みんなの畑だより

柴田農園より、日々ののんびり畑便り。無農薬無化学肥料で育つ元気な野菜と畑、暮らしの記録。

灰汁から!こんにゃく作り【ちょっと失敗編】

2010-10-22 18:27:41 | 加工
しばらく前から今年は草木灰から灰汁(あく)をとってコンニャクを固めてみよう、とたくらんでいました。
これまでは市販の「コンニャクの素」とかを使ってこんにゃくを作り、それはそれで大満足していたのですが、以前、農家の大大先輩が、草木灰から作るコンニャクについて、
灰汁を取るときは、紙などは入れないようにして薪ストーブを燃してね、その灰に水を入れて上澄みを取るんだけど、それが琥珀色でと~ってもきれいなの、とか、
灰汁で作ったコンニャクはえぐみがなくってやさしい味なの、とか
目を輝かせながら話してくれたのを聞いて、とってもうらやましくなっていたのでした。

4,5日前に、裏庭のコンニャク芋を掘ってありました。
水曜日、かまどに火をつける用があったので、そのときに草木のみを燃すようにしておきました。ついでにその灰を鍋にとって水を入れておきました。
雨のぱらついた木曜日、とうちゃんが風邪気味で元気がない!チャンスです。

手作りコンニャクにはいろんな作り方がありますが、今回は
① コンニャク玉を洗い芽を取り、皮はほどほどにむいて、適当な大きさに切る。
② ①を柔らかくなるまで煮る。(40分くらい)
③ 芋と煮汁、水も加えてミキサーにかけてボールにあけてよく混ぜる。混ぜながら水を足す。
④ ③に灰汁を加えてよく混ぜ、成形して沸騰した湯で30~40分ゆでる。
⑤ 水にしばらく浸して出来上がり。

ネットで調べても作り方も分量も本当にまちまちで、、ま、とにかくやってみるしかないな、と適当に始めてしまったのが間違いでした・・・
④で角皿に詰めて成形したつもり、だったコンニャクを茹でようと手に取ったら、あれれ、固まってない!急いで残っていた灰汁を足して混ぜる混ぜる。仕方ないので1つ2つ、一応丸めてお湯の中へ。ん、まだ柔らかすぎる・・再び灰汁を足して混ぜる混ぜる。と、数回繰り返し、終了。
かなり柔らかすぎるコンニャクが出来上がりました。

食感はとろん、としています。ものによっては今にもとろけそう。
味は良いです、やさしい味!
出来立ての夜は刺身コンニャクで。見た目マグロじゃん!(色は違う)と、夫も喜んでくれました。
味がしみやすく、お醤油をつけてごはんにのせたら漬け丼みたいじゃない?!(マグロの味はしません)、ドレッシングと和えてもおいしそう!と盛り上がる。
煮物に入れても味がよく入っておいしいし、失敗作とはいえ大喜び。
横にいた夫に「おいしいよね、おいしいよね?」と同意を求めると、「こんにゃくだし・・・別に美味しいもんでもないよね」
と、家族間の温度差はありますが、ま、いいでしょう。

次回は、灰汁を取るときに灰と水の分量を量って作り、いつも灰汁の濃度と草木の内容を一定に!
そしてコンニャクイモをこねながら足していく水と灰汁の量を調整して!
まだまだいっぱい今回の失敗こんにゃく残ってるんですが、今から次回が楽しみなってきました。


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2 コメント

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味は最高 (kawasemi)
2018-11-15 02:47:33
灰汁のコンニャク味は最高ですね。市販コンニャクと違い「芋の味」がしますね。軟らかいのは灰はpHが高くないからでしょうね。豆腐も「にがり」が少ないと軟らかいけど、その分味が格段に美味しくなるのと同じと思う。すくい豆腐ならぬ、すくいコンニャクにしてみたら!
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Unknown (みんなの畑だより)
2018-11-24 08:07:47
コメント、ありがとうございます!
本当に、豆腐もにがりの量を抑えて作ると、豆の味を大事にできておいしいですよね。
最近も冬場になるとこんにゃく作り続けていますが、なるべく灰汁を減らして柔らかコンニャクを目指すとゆでた時に散ってしまうこともあり、まだまだ試行錯誤中です。でもやはり手作りこんにゃくは美味しい(^^♪
自分でもすごく懐かしい記事にコメントいただき、ありがとうございました。
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