みんなの畑だより

柴田農園より、日々ののんびり畑便り。無農薬無化学肥料で育つ元気な野菜と畑、暮らしの記録。

6月の仕事 ラッキョウを漬ける

2008-06-29 15:17:12 | Weblog
「ラッキョウを漬ける」時間のゆとりだけでなく心のゆとりもしっかりと必要なお仕事である・・・というのはよ~くわかってるのです。今年はやめよっかな、と毎年思うのですが、しかしながら畑の片隅で草に覆われそうになりながらも静かにぐっとこらえ根を張っているラッキョウが目の端をかすめると、ついついこの季節寄って行って、大きくなっているかな~と1株引っこ抜いてみたくなり、またそのラッキョが思いがけずおいしそうに丸みを帯びてピカピカの白がきれいだったりすると、「よ~~し!」と勢いづいてしまうのです。

今年もそんな調子で始まってしまったラッキョウ漬け。
なんといっても↑のようにまできれいにするのが大変です。根と茎を切り落とし、良く洗って薄皮を一個一個剥いていくのですが、途中で「こんなことやってらんない」ということになり、薄皮向きはテキトーです。それでも2キロ強のラッキョウをきれいにするのに2時間以上かかりました。作業中、世の中で売られているラッキョウ漬けはどんな風にきれいにしているのだろう、と、何度も繰り返し不思議に思います。が、とにかくせっせせっせと手を動かすといつかは終わるものですね。

今年は塩漬けと甘酢漬けをいくつかのビンに分けて漬けてみました。これまでは大瓶でで~んっと作っていたのですが小分けしてあった方が食べやすいかなぁ、っと思って。味のほうは毎年のように作っているわりには本当に自信ありません。いつもきれいにする作業で疲れきってしまって、肝心の「漬ける」ところまで気持ちが入っていかないというか・・今年こそレシピを保管して来年以降に繋げていきたいと思います。こういう作業は年に1回なので経験を重ねていくことが大切ですね。はい!がんばります。

6月の仕事 種取り

2008-06-23 23:08:58 | Weblog
6月には、いつもの農作業からはちょっと外れるけど、今どうしてもやっておかねばならない!というような仕事がいくつかあるように思います。
種取り作業もその一つ。
写真↑はネギ坊主です。冬場とっても柔らかく甘みのあった長ネギは、春4月頃からネギ坊主を持ち始めます。今の季節、ネギ自体は固く食べるのには不向きな状態になっていますので、最近まで畑の片隅で見向きもされずに放置されていました。が、10日ほど前、ふと思い出しネギ坊主をのぞきに行くと、黒いぽつぽつが!種が熟していたのです。放っておくと種は勝手に落ちてしまうので、急いで坊主を収穫して持ち帰り、乾かし、おとといたたいて坊主と種を分けました。今後、また天日に干して虫などを追い払い、影干し、その後ゴミや土をふるいなどを使って取り除き、袋に入れて冷蔵庫で保管。と、まだまだ長~い工程が待っております。

続いてこちらはグリーンピース。20日ほど前にはピチピチのおいしい豆の紹介をしましたが、今ではすっかりしわしわカラカラの種となりました。畑に放っておくと、梅雨の湿気でかびてしまうことが多いのですが、今年はタイミング良く気付き、えんどう豆3種、絹さや・スナック・グリーンピースを家まで持ち帰ることが出来ました!とはいえ、放っぽっておくと、虫に入られてしまうので、なるべく早く整理して冷蔵庫にしまう必要があるのですが、雑の性格の私にとってはなかなかの試練です。

他に今年は小松菜の種を取り(影干し中)、もう少ししたら空豆の種を取りたいなぁ、と(畑で熟すのを待っているところ)思っているところです。

ジャガイモの様子

2008-06-20 22:03:05 | Weblog
時々このブログに成長の様子をアップしていたジャガイモ君の様子・今日の写真です。約一ヶ月前(5月18日)、すくすく生育中の若いジャガイモの写真を載せましたが、それからこの1月で畝間が隠れるほど葉を伸ばし、そして今は枯れてる途中です。
アンデス原産のジャガイモはこの高温多湿な気候が苦手で梅雨時にはいつも、病気が広がって枯れてしまいます。枯れる時期は品種によって少々ずれたり、また畑によってずいぶんと違ったり、と様々ですが、芋は最後の最後にぐぐんと太るので、1週間でも3日でも長生きを願うこの頃です。
写真のジャガは今年の当農園のジャガイモの中ではけっこう長生きな方です。掘ってみると、大きくなってます!

