど前から予定を入れておいた。

ボラ市民Web』というサイトで、年末年始にできそうなボランティアを探していたら、たまたま「今日の午後」というドンピシャなスケジュールを見つけた。どんな団体なのかを、そこに掲載されていたURLを追って確認し、漠然とどんな活動をしているのかをつかんだ上で、参加申し込みをした。

SHARE』という団体は、アジアやアフリカ地域の国々を中心に保健医療支援を、そして国内でも在日外国人の方々の医療支援などを行っている組織だそうだ。

今日は年4回あるという会報などの発送作業の日だそうで、少し遅めに着いた時には、半分ほどは終わっていたのだろう。それでもお役に立てればと思いながら手を動かしていた。
最初のうちは会話が少なく、それまでどんな流れだったのか少し不安に思いながら作業にあたっていた。しばらくすると、向かいに座る男性が口を開いた。すこしたどたどしい日本語を聞き、どこから来たのだろうかと思っていたら、「韓国から来ました」とタイミングよく自己紹介してくれた。
そこからは会話も弾み、一転楽しい雰囲気に包まれた。

終わり間際に彼が、「今日は自分のために来た」と言った。隣に座る常連らしきボランティアさんと僕が、それでも人のためになるじゃないかと言うと、彼は少し納得してくれたようだった。まあ、「自分のため、大いに結構」だ。僕だって、人間関係を少し広げてみようというのが動機だったんだから、偉そうなことは言えないなあ。

これからも、時間の許す範囲で協力していければって、そんな風に思う。
複雑すぎない程度に、複線的な生き方を模索していきたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

予防

2008-12-25 17:20:59 | つれづれ
今日は初めて人間ドックを受けた。特段心配することもない…訳でもないが、それよりも、「どんなことをするのだろうか」という興味が先だって受診した。

受けた感じは、職場で行う健康診断とそれほど変わりないように思えたが、検査の結果を見ないと何とも言えないのだろう。

しかしながら、この年末になっての受診とは、我ながら迷惑をかけると思っていたが、受診している人が結構いて、訳もなく安心した。

待合室にあった『AERA』のバックナンバーで、吉田修一さんの記事と、小児ガンで亡くなられた子どもの記事を読むことができたのは、思いがけない収穫と言えるだろうか。

日本では、「予防医学」という取り組みが進んでいるが、海外に目を転じれば、必要な医療すら受けられない人々がたくさんいる。その事実に対し、僕らに出来ることはあるだろうか。

しばし立ち止まり、今の自分の状況をありがたがると同時に、そんな海外の、いや、国内にもいる、医療を待ちわびる人々のことを思い、しばし立ち止まった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

温かな夜

2008-12-24 21:08:39 | つれづれ
特に用事はなかったけど、今日は早く帰ろうと思っていたのだが、思い描くようには仕事は捗らず、少し遅くなってしまった。

明日は健康診断なので、夜9時までに食事を済ませておかなければならないため、途中下車して定食屋で野菜炒め定食を食べた。昨日が休みだったからか、街を行く人の数が心なしか少なく感じられた。

電車の中で母子連れと一緒になった。隣に座っていた若い男性は、その子に見つめられて笑みを湛えていた。次にその笑顔の一撃を受けた僕も、すぐに陥落した。考えるまでもなく、反撃できるだけの武器があるわけでもなく、その前にそんな気も起きない。

二人の何気ないやりとりを見ながら、自分が親になれないことを寂しく思った。涙が出そうになったけど、すぐに気を逸らした。

どうぞ今宵は多くの人に、光あふれる温かな時が流れますように…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一晩早く

2008-12-23 20:27:50 | つれづれ
夜になり、横浜のみなとみらいの方へと出かけてみた。キャンドルイルミネーションのイベントが開催されているという情報をもらい、来てみたのだが、ちょっぴり…どころかかなり、一人で来るのは無茶な気もしたが、来てみれば家族連れも多く、何かのついでに寄ってみたの体で歩いていれば、気にすることもない。

みなとみらいの駅に向かう途中、ワーゲンが列を作って止まっていた。
僕の好きなマイクロバスも何台かを占めていて、熟年夫婦や家族連れが乗っていた。

ふとその窓を見ると、サンタのコスチュームをまとった子どもたちが、「めりークリスマス!」と手を振りながら呼びかけてきた。初めは手を振り返すだけだったが、うれしい気持ちについ同じせりふを返した。

改めて、こんな素敵な時間を子どもたちに与えている親たちを羨ましく思う。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

二打席目

2008-12-22 19:57:37 | つれづれ
今日は何だか景色がよく見えなかった。なのでまた昨日撮った写真から選んでみた。夕闇が迫る赤みがかった空を、ゆっくりと飛行機が飛んでいった。そんな空を、柔らかなガラスばりの建物が映し出す。一人だけど、ちょっぴりロマンチックな気分になったが、やはり一人なので…

さて、数ヶ月前にたまたま観てボロボロと涙を流したドラマ『フルスイング』が、明晩から3夜連続で放送される。また、この放送に合わせて、モデルとなった高畠導宏さんのドキュメンタリーが放送されるそうで、ご本人のことを知らない僕みたいな人にとっては、うれしい限りだ。そして、一人でも多くの人にこのドラマを観てほしい。感動したいとか、涙を流したいとか、そんな理由でもいいけど、きっとそれだけでないキラキラしたものを、観る人に残してくれる。

今回はしっかり録画しておこう! できれば誰かと一緒に観たいと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

何度でも

2008-12-21 23:17:35 | 前に進む
昨日、不忍池を後にし寛永寺へと向かった。そう、天璋院篤姫が夫の家定とともに眠る場所である。一般公開はされておらず、お二人はゆっくりとそこで眠っている。


