みんなの畑だより

柴田農園より、日々ののんびり畑便り。無農薬無化学肥料で育つ元気な野菜と畑、暮らしの記録。

タケノコの季節 到来

2009-03-31 18:28:06 | Weblog
畑で作業をしていると、いつもお世話になっている近所の方から「たくさん掘れたから」とたくさんのタケノコを頂きました。今年初物。しかもまだ3月!3月にタケノコを食べられるなんて初めてのことではないでしょうか。この冬は暖かかったのでタケノコも早いみたいです。
タケノコは私達季節の畑とともに暮しているものにとって大切な食べ物です。4月、1年で最も野菜の種類が少なくなるこの端境期を乗り切るのに、大活躍なのです。
タケノコご飯や煮物、てんぷらはもちろん、マーボータケノコ、中華風サラダ、ぴり辛炒めなどなど、毎日のように食卓に並び、なくなったらまた掘り、をしっかり飽きるまで繰り返します。(よく考えてみると、自分の家に竹林がある、又は誰が掘ってもいい竹林が近くにある、という状況じゃないとそんな食べ方は出来ないですよね・・・うちの場合は後者です。)
「食べ過ぎるとお腹壊すんですよね」なんて相槌を求めたら、「そんなに食べたことないけど」と笑われてしまいました。

早速お昼にてんぷらと汁の実にしました。掘りたてなのであく抜きなしでもおいしくいただけました。
そして夜はタケノコご飯に煮物、加えてタケノコと高菜漬けの味噌炒めがおやき風の皮に挟まれてでてきました。高菜と味噌炒め、なかなか良いアイデアでした。
が、ま、明日はタケノコ食べなくてもいっか、という気になったタケノコの季節初日・・・。


高菜漬けの季節

2009-03-23 18:33:41 | Weblog
野菜にも旬があるように、それを利用する漬物にもやはり漬け時というのがあるようです。
今、ちょうど高菜漬けの季節。
先日おしゃべりした隣の家のおばちゃんもそろそろ漬けなくっちゃぁ、と言ってたし、ここ数日で近所の少なくとも2軒のじーちゃんやばーちゃんが高菜を刈り取っているのを目撃しているので、私もいよいよ!
最近急にぐぐっと伸びてきている茎を摘み取って漬けていきます。
高菜をザザッと洗って、水を切り、3.5%の塩をまな板の上でゴロゴロと馴染ませ、樽に詰めていきます。しっかり重石をしておけば下漬け完了。
1日後には水が上がっていました。また数日したら、漬け汁を捨てて、もう一度漬け直す予定。漬けなおすことであくっぽさが抜けておいしくなるようです。
もっと塩を強くすれば長期間もつし、ヌカを加えればぬか漬けにすることも出来ます。
高菜漬けはご飯の友に、細かく刻んでおにぎりに混ぜたり、高菜チャーハンにおやきに、と、けっこう重宝するので、あると安心です。そして、なんといっても父ちゃんが大好きです。だから毎年漬けておきたい漬物なのに、なかなかタイミングが合わなかったり(言い訳)忘れてたりしちゃうのですよね。毎年確実に淡々と仕事をこなす近所のじーちゃんばーちゃんはさすがです!

トマトの植え替え

2009-03-20 18:20:33 | Weblog
ざっと雨が降り天気が崩れたので、育苗ハウスに行ってトマトの移植作業を行いました。
トレイに筋に播かれたトマトがぎっしりと育ってかなりきつそう↑こちらは大玉トマトの「妙紅」。昨年はじめて作ってみて、味が良く作りやすかったので、今年も採用です。実は一緒に播いた、いつも種取している中玉トマトの「メニーナ」は発芽不良・・・昨年の種取りを失敗したようです。毎年適当にやっていてもそこそこ上手くいっていたのに、なんでなんでしょう??
気を取り直しておととしに採取した種を播いたら、そちらはちゃんと発芽しました。一安心。


