熊本熊的日常

日常生活についての雑記

年賀の挨拶

2008年01月01日 | Weblog
あけましておめでとうございます

期せずして、隙間風が吹き込むロンドンの庵で新年を迎えました。

人生の折り返しを過ぎ、残りの時間は楽しく過ごすことに決めております。昨年は長年苦痛の種であった私生活の障害を解消しました。今年は、2001年以来、不本意な状況が続いている仕事を、望ましい状況に変えようと考えております。

2001年というのは、所謂「ITバブル」が崩壊した年でもあり、9.11テロの年でもあります。表向きはテロによる予期せぬ巨額の保険金支払が発生したことを機に当時の勤務先が大規模なリストラを実施することになりました。その結果、同年末近くに職を失いました。緊急避難的に就職した先は、世間での評判が芳しくなく、そこで働くことは「君の人生の汚点」とまで言われ、そうした友人知人諸先輩の助言に従い、なんとかまっとうな勤め先を探して就職しました。そこはなかなか居心地の良い職場だったのですが、昨年、私生活の苦痛解消のため、諸々の事情から緊急避難的に現在の職場に移りました。

抱えている問題を、ひとつひとつ解決していこうとすると、当面の最大の課題は、自分が楽しいと思えることを仕事にすることです。小林秀雄の対談のなかにも「仕事が楽しみじゃなくて、一体仕事とは何だい」という小林の言葉があり、思わずその対談を最初に戻って読み直してしまいました。それは自分と改めて向き合うという作業でもあるので、今年の課題というより、もう少し長い時間を要することになるかもしれません。

末筆ながら、新しい年が皆様にとって良い年となるようお祈り申し上げます。