熊本熊的日常

日常生活についての雑記

2008年05月15日 | Weblog
今日は久しぶりに雨が降った。昨日までの暖かさが嘘のように、肌寒い一日だった。季節は真夏へ向かっているのだろうが、気候は時々気まぐれを起こす。

先日、中国四川省の大地震のニュースを知った。天変地異も自然の気まぐれと言えなくもない。しかし、自然の動きというのは、全く予測不可能というわけでもないらしい。

地震の発生メカニズムはある程度解明されており、その発生には周期があるとされている。その周期に従えば、今、東京に直下型地震があっても不思議ではないという。東海地方もその脅威に曝されており、様々な対応策が用意されているという。

ところで、その地震予知のための観測網で異常が見られたとする。そして、大地震の発生が間近に迫っているとの判断が下ったとする。さて、その後、どうなるのだろう? 地震警報のようなものが発せられたら、パニックが起るのではないだろうか? パニックを警戒して、その異常が公表されず、一部の人たちだけが避難するのだろうか? 地震そのものも勿論脅威だが、それに関連する社会の動きも恐ろしげではないか。

人は生まれる時と場を選ぶことができない。生まれてしまえば、与えられた世界のなかで、なんとか人生を全うしなければならない。無意識のうちに現在の延長線上に未来があると思っているが、未来はあるかないかもわからない。あるとして、それが現在の延長線上なのかどうかもわからない。災厄はいつ遭遇するかわからない。生誕そのものが災厄だと言えば身も蓋もない。一寸先は闇だという。それならなおさらのこと、たとえ今が雨でも好天でも平和でも地震でも、その今を大切に生きなければと思う。

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