数年前、私が住んでいる町で、日本最大級といわれるスダジイの巨木が発見されました。
残念ながら全国一にはなりませんでしたが、樹齢300年以上、幹周13.8メートル、主幹9.5メートル。
市の天然記念物にも指定されました。
そのニュースを見たとき、おとーさんと「見てみたいねえ」なんて話していたのですが、残念ながら周囲の環境に配慮して一般公開はされていません。
しかも、そこは岬で、道路がなく船でしか行くことができません。
ところが、そのスダジイを見学できるチャンスがやってきました。
市で「成生半島エコ・ウォッチング」という企画があり、応募したおとーさんが当選したのです(去年はだめだった)。
一応私の名前も書いてくれていたので、きのうふたりで行ってきました。
(ほんとは長女が行きたいと言ってたけど、その日は試合であきらめた。ごめんね~)
申込のパンフに「体力に自身のある人」となっていたのが気になったものの(この暑さでウォーキングもお休み)、まさか登山するわけでもないよね、とたかをくくってたのですが、これがけっこう大変だったのです。
きのうは前日まで吹いていた北風もおさまり、また真夏にもどったようないい天気・・・というか、暑くなりそう・・・
参加人数は30名ほど。
7人の小中学生、数人のおじさん、市の関係者を除くと、あとはなんとおばちゃんばっかでした。えっ、私も!?
漁船に乗って、いざ出発!
海がきれいでしたよ~。
向かうはこの先。
狭い岩場に到着です。
えっ、降りた途端、もう急な山の斜面!?
道があるとは期待していなかったけど、こんなとこ登るんですか~
ロープが1本わたしてあるものの、足を踏み外そうものなら、ごろごろごろ・・・ぼっちゃ~んとなりかねない斜面です。
いや、意外にこういうの好きなんですがね
前の人を待ちながらなので、10~15分くらいかかったでしょうか。
スダジイの生えているところに無事到着。
それでも着いたときは息があがっていました。
そして見上げると、目の前にはスダジイの巨木が・・・
なんていうのでしょう。
有無を言わさぬ存在感。
それでいて人を圧倒させるような重圧感はなく、樹木独特のやさしさを感じました。
このスダジイを見上げて思ったのは、この一本の木がどれほど多くの生命を育んできたのだろう、ということでした。
鳥や蝉の鳴き声がきこえます。
そばに寄ると、クモが巣をつくっています。
それだけではありません。
このあたりは魚付林といわれ、木々の緑陰に魚たちがよってきて好漁場なのだそうです。
そして私たちは、日々その恩恵にあずかっているわけですね。
市内では今日も35度前後だというのに、ここは木々の木陰で涼しく、海からの風も心地よいものでした。
早めのお昼をすませ、オプショナルツアーに参加します。
このあたりは他にもスダジイの巨木があるとのことで、そこを見学するのです。
しかし・・・。
ここからが大変でした。
山の道なき道を行くのですが、このあたりは岬の先端に近く山の斜面の反対側は海。
今度はロープもなく、ところどころ生えいている木を頼りに進みます。
土が乾いていて、気をつけないとすぐに滑ってしまいそう。
滑らないように足の置き場を考え(それでも何度か滑り落ちそうになった)、そろそろと下っていきました。
途中「海がきれいに見えますよ~」と言われたけど、そんな余裕なかったよ~
15分くらいで到着しましたが、足はがくがく。
ひとり滑ってケガをされたようですが、それにしてもおばちゃんたちの元気なこと!
