中国、IT情報強制開示制度の導入発表…適用は来年5月(読売新聞) - goo ニュース
日本企業から技術力という競争力を除いたら、一体、何が残るのでしょうか。天然資源に乏しく、人件費も高い日本国企業にとって、唯一の強みとは、長年培ってきた研究・技術開発力にあるのではないでしょうか。
ところで、中国政府は、対象を政府調達分野に限り、実施を一年延期するとはいえ、IT情報開示制度の導入を本気で検討しているようです。もし、この制度が導入されることになりますと、日本企業は技術競争力を失い、中国企業の後塵を拝する可能性が高くなります。収集した情報は秘密とすると言いつつも、中国政府は、直接に企業に技術情報を供与せずとも、間接的な形で自国企業の技術支援に流用するかもしれません。中国企業は、政治力を利用して、労せずして最先端の技術を入手できるようになるとしますと、中国の一人勝ちの状況となりましょう。
政府の仕事の一つには、企業の技術に関する知的財産を含め、国民の権利を保護することがあります。WTOに提訴して法的な解決を図る道も探りつつも、日本国政府は、中国政府に対して、政府の仕事とは、権利を他者から奪うことではなく、守ることにあることを、力説せねばならないと思うのです。
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日本企業から技術力という競争力を除いたら、一体、何が残るのでしょうか。天然資源に乏しく、人件費も高い日本国企業にとって、唯一の強みとは、長年培ってきた研究・技術開発力にあるのではないでしょうか。
ところで、中国政府は、対象を政府調達分野に限り、実施を一年延期するとはいえ、IT情報開示制度の導入を本気で検討しているようです。もし、この制度が導入されることになりますと、日本企業は技術競争力を失い、中国企業の後塵を拝する可能性が高くなります。収集した情報は秘密とすると言いつつも、中国政府は、直接に企業に技術情報を供与せずとも、間接的な形で自国企業の技術支援に流用するかもしれません。中国企業は、政治力を利用して、労せずして最先端の技術を入手できるようになるとしますと、中国の一人勝ちの状況となりましょう。
政府の仕事の一つには、企業の技術に関する知的財産を含め、国民の権利を保護することがあります。WTOに提訴して法的な解決を図る道も探りつつも、日本国政府は、中国政府に対して、政府の仕事とは、権利を他者から奪うことではなく、守ることにあることを、力説せねばならないと思うのです。
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しかし、チャイナ人は、半年か一年で、もう独立して商売をする。彼らには、熟成という観念がないのだろう。
日本人の美点は、この熟成。昔、サントリー、ニッカの創業者はウィスキー造りを習いに、イギリスへ留学した。今、日本のウィスキーは世界に多量に輸出されている。スコッチより、ずっと美味しいと私も思う。日本人の熟成という考えが、本場物を追い越すわけだ。
チャイナが、いくら策を弄しても、熟成はできない。だから、コピーの二流製品しかできない。
朝起きた時、私は飯のことを考える。作家開高は”飯のことを考えない奴は、何も考えない”と言った。
夜は、角やオールドの水割りかぺリエ割をするが、その肴を考える。最高の楽しみだ。
昨日は、世良公則のコンサートに行ったが、やはり、恋の歌が、代表歌だ。私も一緒に、「ナツコ!」と唱和したが。
日本の和歌は恋の歌が主流だ。歌謡曲もそう。一方、チャイナの漢詩には恋の歌がない。不幸な民族だ。
”食う、寝る、遊ぶ、恋をする”を追求してきた民族だから、熟成の意味がわかる。熟成は、技術を越えた、神への祈りのようなものがないとできない。
チャイナには、安宅コレクションの飛青磁を作った、名もない職人しか本物の芸術家がいない。遊び心に欠ける、即物的な民族だ。
日本人は、本質を見抜いた上で、それを生かすのが上手なのではないかと思います。自然に沿うからこそ、熟成させることができるのではないでしょうか。
日本の精神文化には、冬水さんのご指摘のような側面がある一方で、その逆に、極めてストイックで自己抑制的な側面もあると思われます。”武士道”や”わび””さび”の世界は後者に当てはまりますし、王朝文学などは前者なのかもしれません。中国との違いは、中華帝国が文化の広域的な単一化を促したとしますと、日本国では、地域や時代などで異なる多様性が育まれたことにあるように思われます。それは日本国の強みでもあったのですが、現在では、歴史や伝統が軽視され、文化の画一化が進行していることはまことに残念なことです。