初期生育がゆっくりだったわりには期待できそうです。ここまではひとまず安心。が、この畑、雨が多いと大変ぬかるみます。出来上がった芋が土中で腐らないか心配。また、土がとっても固いので、掘るのがとっても大変。当農園では芋はすべて手掘りに徹していますが、手だけでは到底掘れません。突き指してしまいます。フォークやスコップで土をほぐしながら、1株1株気の長~い作業です。でも、去年もおととしも出来たんだから大丈~夫。出来のいい芋は(←ここポイント)掘るのが楽しいくらいです。

豆板醤作り

2008-06-12 23:07:05 | Weblog
今年は春の豆たちが豊作でうれしい毎日でしたが、その短い旬もついに終盤。
絹さや、スナックエンドウ、グリーンピースに続いて、空豆も今週でほぼ終わりそうです。
そういうわけで機会を逃さずやらねばならない豆板醤作り。
まずは空豆の下処理。さやから出して茹でてから薄皮をむくのですが、すべて手作業、少々飽きます。が、これもうれしい手作り豆板醤のため!出荷ではねられたかわいそうな空豆のため!可食部豆1.3キロ。
続いてすり鉢で豆をつぶし、トウガラシ(適当)と塩(270グラム)、米こうじ(500グラム)、味噌少々と混ぜ合わせ、容器に詰めて一応仕込終了、棚にしまいました。

ちなみに分量はすべて適当です。初めての豆板醤(もどき)作り、夏になったら開けてみます。本当に出来るのかな?

グリーンピースの季節

2008-06-04 22:40:21 | Weblog
春の豆ラッシュもそろそろ終盤。現在グリーンピースと空豆の最盛期を迎えています。
写真はグリーンピース。ピカピカとして丸くってきれいです。子供の頃は「小さいのにまずい」と思っていましたが、旬のグリーンピースを初めて畑で食べてからは「すっごくおいしい野菜!」へと変わりました。
以前は収穫しながら味見してお腹いっぱいになってしまうことがしばしばでしたが、最近はそんなこともなくなったなぁ、大人になったなぁ、なんて思って収穫していたら、足元では、はながシャキシャキ・・・

自分でとって食べてます。大好きみたいです。えらい!ちなみにグリーンピースのさやは食べられません。スナックエンドウならさやごと頂けます。
グリーンピースは豆ご飯に、固めにゆでたものを濃い目の澄まし汁に浸して浸し豆、バター炒め、玉子焼きに入れたりチャーハン・パスタ・スープにコロッケにとなんでもありです。さやから出してビニル袋などに入れて冷凍しておけば、いつでも気軽に利用できます。是非旬の豆を食べてあげてください。

田植え

2008-06-03 23:04:51 | Weblog
日曜日に(2日前になりますが)無事田植えを終わらせることが出来ました。
写真を見てもらうとわかるように、この小さな田んぼにたくさんの人。農民・都会人合わせて11人の助っ人です。
実は1週間ほど前に水が溜まったことに喜んで、代かき(水の入った田んぼを耕しならし田植えの準備をすること)を張り切った夫・柴田さんは、それから腰を悪くし、先週は5日間ほぼ寝たきり・・・トイレに行くのがやっと、はなのオムツも替えられない、というひどい状態で、それを知った農民友達が他の仲間にも声をかけてくれて、みんなで田植えを手伝ってくれたのでした。おかげで田植えは正味2時間で終了。この忙しい時期のせっかくの晴れ間に手伝ってくれた農民のみなさん、特にありがとうございました!!今度はこちらが手伝いに行くので呼んでください。

腰は要であるということ、田植えの前にはやはり水平取り(田を水平にならすこと)をする必要があるということ(今年は省いた)、苗は大きくいいものをつくるべきということ(今年はイマイチ苗でした)を身をもって感じた1週間でした。
特に腰だけは大事にしたいものです。