たどり着いたところは風の道になっているところで、海からの風が爽やか~。
でも去年の台風で、かなりの強風が吹いたようで、大きなスダジイが根こそぎ倒れていました。
そこには他に2本のスダジイの巨木が生えていました。
このあたりは魚付林として木々が大切にされていたから、あとこちに巨木として残っているようです。
また来た道をもどるのか・・・と恨めしく思いましたが、下るのはこわかったけど、上りはおもしろかったです。
小さいころ、よくお城の城壁にも登ってたし・・・
この企画は残念ながら今年で最後だそうです。
こういう巨木を観光地にしているところもありますが、市ではそういう選択をしなかったそうです。
私もこの成生の自然をそのままにしておくことに賛成です。
でも、やはり年に一度くらいは市民に見学する機会を与えてほしいなあ、とも思います。
魚付林として森を大切にしてきた漁師さんや、スダジイの巨木を残そうと努力しておられる人々の思いを伝えるいい機会だと思うのですが・・・。
うちの長女も「見に行きたかった~!」と悔やんでおりました。
そして私は今日筋肉痛にあえいでいます・・・
残念ながら全国一にはなりませんでしたが、樹齢300年以上、幹周13.8メートル、主幹9.5メートル。
市の天然記念物にも指定されました。
そのニュースを見たとき、おとーさんと「見てみたいねえ」なんて話していたのですが、残念ながら周囲の環境に配慮して一般公開はされていません。
しかも、そこは岬で、道路がなく船でしか行くことができません。
ところが、そのスダジイを見学できるチャンスがやってきました。
市で「成生半島エコ・ウォッチング」という企画があり、応募したおとーさんが当選したのです(去年はだめだった)。
一応私の名前も書いてくれていたので、きのうふたりで行ってきました。
(ほんとは長女が行きたいと言ってたけど、その日は試合であきらめた。ごめんね~)
申込のパンフに「体力に自身のある人」となっていたのが気になったものの(この暑さでウォーキングもお休み)、まさか登山するわけでもないよね、とたかをくくってたのですが、これがけっこう大変だったのです。
きのうは前日まで吹いていた北風もおさまり、また真夏にもどったようないい天気・・・というか、暑くなりそう・・・
参加人数は30名ほど。
7人の小中学生、数人のおじさん、市の関係者を除くと、あとはなんとおばちゃんばっかでした。えっ、私も!?
漁船に乗って、いざ出発!
海がきれいでしたよ~。
向かうはこの先。
狭い岩場に到着です。
えっ、降りた途端、もう急な山の斜面!?
道があるとは期待していなかったけど、こんなとこ登るんですか~
ロープが1本わたしてあるものの、足を踏み外そうものなら、ごろごろごろ・・・ぼっちゃ~んとなりかねない斜面です。
いや、意外にこういうの好きなんですがね
前の人を待ちながらなので、10~15分くらいかかったでしょうか。
スダジイの生えているところに無事到着。
それでも着いたときは息があがっていました。
そして見上げると、目の前にはスダジイの巨木が・・・
なんていうのでしょう。
有無を言わさぬ存在感。
それでいて人を圧倒させるような重圧感はなく、樹木独特のやさしさを感じました。
このスダジイを見上げて思ったのは、この一本の木がどれほど多くの生命を育んできたのだろう、ということでした。
鳥や蝉の鳴き声がきこえます。
そばに寄ると、クモが巣をつくっています。
それだけではありません。
このあたりは魚付林といわれ、木々の緑陰に魚たちがよってきて好漁場なのだそうです。
そして私たちは、日々その恩恵にあずかっているわけですね。
市内では今日も35度前後だというのに、ここは木々の木陰で涼しく、海からの風も心地よいものでした。
早めのお昼をすませ、オプショナルツアーに参加します。
このあたりは他にもスダジイの巨木があるとのことで、そこを見学するのです。
しかし・・・。
ここからが大変でした。
山の道なき道を行くのですが、このあたりは岬の先端に近く山の斜面の反対側は海。
今度はロープもなく、ところどころ生えいている木を頼りに進みます。
土が乾いていて、気をつけないとすぐに滑ってしまいそう。
滑らないように足の置き場を考え(それでも何度か滑り落ちそうになった)、そろそろと下っていきました。
途中「海がきれいに見えますよ~」と言われたけど、そんな余裕なかったよ~
15分くらいで到着しましたが、足はがくがく。
ひとり滑ってケガをされたようですが、それにしてもおばちゃんたちの元気なこと!
たどり着いたところは風の道になっているところで、海からの風が爽やか~。
でも去年の台風で、かなりの強風が吹いたようで、大きなスダジイが根こそぎ倒れていました。
そこには他に2本のスダジイの巨木が生えていました。
このあたりは魚付林として木々が大切にされていたから、あとこちに巨木として残っているようです。
また来た道をもどるのか・・・と恨めしく思いましたが、下るのはこわかったけど、上りはおもしろかったです。
小さいころ、よくお城の城壁にも登ってたし・・・
この企画は残念ながら今年で最後だそうです。
こういう巨木を観光地にしているところもありますが、市ではそういう選択をしなかったそうです。
私もこの成生の自然をそのままにしておくことに賛成です。
でも、やはり年に一度くらいは市民に見学する機会を与えてほしいなあ、とも思います。
魚付林として森を大切にしてきた漁師さんや、スダジイの巨木を残そうと努力しておられる人々の思いを伝えるいい機会だと思うのですが・・・。
うちの長女も「見に行きたかった~!」と悔やんでおりました。
そして私は今日筋肉痛にあえいでいます・・・