2年前、次の次の大河ドラマの主役に宮崎あおいさんが抜擢されたニュースを聞きい、うれしく思うと同時に、タイトルとなった「篤姫」とは誰だろうかと疑問が起こった。それが今では、日本中の4分の1以上の人が、彼女のことを知っている。
日本史の中に埋もれてしまったその稀有な人財にスポットを当て、そして輝きを持たせたのは、このドラマに携わった皆さんの努力の賜物である。

でも、僕らはこのドラマを単に時代劇として観ていただろうか。
映像は時代劇であるが、夫婦とは、家族とはなど、設定やそこで語られるセリフは、極めて普遍的なものであった。だから、多くの人がこのドラマに共感し、観続けたのだと思う。
そして、「一方聞いて沙汰するな」という母の教えを守り、調所広郷や井伊直弼と対峙するシーンがある。出演者の皆さんだけでなく多くの人たちが名場面と言うが、僕もこれらのシーンが印象深い。ただ、これを実践するのは、僕の一番苦手なことなのだが…

雑誌『AERA』の先週号を買った。目的は、脚本家の田渕久美子さんに関する記事が掲載されていたからだ。先日読んだ新聞のインタビュー記事でで、再婚されたお連れ合いを亡くされたという話を知ったのだが、雑誌の記事では、亡くなられたお連れ合いと、そして彼女自身の思いがより詳細に綴られていた。それは、家定と篤姫との夫婦生活と同じように短いものであった。だが、篤姫がその生涯を徳川家の人間として生きたことに示されるように、人と人との関係は、長さだけではなく、深さにもよる。当たり前のことだが、そんなことも改めて実感させてくれたのは、彼女の思いによるものだろうか… 感謝の気持ちを込め、何度でも「ありがとう」と言いたい。


改めて空を見上げた。漂う雲の合間から光が射してきた。
不安はたくさんあるけれど、それを恐れずに進んでいくことが、新たな世界を拓いていく。その足を、一歩づつ前へ。

そうそう、今週末には総集編の放送が予定されている。改めてじっくり見てみよう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シャンパンを一杯

2008-12-21 22:04:16 | 見上げる
歩き足りないという訳ではなかったが、今年のイルミネーションを見ておきたいと思い立ち、原宿駅から表参道を抜け、六本木へと向かった。

この時期のこの場所を一人で歩くのは非常に寂しいと思いつつ、それぞれの幸せを温かく感じながら歩いていた。中には、物陰で涙を流す女性もいたが、その涙が一時のものであることを祈った。

ミッドタウンに着くと、イルミネーションの周りはたくさんの人であふれていた。カップルもいれば家族連れも、そしてカメラを抱えたお年寄りも、憂いが溢れる世の中をしばし忘れ、笑顔を湛えていた。

さまざまなスタイルのイルミネーションが並ぶ中、最も印象的なのがシャンパン型の白い光を放つものだった。時折グラスからあふれる雫のように光の筋が下へと流れていくところも美しい。何でもこれは、パリのシャンゼリゼ大通りのイルミネーションを再現したものだそうだ。

今年のクリスマスも一人でいることは避けられない。いや、避けようとは思わない。ただ、来年は閉じていないようにしよう。そんな気持ちを持ちながら、明日も空を見上げ、心の中でシャンパングラスを呷ろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歩く効用

2008-12-21 12:48:15 | つれづれ
2時間弱、約10kmを歩くと、やはり体に負担がかかる。それでも、歩いていると意識的に、また無意識にいろんなことを考えていて、そのうちの全てとはいかないまでも、一部には解が導き出されたりする。まあ、それに因果関係があるかどうかを証明する術はない。気の持ちようだからそれでいい。

さて、夕方にはまた出かけてみようか…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

喉ごし

2008-12-20 23:54:59 | おいしい
年末になると、埼玉にある酒屋さんまで日本酒を買いに行く。
ある時、たまたま通りかかって見つけたお店だが、近所の店には置いていないお酒がいろいろと、それも酒蔵に近い金額で売られている。ご主人のこだわりによるものだが、今日は新たに取引を開始したという銘柄を紹介され、迷いを断ち切った。
結局、日本酒2本と焼酎2本を購入した。

その前に食事をしようと、以前妹夫婦に紹介してもらった瓦葺のそば屋に寄った。
その店は、そばもおいしいが、天ぷらも専用の揚げ場所に板さんが付き、腕を振るっている。
同行した母はなぜか、鍋焼きうどんを注文した。せっかくそば屋に来たのにという言葉が出かかったが、メニューにある以上文句を言う筋でもない。

僕はここでも迷っていたが、「新そば」という響きに惹かれ、それに舞茸天ぷらを付けたセットを注文した。

そばが運ばれてきた。生わさびをそばの上に乗せ、さっとつゆにつけて喉をくぐらせれば、ほんのりとそばの香りとわさびの甘味が口の中に広がる。値段はそれなりだが、満足度はそれ以上だった。

ところで、今朝散歩して寄った場所がある。酒屋では初めて焼酎の一升瓶を買った。そこに通じる道について書こうと思ったが、また明日にしよう。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬の池

2008-12-20 07:07:38 | つれづれ
久しぶりに不忍池に来た。夏にも来ているのだが、身を縮めて水面に漂う水鳥たちの姿を見ると、この前の冬に来た記憶だけが鮮明に蘇ってきた。

寒々しいのに何を好んでこんなところに来るのかと、胸の中で自問してみたが、もちろん、明確な答えを期待してのものではない。足の向くまま、気の向くままである。

いや、もしかしたら、水鳥たちが毎年ここへやってくるのと同じように、僕の心の中の気付かないところに、何かがセットされているのかもしれない。

雲が晴れてきた。そろそろ帰り道に入ろう。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする