ほぼ是好日。

日々是好日、とまではいかないけれど、
今日もぼちぼちいきまひょか。
何かいいことあるかなあ。

訃報

2006-06-01 | 日々のこと。
最近やたら有名人の訃報が耳に飛び込んできます。
若い頃(子どものとき?)は、たとえば美空ひばりや石原裕次郎といった芸能人が亡くなられたとき、テレビがこぞって大々的に放映し、国民全体が悼み悲しんでるという雰囲気に不思議な気がしたものです。でも、今ならわかるなあ・・・。小さい頃からテレビの画面で知っていた人、というのは、親戚の顔を会わせたこともないおじさんより、よっぽど身近に感じていたわけですね。

岡田真澄さんが亡くなられたのには驚きましたが(それこそ、つい最近までテレビで見かけてたような気がして)、ロシア語の通訳や、作家としても活躍されていた米原万里さんが亡くなられたのにはショックを受けました。
ときどきテレビではっきりとした物言いをされているのを見て、この人かしこそうだなあ、という印象を持っていました。新聞の書評に、彼女の『オリガ・モリソヴナの反語法』のことが書いてあるのをみて、いつか読もうと思ってはいたのですが。
ロシアという国にあまり興味を持っていなかったのと、ロシア人の名前がなかなか覚えられないという理由で(学生のときに買った『カラマーゾフの兄弟』が、読みきれないままほこりをかぶっています)、残念ながらまだ読んでいません。

新聞などで米原万里さんのエピソードを読み、優れた通訳者であっただけでなく、魅力的な人柄を持ち合わせた方だったんだと知りました。エッセイも書いておられるので、ぜひ読んでみようと思います。
56歳と、まだこれからという年齢なのに、本当に残念です。
ご冥福をお祈りします。

コメント
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