花の詩山の詩

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このブログは「花と山とを友として」の続編です

筑波山の春の花と景色

2014年04月19日 21時32分59秒 | アウトドアー

ハナミズキと筑波山


梅林のツツジと八重桜


見返り縁台からツツジを見下ろす


ヤマブキの群落
ヤマブキの中には、おしべが花弁状に変化して、八重咲きになる
ものがあり、そのような花には実がつかない。
まさしく「七重八重、花は咲けどもヤマブキの、実の一つ、、、、」の
太田道灌の故事を思い起こさせる。



ウマノアシガタ
名前の由来は諸説有り、根生葉の形が馬の蹄に似ているという説と
蹄鉄のない時代に、馬にはかせたワラジの形が、花に似ているから
という説がある。(後ろの白い花はクサイチゴ)


ウワミズザクラ バラ科サクラ属
穂状に花を付けるので、とても桜とは思えないが、一つ一つの花は
桜の花に似ている。
似たような咲き方をするものに「イヌザクラ」が有るが、見分け方は
花序の下に葉があるのがウワミズザクラで、葉が無いのがイヌザクラ
上の写真には花序の下に葉があるので、、、、、、、なのである。


早く咲いた二輪草は、実を付け始めている


「良い味出してるねー」って何でも鑑定団じゃ無いんだからね

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後拾遺集に醍醐天皇の皇子・中務卿兼明親王が詠まれたものに
「七重八重花は咲けども山吹の(実)みのひとつだになきぞかなしき」
という歌が有り、私はむしろ、ひなびた山里の少女が、それを知っていた
事に驚く。
にわか雨で、蓑を貸してくれと頼んだ太田道灌に、ヤマブキの花一輪を
差し出して「貧しい我が家には、蓑ひとつも有りません」という意味を
込めたと言われている少女、恐るべき教養である。