今週は初めてのお醤油絞りに挑戦していました。1年前初めて仕込んでみたお醤油です。仕込んだのが初めてなのだから絞るのも初めて。実際見たことも触れたこともなく、ネットと聞いた話とわずかな参考資料を頼っての醤油絞り。でもまぁ、我が家食べる分なのだから、とにかくやってみればいいよね、ということで始まりました。
本当はしょうゆ絞り専用の絞り袋と絞り桶(「ふね」というそう)、そして絞り師さんがいれば完璧ですが、どれもないのでうちにあるもので手作り、というかあり合わせです。
さらし木綿を縫って作った袋に、1年間お世話してきたつもりの「もろみ」(大豆と小麦で作った醤油麹に塩水を混ぜたもの。どろどろしています。写真とっておけば良かった・・)を入れて、口を折り返して重ねます。白かった布袋があっという間に醤油色になり、チョロチョロと流れ出す醤油。
様子を見て重石をのせる。またチョロチョロと流れ出る。
このやり方では圧が弱いのでちょっとずつしか絞れません。というわけで時間をかけました。時折袋のもろみを動かしながら、下に溜まったしょうゆを別の容器に移しながら、1番絞りで丸2日。その後搾りかすを鍋に取り出して水を加えてあたため、2番絞りにもう1日。基本放っておくだけで、ちょっとした作業は朝飯前仕事。昨日とおとといの朝で1番絞り、1番+2番絞り、をそれぞれ火入れし、アク取り、と思ったらほとんどアクが出なかった・・のはなぜだろう??ちょっと不安になる・・・が、とりあえず、見た目も香りも味もしっかりしょうゆ!が出来上がりました。
塩分濃度にちょっと不安が残りますが(特に2番絞り)、それは来年への課題とします。(来年はホンモノの醤油絞りを見学・学ばせてもらおう!♪)
今は火入れした醤油を樽に入れたまま落ち着かせているところ。1週間位してしっかり「おり」が沈んでから、ビンに移し変える予定です。と、いう訳で、うちの醤油さしには絞りたての生醤油が入るようになりました。とっても美味しい♪ような気がする~よくわからないけど、とにかく豆と小麦が1年かけて醤油になったことがうれしいです。
あとは、大量に出た絞りカスをどう利用できるかの模索(昨日ラデッシュとカブを漬けてみていますが)、そしてこのGW中に今年の醤油麹を仕込みたいと思います。