みんなの畑だより

柴田農園より、日々ののんびり畑便り。無農薬無化学肥料で育つ元気な野菜と畑、暮らしの記録。

なんと・・・はな、父ちゃんと寝る。

2008-11-28 23:52:43 | Weblog
(本日ははなの断乳についてお話です。興味のある方のみ読んでくださいね。長めかも。)

1歳6ヶ月半を過ぎたはなは今日で断乳3日目です。
数日前までおっぱい大大だ~い好きだったはな。
こんなはなからおっぱいを取り上げてもいいものか?と悩みつつも、夜の授乳が寒いし眠いし大変だし、お出掛けするときの授乳は面倒くさいし、もうはなおっきいし・・・などいろんな理由から迷いながらも決行したのでした。

初日の夜は大泣き。こんなにかわいそうな思いをさせてまで、止めなきゃならないものなのか?と私まで涙涙・・・私の決意はぐらつき父ちゃんにまで「かわいそうだからあげちゃえば」なんて言われ。それでも私は断乳というのがいったいどんなものなのか知りたい、という思いもあり、なんとかなんとかこらえました。
昨日2日目夜、まだ「パイパイ、パイパイ」とかわいい声で求めてきますが、「もうバイバイしたよね、いい子だよね、母ちゃんそばにいるからね」な~んて優しい声をかけていると、ちょっと泣いてから、案外すんなりと寝入っていました。
そして本日3日目さっき、眠る直前まで遊んでいて、先に布団に入った父ちゃんに呼ばれてはなも横になり、あっという間にコテンと寝てるではありませんか?なに~もうおっぱいも母ちゃんもなくっても、眠れるのか~?!とびっくり。母ちゃんにおっぱいないから父ちゃんでもいいのか???とちょっとショック。
子供の成長の早さってすごいです。一方で私は、はながおっぱいが欲しい時に手でする仕草や、おっぱいもらえる前にするうれしそうな顔、くわえながらニコッとする時のほっぺはもう見られないのか、と、まだ寂しい気持ちでいっぱいになるときがあるのです。とはいえ私も、もうしばらくしたら開放の喜びに満たされるのでしょうけれど・・。
親を求める子供の短い時間をますます大事にしたい、と思った出来事でした。

キムチの季節

2008-11-25 23:00:22 | Weblog
今年は1週間ほど前に遅めの初霜が降ってから、急に冬がやってきているような気がして、今日は恒例の第一回キムチ作り。

まず白菜の塩漬けから始まります。
↑写真はおととい3.5%塩で漬け込んであったものをよーく絞っています。
今回は上手に塩漬けが出来ました。白菜って塩で漬けただけで、なんてこんなにもおいしいものなのだろう・・・ご飯がいくらでも食べられる・・などと何度も思いながら、し~っかりと絞りました。白菜がお近くにありましたら、是非塩漬けだけでもやってみてください。白菜の甘みが引き立ちます。

続いて具(ヤンニョム)作り。
塩もみして搾った大根、人参、ネギ、生姜、ニンニク、炒りゴマ(以上柴田農園産)と(以下頂き物又は購入物)韓国トウガラシ、アミの塩辛、昆布、りんご、黒糖を適当にボールで混ぜます。
いつも何度も味見して、やれ甘みをもっと、とか、辛さが足りない、だとか、ゴマ!だとかいろいろ2人でうるさく時間がかかるところですが、今回は味見1回のみであっさり決めてみました。何度も味見してると、ど~せ口の中が辛くなってよくわかんなくなっちゃうのです。

続いて搾った白菜にヤンニョムをもみこんで、樽に収めていきます。
本当なら葉の1枚1枚の間にヤンニョムを挟み込んでくるっと丸めていくところですが、毎年2~3回の白菜キムチ作りをやり続けている私たちにとっては、この作業が1番面倒なことろ。最近はヤンニョムの中に白菜をうずめてもみこみ→樽へ。ヤンニョムは適当に白菜の隙間を埋めるようにのせていきます。(葉っぱに挟んだりしません。)この手抜き作業によってあっという間にキムチは樽の中へ収まりした。
量も少なめでしたが、ほぼ1人で1時間くらいのキムチ作り。これくらいさっぱりできると、日常的にキムチがたくさん食べれそうです。なくなったらまた作ればいいですもんね。
という訳でキムチの季節が始まりました。おかずに鍋に炒め物に、強い見方が出来ました。が、はなが食べられないのがすごく残念・・

