4月から陶芸を再開しているが、再開後最初の作品が今日焼き上がった。練り込みと象嵌を組み合わせた円筒形の花器である。以前にも書いたと記憶しているが、陶芸の面白さのひとつは、作品の最終形が焼いてみるまでわからないことである。まだ初心者の域を出ないので、焼き上がりのイメージなど描きようもなく、素朴に焼き上がりが楽しみだ。今日出来上がった作品も、練り込みの模様が鮮やかで象嵌の様子も悪くない。先生からも「これは面白いねぇ。こんなの見たこと無いよ。」とのコメントを頂戴した。
今回は、白土に顔料を混ぜ、グレーの濃いめ、同色の薄め、ピーコックの3種類の色土を作って練り込んだ。器の口のところは赤土を使い、象嵌は白土にした。練り込みなので、全体は透明?釉をかけるのだが、象嵌部分には鉄赤釉を施し、形状も鋭角的にして練り込み模様のうねうねしたなかにアクセントをつけるようにした。
象嵌を意識しすぎて、全体に厚ぼったい器になってしまったが、おかげで重量が出るので、花器としては安定するかもしれない。
現在製作中のものは2作品あり、そのうち一方は今日焼き上がったものの姉妹品とも言えるものだ。同じ土を使い、角形の器に仕上げてある。今日は素焼きがあがっていたので、ヤスリがけをした。練り込みでなければ、ヤスリがけはそれほど時間を要する工程ではないのだが、練り込みの場合はこの工程で練り込み模様の鮮明さが決まるので、時間をかけて執拗にヤスリをかけた。ヤスリがけでは細かい粉塵が大量に発生するので、埃まみれになってしまう。以前に比べればかなり要領を会得したつもりなのだが、それでも眼鏡には細かな埃がびっしりと付着する。以前など、この作業の直後に洟をかむと泥水のような洟水がでてきたものである。一応、マスクとゴーグルは用意してあるのだが、冬場ならともかく、今の時期はたとえエアコンが効いていても、使っていられない。それでも、ひと撫で毎に鮮やかになっていく模様を見ていると、あとひと擦り、あとひと撫で、と欲が出るものだ。結局、今日はヤスリがけだけで2時間使ってしまった。
もうひとつの仕掛品は削りを終えて素焼き待ちの状態だ。こちらの器は鉢で、上絵付けの練習に使うつもりである。次回は、今日ヤスリがけをした角形の器に施釉する。釉薬をかけるのはどれほど慎重に作業をしてもそれほど時間はかからないので、いよいよ轆轤に挑戦することになるだろう。まずは土練りから。自分自身の目に見える変化を経験するのは楽しいものである。
今回は、白土に顔料を混ぜ、グレーの濃いめ、同色の薄め、ピーコックの3種類の色土を作って練り込んだ。器の口のところは赤土を使い、象嵌は白土にした。練り込みなので、全体は透明?釉をかけるのだが、象嵌部分には鉄赤釉を施し、形状も鋭角的にして練り込み模様のうねうねしたなかにアクセントをつけるようにした。
象嵌を意識しすぎて、全体に厚ぼったい器になってしまったが、おかげで重量が出るので、花器としては安定するかもしれない。
現在製作中のものは2作品あり、そのうち一方は今日焼き上がったものの姉妹品とも言えるものだ。同じ土を使い、角形の器に仕上げてある。今日は素焼きがあがっていたので、ヤスリがけをした。練り込みでなければ、ヤスリがけはそれほど時間を要する工程ではないのだが、練り込みの場合はこの工程で練り込み模様の鮮明さが決まるので、時間をかけて執拗にヤスリをかけた。ヤスリがけでは細かい粉塵が大量に発生するので、埃まみれになってしまう。以前に比べればかなり要領を会得したつもりなのだが、それでも眼鏡には細かな埃がびっしりと付着する。以前など、この作業の直後に洟をかむと泥水のような洟水がでてきたものである。一応、マスクとゴーグルは用意してあるのだが、冬場ならともかく、今の時期はたとえエアコンが効いていても、使っていられない。それでも、ひと撫で毎に鮮やかになっていく模様を見ていると、あとひと擦り、あとひと撫で、と欲が出るものだ。結局、今日はヤスリがけだけで2時間使ってしまった。
もうひとつの仕掛品は削りを終えて素焼き待ちの状態だ。こちらの器は鉢で、上絵付けの練習に使うつもりである。次回は、今日ヤスリがけをした角形の器に施釉する。釉薬をかけるのはどれほど慎重に作業をしてもそれほど時間はかからないので、いよいよ轆轤に挑戦することになるだろう。まずは土練りから。自分自身の目に見える変化を経験するのは楽しいものである。