カダフィ時代懐古する住民=解放に沸くリビアで不気味な静寂―大佐故郷シルト(時事通信) - goo ニュース
自由で民主的な国家の建設に向けて、その大事な一歩を踏み出したリビア。激しい内戦を闘ったために、国民統合も新政権の重大な課題もあります。こうした中、カダフィ派の中心地ともなったシルトでは、独裁時代を懐かしむ声が聞こえるそうです。”カダフィ時代には、自由があったが、今はない”と…。
カダフィ独裁体制下にあっては言論や思想の自由が弾圧され、独裁者に対して国民が批判をしようものなら、過酷な運命が待ち受けていたことは、よく知られています。カダフィ時代のリビアには、自由は抑圧されていたのですが、一部の人々だけは、自由を謳歌したようです。それは、独裁者とその家族、そうして、その取り巻きということになります。独裁者の出身地に近いシルトは、まさに、この”取り巻き”であり、他の国民には許されない”自由”も”権利”も特別に与えられていたのでしょう。いわば、社会主義型の独裁体制における極少数の特権階級であったわけです。カダフィ氏の財産も15兆円にも上ると報じられていますので、シルト周辺にも特別に予算がつぎ込まれたことも想像に難くありません。こうした独裁体制における国家の”私物化”こそが、内戦を引き起こしたのであり、他の国民に対する冷淡な無関心と自己の自由と特権さえ享受できればよしとする利己主義こそが、国土を引き裂いたのです。
シルトの人々が、カダフィ時代における独裁の悪弊も、他のリビアの人々の不自由と不幸をも理解していないとすれば、これは、大いに問題です。リビアの運命を担う新政権は、全ての国民の基本的な自由と権利が守られる、自由なリビアを建設することによって、シルトの人々を含む全リビアの国民に、この内戦の意義を伝えるべきと思うのです。
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自由で民主的な国家の建設に向けて、その大事な一歩を踏み出したリビア。激しい内戦を闘ったために、国民統合も新政権の重大な課題もあります。こうした中、カダフィ派の中心地ともなったシルトでは、独裁時代を懐かしむ声が聞こえるそうです。”カダフィ時代には、自由があったが、今はない”と…。
カダフィ独裁体制下にあっては言論や思想の自由が弾圧され、独裁者に対して国民が批判をしようものなら、過酷な運命が待ち受けていたことは、よく知られています。カダフィ時代のリビアには、自由は抑圧されていたのですが、一部の人々だけは、自由を謳歌したようです。それは、独裁者とその家族、そうして、その取り巻きということになります。独裁者の出身地に近いシルトは、まさに、この”取り巻き”であり、他の国民には許されない”自由”も”権利”も特別に与えられていたのでしょう。いわば、社会主義型の独裁体制における極少数の特権階級であったわけです。カダフィ氏の財産も15兆円にも上ると報じられていますので、シルト周辺にも特別に予算がつぎ込まれたことも想像に難くありません。こうした独裁体制における国家の”私物化”こそが、内戦を引き起こしたのであり、他の国民に対する冷淡な無関心と自己の自由と特権さえ享受できればよしとする利己主義こそが、国土を引き裂いたのです。
シルトの人々が、カダフィ時代における独裁の悪弊も、他のリビアの人々の不自由と不幸をも理解していないとすれば、これは、大いに問題です。リビアの運命を担う新政権は、全ての国民の基本的な自由と権利が守られる、自由なリビアを建設することによって、シルトの人々を含む全リビアの国民に、この内戦の意義を伝えるべきと思うのです。
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高性能の武器を売って訓練させる。
その少数民族は支配民族に対してクーデターを
仕掛ける。あわてた支配民族は同じ死の商人から今度は高く売りつけられる。だけど負けたら終わりだから高値で買う。その繰り返し。
結局この地域には永遠に平和は訪れない。
場合によっては独裁の方が幸せだったりすることもある。
それが機能しなくなり内戦になったのです。
自由はないけど、怖いし、今は食えるから我慢しようから、食えないし自由も無いし暴れてみようへの変化です。
カダフィが生き残りたければ、私財ばらまきかすぐに逃げるかしかなかったのですが、そんな常識も無くなっていたんでしょうね。
オイルマネーは比較的広く
国民も恩恵を受けてる。だから独裁も長く続いたんだよ。おまけにこの辺は宗教や部族間の
問題も大きいから僕らの考える自由は
ないと思います。