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『健保連海外医療保障』届く!

『健保連海外医療保障』80号が1週間前に届いた!

私が書いた論文のタイトルは、「スウェーデンにおける高齢者ケアの現状と高齢者ケアに関する情報公開の先進性」。

pp.7-21

発行主体は、健康保険組合連合会 社会保障研究グループ

ただし

値段はついていない。市販はされていない。

結局、読者は、関連行政機関や関連研究者だけなのであろう。

そのような非売品であるが、真面目に取り組んだ。

その結果、6000字までというオファーを軽く破ってしまい、9000字書いてしまったが、『健保連海外医療保障』の編集を担当されている方が、大目にみてくださり、全文ノッケテくださった。

図表については、分量の制限が最初からなかった。

実証研究を標榜し実践している小生にとって、これは、ウルトラありがたい話であった。

この論文もいつも同様、書き下ろし(新作)であった。

内容については、読んでいただいた方の判断に任せるしかないが、

うちのカミさん含めて誰も褒めてくれないので、以下の点について、自分で自分を褒めてやりたい。

スウェーデンは今年に入り、高齢者ケアに関して、全国を網羅するデータベースを2種類公表した。

一つは、スウェーデン社会庁(Socialstyrelsen)が発表したA:ldreguiden。

スウェーデンのS:ABO(介護の付いた特別住宅)のほぼ全体について、12項目にわたり、点数化(1点ー5点)したものである。家族があるいは自分が入りたいと思っているグループ・ホームなりナーシング・ホームが12項目についてどのような点数をゲットできているか一目瞭然である。

おまけに、そのコミューンの各項目平均点、レーンの各項目平均点、スウェーデン全体の各項目平均点が掲載されているので比較可能である。

もう一つは、スウェーデン・コミューン・ランスティング連合会が公表したデータベース=高齢者ケアの情報公開2007。

これは、290コミューン全てについて、またランスティング全てについて、5項目13要素のデータ、全国における順位を示したデータベースである。

どちらのデータベースもその全容を紹介することはできなかった。

正確に言うと、前者は1800以上のデータが入っているので、全容を示すことはできない。今回は12項目がどのようなものであるか、いくつかのS:ABOを例に説明した。

後者は、5項目13要素がどのようなものであるのか説明し、特に小生が関心を持った3項目(カテゴリー)4要素に焦点を絞り、全コミューンのデータと順位を紹介した。

後者のデータベースについては、順位だけでは変わりにくいので、偏差値を載せておいた。

9月の韓国ゼミ旅行から戻ってから、締め切りの10月末まで毎日かかりっきりで、この論文に取り組んだ。

2009年度中には2冊目の単著を出す計画であるが、このデータベースに関しては、しっかり取り上げたいと思う。特に後者のデータべ-スは、ごく一部しか取り上げていないので、5項目13要素全て

完全制覇することが2009年の目標である。

 

 

 

 

 

 

 

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