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社説のドデカイ・ミス!

このブログに時々コメントを頂戴する中学時代の恩師、シカテツ先生は国語を担当されていた。

シカテツ先生は、新聞の社説を要約するという課題を時々私達に課した。

以来、朝刊の社説から読む習慣ができた。

いつものように、2つの新聞の社説から読んだ。

中日新聞の社説の「介護報酬改定」を読んでいて、激しいミスに気付き

思わずキョトンZZZZ!

もともと小さな目が、激しく小さなテンとなった。

社説の後半に、「高齢化がピークを迎える2025年」という表現がある。

私のゼミ生なら、そして前期の福祉論aで評価がSかAであった受講生なら、この表現が明らかに間違っていることが分かるであろう。

私は無意識のうちに受話器を握っていた。

代表電話に電話すると、「読者センター」に回された。

ひとしきり私のメッセージを聞いた後、その社説は、東京新聞が担当していますと。

私は無意識のうちに東京新聞・読者応答室に電話していた。

同じメッセージを、窓口のNさんというオバチャンに伝えた。私としては、社説を書いた論説委員に直接話をしたかったのだが、一般読者とは直接話ができないシステムになっている。

そのNさんは、全ての読者の窓口になっているのだが、社会保障にも詳しいようで、件の2025年は、『社会保障国民会議』の資料に明記されていますとおっしゃる。

では、その資料をFAXしてほしいとリクエストしたが、そういうサービスはしていませんと。

そのかわり、論説委員にすぐ連絡し、その結果をお電話しますと。

1時間ほどして電話が鳴った。Nさんからだ。

論説委員が「速やかに検討します」と。

Nさんが二役やってる可能性もあるが、検討した結果を待とうではないか。

それにしても、『社会保障国民会議』が、「高齢化がピークを迎える2025年」と表記していたとするならば、超・大問題だ!

この会議は、民間の有志が組織したものではなく、首相直属の組織で

内閣府に事務局がある。

国の社会保障の舵取りをする組織が、そのようなミスをするはずがない、と思いたい。

確かに、社会保障費のシミュレーションを2025年をレンジとして行っている。

東京新聞の社説執筆者はそれを勘違いして書いてしまったのではないか。

思わず、内閣府に電話をかけたが、土曜の午後でつながるわけもなく、おまけに年末年始に突入なので、間が悪いこと、この上ない。

熱しやすく冷めやすい私の性格が、2009年1月5日(月)まで果たして持つだろうか。

イチャモンのピークは、2008年12月27日だったかもしれない。

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