のびのび~したけど、ちょっとぐったり~夕方にはちゃんと立ち上がってました。香りはすっかり1人前のトマトです。夏が楽しみです。

はなと私が大好きな枝豆とトウモロコシ。トウモロコシは種取りですがこちらはよく出ています。

すくすく育つセロリ。生でもちろんおいしいし、きんぴらや佃煮、スープに、なかなか重宝します。


ジャガイモ植え2009

2009-03-17 21:09:46 | Weblog
今年も無事ジャガイモの植え付けが終わりました。
私達の住む地域では1年に1回しか収穫出来ないジャガイモ。
夏に掘りあげた芋を貯蔵して翌年春まで食べ続けるため、失敗するとかなり長い間痛い思いをする作物・じゃが芋。
今年は少肥栽培を試みております。
いつもなら畑全体に肥料をまき、耕運して、種芋を植え付けるところですが、今年は肥料の全面散布はせず、芋を植えた横の溝に、又は芋と芋の間に一掴みのボカシ肥料を置き、土をかけるという方法をとってみました。このためかなり肥料を減らすことが出来ました。昨今値上がりし続けている肥料・米ぬかの節約、ボカシ肥料を作る労力の節約。そしてなんと言っても、飽食時代を生きる芋より食糧不足の中でもたくましく生きる芋の方が健康なような気がするのです。そんな芋を目指して。
ちゃんといい芋が出来るのか結果がとても心配ですが・・・

ジャガイモを植えた日は、風もなく穏やかに晴れ上がって、本当に気持ちの良い日でした。裸足で駆け回る子供のつられて、つい私も久々に裸足になって植え付け。すると驚くほどに感じる足の裏の感覚。土は見た目よりもゴロゴロと当たり、草はくすぐったかったりチクチクしたり。久々で面白かったです。たまには是非お試しください。

農閑期終わる

2009-03-10 21:41:11 | Weblog
春です。暖かい、というだけでなんて幸せな気分になれるのでしょう!春。
数日前まで雨がちな日々が続いていたので気付かなかったのですが、農閑期は終わったようです。気がつくとやることがいっぱいです。

今日は出荷でしたが、昨日から作業を詰めて詰めて、なんとかこの晴れ間でジャガイモの植え付けが出来るようにとその準備をする予定を組み、さていざ朝起きてみると畑は昨夜の雨でびしょびしょ。重くぬかるむ畑が多いので、しばらく晴れが続いてくれないと植えられないのです。う~~ん残念。急遽予定変更で2回目の温床を踏込みました。
出荷のバタバタした中で、遅れて私がハウスに着くと、上の写真の状態。ほぼ終了して、みんなご機嫌でした。年末から集めてあった落ち葉はしっかりと雨水を含み、いつものようにホースで水をかけながら踏込む必要がなくって一人でも簡単だったみたいです。めでたし。
今度の雨には(金曜日かな?)なすやピーマン、トマトの種まきを、明日明後日で畑の除草とジャガイモの植え付けをやってしまえたら一安心なのですが、そんなに上手くいくでしょうか?早く寝て明日に備えます。

エンドウ食われる

2009-03-02 20:53:21 | Weblog
久々に雨のない日が続き、ぬかるみがちなうちの畑でもやっと仕事が進みそう、と、昨日から張り切っていた大切な晴れ間、今日。
朝一番、日課の畑にある育苗ハウスの管理から戻り掛け第一声「エンドウが食われた」とオット。
ガガ~ン・・・解説すると、11月に種まきして冬の寒さを乗り切り最近にわかに勢いづき始めたエンドウ(5,6月においしいスナックエンドウとグリーンピース)がにっくきヒヨドリ達に食べられてしまった、というのです。(↑葉っぱがなくなって茎が残っています)先日草取りをしてネットまで張ったところだったというのに。とても楽しみにしているというのに。
という訳で、今朝はエンドウとその横でやはりかじられていた空豆にネット掛ける作業から始まりました。
ヒヨドリは毎年1・2月に群れでやってきて、畑の野菜を一気に食い尽くしていく厄介な鳥です。野菜に被覆していれば防ぐことが出来るので、今年はこれまで難を逃れていたのですが、ここ1週間、被覆がはがれていた冬越しキャベツ(一部)が消滅、寒さ除けカバーをとったばかりだったほうれん草がやられ、白菜がつつかれ、とうちの畑のあちらこちらで被害が拡大。そして今朝はついにエンドウ・空豆まで!育苗ハウスの中で成長中の苗たちも心配なので、出入り口にはネットを、脇には紐を張って防ぎました。
このような細々したトラブル対策に意外と時間をとられるものですが、今日は無事1回目に播いたキャベツ・ブロッコリ・カリフラワーの定植を終えることが出来ました。こちらにももちろんヒヨドリと寒さ除けのカバーをかけておきました。これでたぶん安心です。