大豆の脱穀

2008-11-21 22:19:22 | Weblog
は、早い!
こんなに早々と畑の大豆が片付いたことがいまだかつてあったでしょうか!(いや、ないです。)
こんなに素早くガタガタと音を立てながらあっという間に脱穀されていく大豆たち。
昨年までは刈り取った大豆を手でたたきつけて脱穀という古風な方式をとっていたのですが、そしてそれはだいたい年明けの仕事だったのですが、今年は昨日思いついて今日、農協から豆用の脱穀機を借りてきて半日仕事大豆の脱穀が終了しました。
脱穀機の素晴らしい働きに、はじめ、しばし感動。去年までの私たちってなんだったのか?そして来年も絶対借りよう!と決意。
いつも手こずらされる怪獣はなゴンは大好きな豆拾いにいそしんでいるし、

今年は豆が豊作で気持ちの良い作業でした。
豆は3種類、黄色っぽい八郷在来、緑がかった青御前、そして黒豆。
100K超える収量だそうです。さて、どーするか・・・


ヤーコンの花

2008-11-13 22:30:06 | Weblog
今日は久々に気持ちよく晴れて、日中は半袖で作業が出来るほどの暖かさのなか、里芋の堀上・貯蔵作業に汗を流しました。
強い霜が降りて、里芋が傷んでしまわないうちにすべて堀上げ、穴に埋めて貯蔵するという毎年恒例の作業です。詳しくは去年の11月10日のブログへ。だいたいおんなじことやってます。今年もこの畑はよく出来ました。畑があっているんだなぁ。


さて、楽しく里芋堀しているその横ではヤーコンが思いがけず背を伸ばしていました。植えつけただけで放っておかれていたヤーコン。よくみると茎の先ずいぶんと高い位置にとっても可憐な花が!
大きな背丈とガサガサした葉っぱとは対照的に、小さくってかわいい黄色い花。初めて気付きました。霜が降れば枯れてしまうというのに。
ついでに初めてヤーコン掘ってみました。

けっこういっぱいついていて、しかも肌がきれいでうれしくなりました。
で、利用法なのですが、早速お昼にきんぴらに。夫の評判がイマイチ・・・私はいいと思うんだけど。梨とジャガイモの間のような食感で、生でも甘みあり。
サラダやてんぷらにも良いと聞くので、明日にでも試してみます。

贅沢に!

2008-11-10 22:17:26 | Weblog
さて、何が贅沢なのでしょ~か?



じゃじゃん、答えはワラのこの使いっぷり。

1週間前にやっと、残っていた稲の脱穀がすべて終わり、天日干しのために組んでいた木の棒(小田足と呼んでいます)や小田足に渡す長い竹(長柄・ながら)そしてワラもすべて回収、片付けました。その時わらの3分の1程度はそのままこの畑へ。
ワラは私たちにとっては貴重なものです。冬、芋の貯蔵穴に入れて保温に活躍、春、育苗に使う踏込み温床の枠に利用、夏ビニルマルチを使わない私たちの畑では果菜の株下に置かれ、除草と保湿に大きな効果を発揮します。また、ワラは①乾いているので(米と一緒に天日干しされているので)保管でき使いたいときに使える、②しっかりと束ねれば持ち運び自在、いっぺんにかなりいっぱい運べる、という利点もあり、物置ハウスに積まれていると、なにやら安心感すら感じるのです。

すっかり前置きが長くなりましたが、とにかくこの大事なワラをいきなりこんな大量に贅沢に使って、ここはなんなのかというと




じゃじゃん、イチゴが植わっているのでした!
この秋、近隣の有機農家さんより分けてもらったイチゴの苗。(感謝)
植えただけでほっとかれていましたが、ここでやっと一度除草に入り、その後めでたくワラに覆われました。来年イチゴはランナーと呼ばれる茎を多数のばしてどんどんどんどん増えていきます。そうなってしまうと草取りはもう不可能になりますので早めに手を打ったわけです。貴重なわらを贅沢に使っているあたりに、このイチゴの重要度、期待度が感じられますね。5~6月の収穫だそうです。来年よりも再来年が収穫のピークになるそうです。きつい農作業の合間においしいイチゴが待っているかも知れません。